Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

山口一人旅 3日目

2012-06-04 | 旅に出た
山口県中心の旅ですが、この日はほぼ島根県西部です。
日本海側の萩市から山口市へ戻る移動も兼ねてるので
この日に回っている観光地の数は少ないです。

東萩駅から益田行きのローカル列車に乗ります。
海側(進行方向左)だと車窓の景色が綺麗なのを知ってたので
楽しみにしてたけど、すでに席が埋まってて逆側の席からチラ見
するくらいしかできず。でも海の色が綺麗でしたし、断崖や
松の小島(鳥居があることも)も見えました。

益田では「雪舟庭園」めぐりです(といっても2か所だけど)。
益田からのバス乗り場を調べていなかったので、乗り遅れそうに
なって焦りました。駅から一番遠い3番乗り場です。
最初の萬福寺はお寺の人がしばらく来ず、玄関で目の前に庭がちらっと
見えてるのに入れない、餌の前で待てをされた犬の気分(笑)。
庭にはかきつばたの花が。展示に1000年前の津波で流された木像や
溺死者の頭蓋骨が…この辺にも津波って来るんですね…。
雪舟像がありましたが、翌日山口市内の2か所でも雪舟像発見。

医光寺の庭はやや木に元気がなかったかな?カラフルなトンボが
岩に止まってた。大きな枝垂桜が咲いてる時期が一番見頃なんだろうな。
時代が近いからか、この2寺の庭は山梨で見た恵林寺や東光寺の庭と
雰囲気が似てるような気がしました。バスで駅前に帰ろうとしたところ、
バス停に「利用者が少ないと運営できなくなっちゃうからバスを積極的に
利用してね」という趣旨の張り紙が。車を運転しない一人旅の旅人としては
路線バスが廃線になると割高なタクシーしか交通手段がなくなっちゃうので、
全国の地方の皆様に同じことをお願いしたいところ(笑)。

昼は「竹の家」で蕎麦。蕎麦つゆがいいのかもしれませんが、蕎麦湯が
うまい。駅待合室が混んでたので、切符だけ買って駅前の観光案内所で
観光パンフ読んで時間潰し(爆)。フリーペーパーに萩で行った食堂や
指月公園の割引クーポンが付いてた…(萩で見つけておけばなあ)。
しかし地方駅のトイレって紙がないのが当たり前ですねえ(女には切実)。
益田駅もそうだったので、駅前ビルの洋式トイレを使わせてもらいました。
スーパーおきに乗って津和野へ。混んでましたが何とか座れました…。

津和野といえば街並みを見るために訪れる方が多いかと思いますが
庭好きの私の目的は堀庭園です。1日数本だけのバスで行くのですが、
駅にやってきたバスは衝撃のスクールバス!

コミュニティバスなので、基本的に利用者は地元の住人です。
普通のバスではバス停に着く前にアナウンスが流れてボタンを押して降りる
ものですが、スクールバスなのでアナウンスなんてものは流れません。
しかし地元の人は分かるのでボタンを押します(ボタンは設置されてる)。
運転手も乗客も顔見知りって感じ。バス停以外で乗った地元常連客も
いました。観光客は運転手に最初に行き先を告げておけば、バス停で
降ろしてくれます。運転手のおっちゃんに学生に間違えられた。

堀庭園は向かいの売店(?)で入場料を払います。前庭、主屋を見て
楽山荘と庭園へ。庭園は1階・2階・外と3ヶ所から見ることができます。
庭は小さいけど、池のきらめきがゆらゆらと青紅葉に反射してていいね。
紅葉なので秋がベストシーズンかと。2階の床の間が何となく好き。
道路を挟んだ和楽園は山の斜面の石組みの滝みたいになっている
ところが庭なのか、池の辺りが庭なのか?池は外(道路)からも見えますが。
前日の朝萩の山中で13度だったのがこの日の昼28度…。

帰りも同じバス。太鼓谷稲成神社に行くと言ったら近くで降ろしてくれました。
千本鳥居ではなく車道の坂を上ってお参り。お稲荷さんなので狛狐。
時間がないと思ってパスした津和野城跡(実際は1時間余ったので行っても
よかった)よりは低い場所にありますが、町より南側の山はよく見える。
津和野は稲荷信仰一色だとか。帰りは千本鳥居を通って帰りました。

GW中なので津和野の街並みは観光客が多かったです。鯉は掘割にたくさん
泳いでいたけど、菖蒲の花には時期早し。白い塀や町屋っぽい造りの家を
見ながら駅へ。観光地に行ってもあまりショッピングをしない人間なので
本当に歩くだけで滞在時間短い(爆)。オカン曰く「女として異常」(笑)。
他を回る元気もなく1時間駅で暇つぶししてた。益田駅で特急券を買って
しまっていたので普通列車パスして特急を待ったけど座れず。
混んでても途中で席が空く可能性がある普通列車にすればよかったと後悔。
普通列車の方が早く到着したみたいだし。

湯田温泉駅で降り、駅近くの中華料理店「華夏荘」で夕食。
海老チャーハンと豚肉の蒸し餃子を注文。ザーサイの漬物(漬物は基本的に
苦手だけどザーサイだったせいか普通に食べられた)とサービスの春巻も
出てきたが、旅で歩き回って食欲旺盛な私はきっちり完食!(笑)
客が私だけだったので店のおっちゃんとお喋りしてた。中国人シェフも顔を
出してくれましたが、折角学生時代に中国語ちょっと勉強してたんだから
好吃とか返せばよかったな~なんて。阿東町にも雪舟庭が発見されたという
情報を店のおっちゃんから入手して、よさそうなら翌日の予定を変更して
見に行こうかと思って後でホテルのロビーのPCで調べたところ、復元が
不完全な感じだったので翌日は予定通りに観光することにしました。

ホテルは新しくて綺麗。エレベーター1台は明らかに少ない(萩のホテルでも
2台あったのに)し、電化製品の多さの割に机のコンセントが1つというのも
明らかに少ない(ポットとドライヤーはトイレに持って行った)けど、あとは良し。
湯田温泉に来て温泉なしじゃ何なので、温泉券400円も買って隣の温泉施設に
入りました。サウナには塩が用意されてて、肌に擦りこんで使います。
あとジェット系風呂もいくつか。前日は寝る前に暖房入れてたけどこの日は冷房。
フロントでもらったハイビスカスティー飲んでおやすみ。
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