人類学のススメ

人類学の世界をご紹介します。OCNの「人類学のすすめ」から、サービス終了に伴い2014年11月から移動しました。

ニホンザルの本40.「知恵」はどう伝わるか

2011年02月28日 | M3.霊長類の本:ニホンザル[Japanese M
「知恵」はどう伝わるか―ニホンザルの親から子へ渡るもの (生態学ライブラリー) 「知恵」はどう伝わるか―ニホンザルの親から子へ渡るもの (生態学ライブラリー)
価格:¥ 2,205(税込)
発売日:2002-05

 この本は、四日市大学の田中伊知郎さんが、ニホンザルの親子の関係を授乳や毛づくろいを通して書いたものです。副題には、「ニホンザルの親から子へ渡るもの」とあります。1999年に、生態学ライブラリー6として、京都大学学術出版会から出版されました。

 本書の内容は、以下のように、全5章からなります。

  1. 観察の始まり
  2. 授乳行動
  3. ニホンザルと物理法則
  4. 行動の社会的伝達:ニホンザルにおけるシラミ取りを中心にして
  5. 終わりに

 本書は、主に長野県の地獄谷野猿公苑のニホンザルを観察した結果が書かれています。日本語で書かれた、このようなテーマの本はあまり無いので、参考になります。

Tanaka1999


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。