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狩りをするサル―肉食行動からヒト化を考える 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2001-03 |
この『狩りをするサル』は、アメリカの南カリフォルニア大学のクレイグ・スタンフォード(Craig B. STANFORD)さんが主に現生霊長類の肉食行動から祖先の行動を探ったものです。原題は『Meat Eating and the Origins of Human Behavior』で、直訳すると「ヒトの行動の起源と肉食」となるでしょうか。2001年に、元京都大学の瀬戸口美恵子さんと瀬戸口烈司さんによる翻訳で、青土社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全7章からなります。
- 消すことのできない刻印
- 「人間:狩りをする者」とその他の話
- 類人猿の性質
- 鮮新世からの見解
- 狩猟民
- ゴリラの中の幽霊
- 肉の家父長制
本書は、化石人類からは読み解くことが困難な祖先の行動を、現生霊長類、特に類人猿から探っており、大変、参考になります。