サル―社会学的研究 (今西錦司博士還暦記念論文集 2) 価格:¥ 3,873(税込) 発売日:1965-03 |
この本は、元京都大学の霊長類学者・今西錦司[1902-1992]さんの還暦を記念して出版された論文集です。1965年に、川村俊蔵[1927-2003]さんと伊谷純一郎[1926-2001]さんによる編で、中央公論社から出版されました。
今西錦司さんの還暦記念論文集は、本書の『サル』の他に、『人間』・『自然』と合計3冊が出版されています。
本書の内容は、以下のように、序と全13編の論文からなります。
- 序にかえて[宮地伝三郎]
- 1.人間家族の起原:プライマトロジーの立場から[今西錦司]
- 2.地上生活と樹上生活:遊牧論の拡張[伊藤嘉昭]
- 3.野生マウンテンゴリラの生態学的研究:日本モンキーセンター第2次ゴリラ探検報告[河合雅雄・水原洋城]
- 4.カボゴ岬のチンパンジー:京都大学アフリカ類人猿学術調査・1961~62年報告[東 滋・豊嶋顕達(西邨顕達)]
- 5.シルバーリーフモンキーの社会生活[古屋義男]
- 6.ギボンの犬歯にみられる性差について[ジャン・フリッシュ]
- 7.高崎山におけるニホンザル自然社会のステータス構造:ステータス概念の再検討のために[水原洋城]
- 8.ニホンザル自然社会における血縁関係の研究:箕面谷B群における伴食関係、毛づくろい関係、および遊び仲間関係の分析[山田宗視]
- 9.ニホンザルにおける類カルチュア[川村俊蔵]
- 10.野生ニホンザルの音声伝達[伊谷純一郎]
- 11.ニホンザルにおける記号的行動:毛づくろい行動の発達に関する考察[徳田喜三郎]
- 12.比叡山の野生ニホンザル[間 直之助]
- 13.隔離飼育したニホンザルの研究:QuolおよびRikaの最初の8ヶ月間の発達[川辺寿美子]