1986年6月から7月にかけて、ジョージタウン大学で行われた夏期集中解剖実習では、教科書として、「グラントの解剖アトラス(8th ed.)」(Grant's Atlas of Anatomy, Williams & Wilkins, 1984)・「グラントの解剖手引き(9th ed.)」(Grant's Dissector, Williams & Wilkins, 1984)・「人体の写真アトラス」(Photographic Atlas of the Human Body, The C. V. Mosby Company, 1984)の3冊が指定されました。
今回は、「人体の写真アトラス」をご紹介します。この本は、1984年に、The C. V. Mosby Company社から出版されました。ただ、古いものなので、アマゾンにはリンクさせませんでした。
この本は、当時、ジョージタウン大学医歯学部解剖学教室のブラニスラフ・ヴィディッチ(Branislav VIDIC)先生と故ファウスティーノ・スアレー(Faustino R. SUAREZ)[1929-1983]先生によります。
本書の内容は、以下のように、全7章に分かれます。
- 頭部と頚部
- 上肢
- 胸部
- 腹部
- 骨盤
- 会陰
- 下肢
本書には、写真が413点も掲載されており、人体解剖実習の際に、大変役立ちました。
『人体の写真アトラス』表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)