四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

あじさいとホタル

2024年06月12日 | 選挙

12日㈬午後大阪からお客さんがあった。その方と会ったのは1回だけ。今から17年前の参議院選挙の際社民党のウグイスさんとして綾部にお越しになっていた。

 西田昌司参議院議員の最初の選挙で、当時、自民党は綾部駅前の倉本さん宅に事務所を構えていたが、自民党の人気は凋落しており、かつ私が府議選に落選した直後でもあり、ほとんど人が訪ねてこない寂しい事務所だった。

 ある日、事務所当番だった安藤和明幹事長(当時)と昼ご飯かビラ配りに行った後、社民党の事務所があった西新町の岡田さん宅を通りかかった。社民党はその日、大きなバスのような街宣車を綾部に入れて活動しており、声が太くてよく通るプロのウグイスさんを乗せておられるなあと思っていた。

 岡田さんは洋伯父と同級生で、私も東京にいた時からお世話になっていたので、その家に自民党のポスターを貼らせてもらっていたのだが、そのウグイスさんが自民党のポスターを剥がして、社民党のポスターを貼ろうとしておられたところにちょうど出くわした。

 「そこは僕が頼んで貼らせてもらっているので困ります!」と声をかけると「えっ!」と驚かれて、「私は貼るように指示されただけで、すみません、すみません」と謝ってポスターを剥がされた。嫌な気持ちはしなかったので、名刺を渡して挨拶して以来、十数年、手紙やメールでのやり取りが続いていた。

 

 先日、「綾部はホタルがきれいですか?」とメールが届き、「今週末には中上林でホタルの夕べがあります」と返信したら、「週末は仕事で行けないけれども、12日なら行けるので行ってみようかと思います。どこでホタルが観れますか?」と聞かれたが、「車でないとホタルを観に行くのは難しいのではないでしょうか」と返事して予定を確認したら、12日は空いていたので「僕がご案内しましょうか?」と午後から綾部観光案内とホタルツアーをすることになった。

 

 「綾部のどこに行きたいですか?」と聞くと「楞厳寺の蓮池と弥仙山が見えるところ」とおっしゃったが、楞厳寺の蓮は時期がまだ早いので「あじさいにしたらどうですか?」と東光院(綾部市上延町)の「綾部あじさい風鈴まつり」へご案内した。

 ここの風鈴は「インスタ映えする」と人気があるのは知っていたが、実際に来るのは初めてのことだった。風が吹くと風鈴が良い音を奏でる、不思議な空間になっていた。松井真海住職もおられてご挨拶した。

 入場料(300円)を払うと座敷に上がっての冷茶接待もあった。山からの風が涼しく、いつまでもいたくなるような空間だった。

 

 続いて、福知山市観音寺の観音寺も訪ねた。こちらも「丹波のあじさい寺」として有名だ。

 小藪實英住職がおられたので座敷に上げていただき、いろいろとお話も聴かせていただいた。

 あじさい園の途中に石段があり、「なげきの展望台」と書いてあった。108段の石段を上がるとこんな看板が…。

 無事。何も無い事、それが幸せだという意味で、ユーモアあふれる小藪住職らしいなと思った。

 

 続いてはグンゼスクウェアの綾部バラ園とあやべ特産館をご案内した。荒木善吾館長もおられて、バラの手入れの方法などをお聴きした。

 

 次はご希望だった弥仙山を観るために於与岐町へ。

 「なぜ?弥仙山?」と聞いたら、綾部には何度か選挙のウグイスで来られていて、ある時、於与岐で休憩した際に観た弥仙山の姿が忘れられないということだった。

 帰りに安国寺へ。安国寺へは35年程前に一度、来られたそうだ。当時とは駐車場や道路ができたので雰囲気は変わってしまっているだろう。

 夜は一緒に食事をして暗くなるのを待って、上林にご案内した。ホタルはたくさん飛んでいた。きれいだった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする