トラッシュボックス

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拉致は北朝鮮ではなく日本の暴力団によるものと主張する美爾依さん

2006-12-28 23:55:11 | ブログ見聞録
 激烈なアンチ安倍ブログの一つである「カナダde日本語」の美爾依さんが、『週刊現代』の蓮池薫氏=拉致未遂犯報道について、「かなり信頼できるのではないか」と述べている。

《山崎行太郎氏の『毒蛇山荘日記』で、「蓮池薫氏は拉致実行犯だった!」という記事を見つけたんだけど、これも週刊現代の記事をもとに書かれたものだった。この週刊現代の記事の信用度については、いろいろな批判記事もある中、私としては、かなり信頼できるのではないかと見ている。横田めぐみさんの拉致問題も含めて、私は、拉致したのは、安倍晋三と関係の深い日本の暴力団であり、北朝鮮のスパイではないと信じている。だから、北朝鮮拉致問題の被害者のための会である「救う会」に北朝鮮から武器や覚せい剤の密輸入をしている「住吉会」が深くかかわっている(byカマヤン)ことも納得できる。この北朝鮮拉致問題には、私達の想像を絶するような秘密が隠されているのではないだろうか。 》

 まあ、この人なら、こうしたことを言うだろうなとは思う。
 ところで、美爾依さんは、この『週刊現代』の記事を読んだのだろうか。
 拉致が、北朝鮮ではなく、日本の暴力団によるものだと美爾依さんは主張する。
 しかし、『週刊現代』の記事にしろ、その元となった横井邦彦氏のブログの記事にしろ、そのような説を主張するものでは全くない。もちろん、山崎行太郎の記事にしても同様だ。いずれも、北朝鮮による拉致であることを前提としている。
 「救う会」に右翼団体や暴力団が関与しているとはよく聞く。しかし拉致が日本の暴力団によって行われたという主張は初耳だ。その主張と、今回の『週刊現代』の報道を「信頼できる」と見ることがどう結びつくのかが理解できない。
 美爾依さんは、『週刊現代』の記事自体は読んでいないのではないか。是非とも読んで、「信頼できる」とする根拠を示してほしい。そして、日本の暴力団が拉致犯であるとする自説との整合性についても説明してほしい。
 ちなみに私は、別途書いたように、この『週刊現代』の記事は横井氏の妄想か創作の産物だとみている。