文化人類学の考え方 (講談社現代新書 152) 価格:¥ 663(税込) 発売日:1968-06 |
この本は、元京都大学の文化人類学者・米山俊直[1930-2006]さんが書いた文化人類学の入門書です。1968年に、講談社現代新書152として、講談社から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全6章からなります。
- 文化人類学とは
- フィールドワークの話
- 人間関係の幾何学:親族名称と親族組織
- 文化のしくみ
- 文化の進化
- 現代の研究
なお、巻末には附録として、「読書ガイド」が掲載されています。
著者の米山俊直さんは、1930年9月29日に奈良県で生まれ、1954年に三重大学農学部農学科を卒業し、1956年に京都大学大学院農学研究科修士課程を修了します。京都大学大学院では、農林経済学を専攻しました。1956年には、イリノイ大学社会人類学部助手に就任し、1960年には京都大学に復学して1961年に京都大学大学院農学研究科博士課程を修了しました。
1961年に京都大学農学部助手・1965年に甲南大学文学部助教授と移籍しますが、1971年に母校・京都大学教養学部助教授に就任し、1981年には京都大学教養部教授・1992年に京都大学総合人間学部教授に就任しますが、1994年に京都大学を定年退官します。
その後、1997年に大手前女子大学学長・2000年に大手前大学学長に就任しますが、2004年に退職しました。2006年3月9日に死去しています。