人類学のススメ

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雑誌「ドルメン」30.第3巻第9号

2012年10月05日 | G4.人類学の雑誌:ドルメン[Dolmen]

Dolmen30

 雑誌『ドルメン』は、1932年4月に創刊された雑誌です。当時の、人類学・考古学・民俗学等の動向がわかるものです。ちなみに、「ドルメン」の意味は、支石墓のことです。この雑誌は、岡 茂雄[1894-1989]が1924年に岡書院を創業して、人類学や考古学を支援する意味で創刊されました。ちなみに、岡 茂雄は、著名な民族学者の岡 正雄[1898-1982]の兄です。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 第3巻第9号は、1934年9月に出版されました。本号の表紙は、南洋ヤップ島風景です。本号の内容は、以下の通りです。但し、目次の順に打ち込みましたが、実際の頁順とは異なります。なお、目次には現在では不適切な表現が含まれている場合がありますが、当時のままとしていることをご了承下さい。

  • 鹽井掻に就て(宮武省三)
  • 雑誌叢欄
  • 學界彙報
  • 沙里院民俗舞踊に就て(宋錫夏)
  • アタイヤル族の信仰心理 下(古野清人)
  • 番樂舞に就て(本田安次)
  • 「長崎の鯖腐り石の話」に就いて(石崎由三郎)
  • 攝州有馬の話(辰井 隆)
  • ハルビン博物館のポノソフ氏(陶存厚)
  • 南島の夏の生活と怪談(茂野幽考)
  • 方言・語り物「豊後浄瑠璃」の詞(三ヶ尻 浩)
  • モデルノ・アルケオロギー(井関 隆)
  • 満州から5(島田貞彦)
  • 和泉の天平石佛(小谷方明)
  • 其の後の陜西考古会(陶存厚)
  • 阿武山古墳埋葬さる
  • 貝塚は何故日本海沿岸に少いか(山内清男)
  • ルドルフ・マルティン(赤堀英三)
  • 飛騨國荘川村紀行(林 魁一)
  • 南島の旅4(三宅宗悦)
  • 土器・石器・土俗品の写真8(武田久吉)
  • 人種秘誌(続編2)(三木堅志訳)

Dolmen30c

雑誌「ドルメン」第3巻第9号目次(*画像をクリックすると、拡大します。)


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