10月3日から開催している「国宝」展にようやく行ってきました。
週末や平日でも午前中は相当な入場待ち時間があるとネットで表示されていたので、恐れを抱いていました。そこで、夕方最後の2時間を目標に行ってみました。
幸い午後4時には入り口での行列は解消していました。もっとも館内はかなり混在していましたが。
この俵屋宗達の風神雷神図屏風は、10/29までの期間の展示だったので見られませんでした。もっとも少し前にこの京博で風神雷神の3種の絵を見たことがあるので構いません。
今回の国宝展は4つの展示期間に分かれていて、多くの作品が入れ替わってしまいます。全部見るには4回通う必要があります。年間パスポート(購入制度は本年3月で終了)でも、同一の特別展は一度しか有用しません。
入ってすぐ3階にエレベータで上がるように誘導され、いきなり「金印」(例の、漢委奴國王印)展示の行列があってガラスケースの前列で見るためには約20分だとか。それには並ばずに、後列から肩越しに見ることにしました。かなり小さいのでよく見えません。以前に福岡市博物館で見たのでよし。
各地から、各時代ごとの国宝を集めているので、有名なものはかなり見たことがあります。
日本書紀(岩崎本)はさすがに貴重な資料です。東寺の巨大な両界曼荼羅図、黄不動は立派。肖像画の伝源頼朝は色白で立派な人相です。禅問答の瓢鮎図は京都退蔵院で見られます。
最大の目玉は、長谷川等伯の松林図屏風、そして息子久蔵の桜図壁貼付。
信貴山絵巻は、信貴山の宝物庫でほぼ独占状態でかつ受付のおじさんの丁寧な説明付きで3年ほど前に見学済です。・・等々。
閉館時間の午後6時に退出すると、京都タワーのライトアップが遠望できました。
レンガ造りの本館の上には十三夜が輝いていました。
臨場感に溢れる案内ありがとうございます。
例年少なくとも2回は上洛していたが、年金生活も逼迫して今年は、山陰、山陽世界遺産の旅を優先させました。
朝顔さんの京都暮らしは黄金の日々ですね。
硬軟自在なブログ、心和むスケッチの紹介と居ながらにして見聞を広め、心を豊かにしてくれるblogですね。