Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

第2回滋賀一人旅 3日目

2015-04-04 | 旅に出た
この日は移動距離が長いので観光場所少なめ。

庭園目当てで野洲駅からバスで兵主大社へ行きます。
包帯巻いたみたいになってる狛犬が気になる。
扉を開けた途端、いい庭が広がってました!
神社らしい清らかさ、古い庭らしい奥深さがある。
紅葉もいいけど新緑もよさそう、というかこれだけ
素敵な庭だとライトアップの配線とライトが邪魔に
なって惜しいです。配線がない時期に行きたかった。
平安時代後期のものと伝わる池泉廻遊式庭園で、
池は苔と石組に囲まれています。
晴れたり雨がぱらついたり、風が強くなって紅葉を
揺らしてサラサラ鳴ったりとせわしい天気。
しかし当初他の予定とバスの都合で25分で済まそうと
してた自分がけしからん!庭好きなら40分は欲しい。

野洲駅に戻りましたが、ホームで20分以上電車を待つのは
寒いですし、次の目的地に着くまでに空腹になりそう
なので駅南口の自然食カフェふぁ~もあでおやつ。
ケーキセット750円、頼んだココアは抹茶みたいに
泡だてられててミルクが濃厚な感じ。シフォンケーキが
まだできないとのことでロールケーキにアイスが
添えられたのが出てきました。甘すぎないのがいい感じ。
本当はご当地グルメの蓼うどんを食べてみたかったの
ですが、そこまでの時間がなくて無理でしたね。
ところで野洲市の市章って「や」の字そのままやんけ。
銅鐸のゆるキャラはゆるキャラ運動会で活躍したらしい。

山科駅経由で琵琶湖の反対側の安曇川駅へ。
琵琶湖があって直線距離で移動できないから時間掛かる。
湖西線は東は琵琶湖、西は比叡山~比良山系と車窓も
楽しいですね。安曇川駅からバスに乗り、雨降る中
朽木にある興聖寺の旧秀隣寺庭園を見に行きます。
三重県の北畠氏館跡庭園をすっかり気に入ったのですが、
同じ日本三大武将庭園、そして同じ細川高国の作庭
(ブランドですな)ということで辺鄙ですが足を運んで
みました(京都からも京都バスが1日2往復とのこと)。
道の駅が休みなのは承知でしたが他の食堂も開いてなく、
結局7度の寒さの中ローソンでパン買い食い(笑)。

雨もほぼ上がったので寺まで歩きます(岩瀬バス停が
最寄ですが、手前の朽木学校前バス停からでも行けます。
朽木学校前止まりのバスが多いですし、朽木学校前の
道の駅で定休日以外は食事や買い物もできますね)。
玄関から拝観料を払い本堂へ入ると、仏像の説明もして
いただけます(バスの時間から滞在時間を15~20分に
設定してしまう方もいそうですが、本堂でお参りして
いると庭園を見る時間がなくなりそうです)。
足利庭園は銀閣寺の庭が元になっているという室町後期の
庭です。一部しか現存してないとのことで小さいですが、
行ってよかったと思える庭園でした。周囲の苔むした石や
木の根もまた趣き深い。椿は500年近い樹齢だとか。
日本三大武将庭園、残るは越前一乗谷朝倉氏庭園だけです
(こちらは細川高国の作庭ではないです)。福井旅行の
予定は未定なのでいつ行けるか分かりませんが、2つは
好きな庭園でしたので3つめも是非行きたいですね!
バス車窓から虹が見えたが駅に着いた頃には消えてた。

安曇川駅に戻り、比叡山坂本駅からバスに飛び乗って
滋賀院門跡再訪です。何とか受付終了の16時に間に合う。
お寺の方曰く、桜の時期もいいとのことです。
天海大僧正建立ですが具足が展示されていました。
…徳川将軍に仕えたとはいえ武装したんでしょうか?
鶴の螺鈿の箱も綺麗。小堀遠州の池泉庭は撮影禁止でした。
夕暮れと赤い紅葉に見とれるも16時半までしかいられない
ので慌ただしく退散。石垣も特徴的なお寺ですね。

この日は京都でライトアップ見学をするので夜も観光。
京都駅へ移動、観光先に行ってしまうと食事処がなかったり
混んでたりしそうなのでまず夕食。以前行った八条口
アバンティのとろ麦を思い出して行ってみました。
牛タン塩焼き御膳を注文。塩はもうちょい控えめのが好き。

清水寺行きのバスが大行列なのでまずは雲龍院へ。
泉涌寺の塔頭で、抹茶もいただける穴場的なスポットです。
泉涌寺道バス停からゆるやかな上り坂を1km弱歩きますが、
夜になると道に迷いそうなくらい真っ暗(笑)。
ギブアップしてタクシー捕まえる女子集団発見。
私は女一人夜道踏破したが。
昼間行ったことがあるけど夜はまた違った雰囲気です。
さほど混んでもなかったのでゆっくり堪能。

お次はバスで清水寺へ。京都駅からじゃなくて泉涌寺道
からだとそんなバスの車内も混んでないですね。
時間に余裕があるわけでもないので人混みの中頑張って
茶碗坂を上っていきます。タクシー渋滞、掻き入れ時だな。
「8時過ぎ」「時折小雨がぱらつく」「平日」という
条件にもかかわらず、撮影スポットではそこそこ混雑
(混雑といっても休日に比べたらましなんでしょうけど)。
建物や木々がライトアップされてるほか、青い西向きの
光が発射されてます。市街の夜景も清水の舞台から見える。

成就院はやはり撮影禁止…はいいのですがザ・流れ作業
①見学者を右側に固めます。②庭を説明します。
③説明が終わったら出口に捌けさせます。という方式。
左側でも支障なさそうなのに後列の右側に並ばされ、
前の人の背が高かったので満足に庭を見られないまま
説明終了でハイさようならと出口に誘導されました…。
10分ほどで600円なので高く感じる人もいるだろうな。
庭自体はよさそうですが、見せ方が残念ですね。
混雑している日なら仕方ないのでしょうが、この日の
成就院はそこまで混雑していなかったと思いますので。
「京の冬の旅」でも公開されたようですが同じ方式
だったのでしょうか。せめて左側で見る選択権があれば…。

折角の夜の京都なのでまっすぐ帰らず、産寧坂~二年坂~
石塀小路まで風情のある道を歩き、下河原通を南下して
八坂の塔も見て清水道バス停から京都駅行きの臨時バスに
乗りました。清水寺拝観者は皆五条坂から乗るためか
清水道から座れました。南草津へ帰る頃にはもう22時。
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