Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

第2回滋賀一人旅 4日目

2015-04-11 | 旅に出た
最終日は前から行きたかった湖東三山です。
当初はシャトルバスの利用を考えていましたが
例年より運行開始が遅く利用できなくなりました。
前に計画した時も開始が遅くて旅行を断念しており、
もう断念したくない、今回は意地でも行こう、と。
自力で路線バスとコミュニティタクシーで行くか
現地発着の定期観光バスを使うかの二択でしたが
金額的にあまり変わらず、それなら早起き不要で
確実に座席にも座れ効率的に回れる後者にしようと
湖国バスのコースに予約をしました。
湖東三山のほか、永源寺にも行くコースです。

定期観光バスの出発が彦根10:35と遅いので
8時まで寝ていられました(前夜遅かったからね…)。
9時にホテル出発、彦根に着いたらまずアルプラザ
(滋賀県でお馴染みのスーパー平和堂です)で
お土産を購入。カイツブリの菓子がありましたが、
どうも福岡名菓のひ○子と鎌倉名菓鳩サブ○ーに
似てるような…(笑)。ひこにゃんの縄張りである
彦根なのにふなっしーグッズが侵入してた。

彦根駅東口から定期観光バスに乗車します。
座席は先着順ではなくあらかじめ決められてます。
ちなみに帰りの下車場所は最後の拝観後に決めます。
私は関東に帰るので新幹線の米原駅下車で。
遅い出発でしたが、結果的には各寺ちょうどいい
拝観時間でスムーズに観光できてよかったです。
車内で集金。天気予報より気温が上がってポカポカ。

基本的に湖東三山と永源寺は山寺でして、上にある
本堂まで上り、下りて帰ってくることになります。
足腰の弱い方には4寺全部上るのはきついかも。
いずれも平日にもかかわらず混雑しており、石段では
人の頭しか見えないなんてことも。休日は駐車場に
車が入れず渋滞になるかもしれませんね…。
どこも紅葉は見頃で、いい時期に行きました。

最初の金剛輪寺、本来は意外と距離のある石段を上って
いくのですが、観光バスだと途中までバスで上るので
楽ができます(笑)。石段の上にある本堂にお参りし、
三重塔を見たらすぐ千体地蔵の並ぶ石段を下ります…
というのは拝観時間が65分なので、ゆっくりしてると
下にある明寿院の庭園を見る時間がないからです。
個人的には湖東三山の中では一番お気に入りの庭です
(他の参加者は最初の記憶が薄れたのか紅葉の数が
最重要項目なのかラストの永源寺派が多数でしたが)。
池泉回遊式庭園であり、桃山、江戸初期、江戸中期
作庭の3つ構成になっています。やはり桃山時代の庭が
一番素敵。江戸時代初期の庭では水面に散り紅葉が。

西明寺は金剛輪寺とそれほど離れていません。
本堂へ上っていく道は石段のほか蓬莱庭を通る道も
ありまして、こちらを上っていきました。蓬莱庭もまた
池泉庭ですが、ガイドさんが本堂まであまり止まらずに
行ってしまうためゆっくり見る暇はなかったです。
池の糸がなあ…。庭に限らず境内は苔が結構生えてます。
拝観時間は40分の予定が50分になりましたが、それでも
本堂にいたお寺の方は説明を手短にしていました。
時間があれば三重塔にも入れるようです。

門前の食堂で昼食、食事代も料金に含まれています。
混雑の時間帯を避けるためか、昼食は1時過ぎでした。
近江牛(脂身ばっかり…)、鯉のあらい(初鯉でしたな)、
鴨ロース、鮎の佃煮、丁字麩など郷土料理を含む御膳。
旅行中あまりご当地グルメ食べてなかったので好都合。
駐車場の女子トイレは和式ばかりで、年配の参加者の
方が「膝が悪いのに困る」と嘆いていました。

・高齢化で足腰の弱い年齢の方が増えている。
・若者は自宅のトイレがほぼ洋式化しており和式に不慣れ。
・床が汚れやすく不衛生、汚れが靴に付着しその靴を触ると
 感染症の原因になる可能性もある(靴をビニール袋に
 入れて拝観する寺とかあるけど、あの袋の中って誰かの
 靴底の汚れが付いてるかもしれないよね)

以上の理由から、公衆トイレや施設のトイレを和式から
洋式にどんどん変えてほしいなと思いますね。
前日行った道の駅もバリアフリートイレ以外全て和式
でしたが、バリアフリートイレって基本的に1つだけ
なので、皆が使おうとすると混んでしまいます
(中国人の中には洋式の使い方を知らない人もいるので、
中国人の多い場所は一つくらい和式があってもいいけど)。

お次は百済寺。「くだらでら」と読んじゃいそうですが
音読みで「ひゃくさいじ」と読みます。
百済系の渡来人がこの辺りに住んでいたそうです。
まず喜見院の庭園を見てから本堂に上っていきます。
ここも池の少し上に糸を張ってましたね。混雑していて
後ろにも並んでますのでゆっくりはできませんでしたし、
写真も人の頭が映ってあまりうまく撮れませんでした…。
上りは石段の表参道、下りはなだら坂を使いました。
石段の方がいい絵になりますね。拝観時間50分。

最後に永源寺。紅葉の燃え具合は一番でしたね。
赤い夕日が差してますます鮮やかに見えました。
標月亭で抹茶をいただくと窓越しに庭園が見えました。
お菓子は青海苔の味がしたような。他にもいくつか小さな
庭園的な石組があったりしますが基本的に紅葉メインです。
夜間ライトアップもしているようです。
十六羅漢の岩も好きですね。珍しいメガネの地蔵も有。
拝観時間は50分の予定から60分になりました。

米原駅で降りましたが、ひかりの出発時刻17:58まで余裕が
なかったです。待合室売店は行列、ホーム売店の弁当はほぼ
売り切れで選択の余地がなく、昼も肉食ったのにステーキ
弁当しかありませんでした…。米原って大きな町ではない
はずですが、滋賀県民がよく使うからか北陸線の玄関口
だからか、あるいは駅が小さすぎるからか結構混雑。

前から行きたかった湖東三山などに行くことができて
満足しています。公開された滋賀県内の主要な名庭はほぼ
行ったと思いますので、しばらく滋賀旅行はないかも
しれません(普段非公開の坂本の里坊庭園とかは行ってない
ですが)。そろそろ未踏の和歌山辺りにも行きたいので…。
この時期は寒暖の差が激しいと着る服に困りますので、
山沿いは夏に行くことにして秋はあまり寒くならない
比較的温暖な地域に旅行した方がいいのかな?と思いました。
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