Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

和歌山一人旅 1日目

2016-04-09 | 旅に出た
いつもは11月の勤労感謝の日といえば千葉国際駅伝ですが(笑)、
中止になったのと、仕事が忙しく連休でないと出掛けられないのとで
下旬の3連休に11月恒例の旅行を企画しました。11/2に休みを取れば
4連休だったけど、私が全日本駅伝の日に旅行に行くわけがない(笑)。
9月に富山に行って、全く足を踏み入れていない県の中から今度は
和歌山をチョイス。和歌山といえば高野山と熊野ですが、熊野は
他のエリアと離れてるので3連休のない年に熊野だけで1泊2日で
行くのがいいかな?とかつて女人禁制だった高野山に決定。
夏は蚊が多そうな気がして以前から秋に行くつもりではいました。

帰りは関西国際空港→羽田空港のチケットを取っていたのですが、
行きは仕事の状況次第では日程短縮の可能性もあったため空路を
確保できず新幹線、4時起き。5時前の起床は尾瀬以来か?
5時過ぎに家を出るも夜明けの兆しすらなし(笑)。
宵の明星はよく見かけるけど明けの明星見るの初めてだよ!
明かりが少ないので北斗七星など星がよく見えた。
車もパトカーくらい。電車には登山者がちらほら。
新幹線朝早いからと油断してたら大混雑で座れねー!
連休初日でみんな京都観光に行くのか、すし詰めでした…。
隣の女が満員の中化粧始めて肘で押してきて、親の顔が
見てみたいと思ったら目の前にいた(笑)。
ホームに下りたらまず深呼吸。2時間立ちっぱなしの脚より
鼻のダメージの方がありましたねえ。嗅覚ってデリケートです。
隣が臭くて眠れなかったら地獄という理由で夜行バス使わない
くらいです。でも今回は混みすぎだったので、終電で大阪まで
移動してカプセルホテル泊とかでもよかったかなと思いました。

名古屋駅でも思ったけど、新大阪駅の改札出た後の地下鉄の
案内って分かりにくいですね。よそ者には不便です。
なんば駅で南海に乗り換え樽井駅下車、これまた位置がよそ者には
一見分かりにくいバス停からコミュニティバス南回りに乗り
(待ち時間でカロリーメイト昼食…笑)支援学校前で下車。
最初の目的地は重森三玲の「法林の庭」がある林昌寺です。
看板があったので進むと竹林の裏道。「着くのか?」と不安に
思いながら歩くとお寺発見。バス停から思ったより早く(10分ほどで)
着いたと思います。庭は見学自由で拝観料は取っていません。
ツツジの植え込みに立った石がいくつもそびえる池泉庭です。
手入れもされてて割と好き。薄い石も多くて見る角度によって変化が
あります。庭は一ヶ所だけなのでさほど時間は掛かりませんが、
バスがしばらく来ないのでゆっくり見学。とはいえ帰り竹林の中で
迷子のリスクがあるので(笑)早めに切り上げ。「ここにお堂と
大木があったな…」と行きの記憶を思い出しながら進んだら迷わず
帰れました。救いようのない方向音痴だと危ないかも(笑)。

裏技的ルートになるかもしれませんが、砂川駅から1日3本運行の
岩出駅行き和歌山バス(りんくうタウンか樽井駅始発っぽい)で
県境を越えて初和歌山県!根来寺で下車して拝観です。
知らなかったがちょうど「かくばん祭り」をやってて賑わってた。
拝観料も庭以外無料になってました。法話で人だかりだったので
大伝法堂の結構大きな仏像はゆっくり見られず。大塔かなり
でかいなと思ったら木造真言大塔としては最大らしい。
他にも大正琴や鉄砲隊の披露もあったようですが目当ては庭。
江戸初期の名勝池泉式蓬莱庭園とのことで、和歌山城から移築
したとか。渡り廊下を進むとお堂があり、密教の仏具や屋内にある
閼伽井が特徴的。庭から見える、堂の半分白壁半分木のままの
丸窓のような円がおしゃれですね。抹茶と茶菓子付きで200円でしたが
いつもは境内全て共通500円とのこと。手水鉢が独特で初めて見るタイプ。
いろいろ出店してたので何か買い食いしようかと財布を開けかけましたが
リュックの中に溶け始めたチョコがあるのを思い出してやめました(笑)。
根来寺から粉河寺までの直通バスはないし乗り継ぐバスも来ない時間帯
なので、やや距離があるがチョコ食べながら根来東バス停まで歩く。
途中根来寺の大門発見。今は寺境内と離れてるけど昔はここら一帯領地
だったのかも。奥の院御廟所は時間が足りないと思って寄らなかったけど
結果的に時間が余ったので行けばよかったな。

粉河駅方面のバスでお次は粉河寺。猫2匹いた!本堂への段差を利用した
石組の庭園は拝観料なしで自由に見られます。滝を表した部分に
橋っぽい石が架かってる。向かって左側の方が好みですね。
縦に細長い石は何を表したんだろう。桃山時代だからか豪快さもある。
もう一つ庭があるらしいけど非公開。六角堂は半分だけが堂内というタイプ。
粉河寺の奥にある十禅律院は拝観料200円が別に必要です。予定には
なかったですが庭があるとのことで入ってみました。外観も中の壁紙も
荒れてしまっているのが残念ですが、紀州藩主創建のため床の間は格式ある
タイプでした。天井の一隅に抜け穴。庭は江戸末期のこじんまりとしたもので、
近くの竹林が手入れされず茂りすぎたとのことですが本来の借景は和泉~
葛城の山地。こちらは天台宗なので高野山じゃなくて比叡山の方です。

粉河駅まで歩き、ICカードの使えないJR和歌山線で橋本まで移動。
ゆるやかに流れる紀ノ川沿いを走る。南北を山に囲まれた地域なので、
平地部分は川によって作られたんでしょうかねえ。
橋本駅周辺は何故か塾ばかりで飲食店少ないのでバーミヤンで夕食。
五目麺選ぼうとして「いやいや普段冷凍食品で食わないのを食おう」と、
香港風三元豚酢豚に餃子・半チャーハンセット。ファミレスだし
約1,000円で済んだけど、1,386キロカロリーは多いね(野菜も少ない)。
翌朝早すぎてホテルの6:45からの無料朝食使えないので(松阪の時も
思ったけどもう少し早く始まってくれるとなあ)コンビニでパン購入。
地元のスーパーも近くにあったからそっちでもよかったな。

魅力的な庭園を持つところもあるので最初は高野山の宿坊に泊まることも
考えたのですが、一人で泊まれる宿坊が少ないのと、初日早い時間に
チェックインしなければならないのと、コインランドリー使うにはやっぱり
ビジネスホテルでないと…で断念、結果よく使うルートイン(笑)。
禁煙室取れずに喫煙室。満室らしいけどみんな高野山行くのかしらん。
大浴場はラジウム温泉らしい。コインランドリーの洗剤は別売だった。
乾燥機から洗濯物を取り出す時にまた大浴場に入った時のこと、
女湯の暗証番号忘れて入れないおばさんが立ち往生してて私に「どうぞ」と
言ってきて戸惑った(笑)。「そこは『どうぞ』じゃなくて『番号持って
ないので開けてください』だろうに」と思ったけど、カタコトの外国人
だったのかもしれません。ところでテレビ付けたらアド街やってたけど
あれ関東以外で放送する意味あんのか?和歌山県民が見ても仕方ないような。
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