Coon(1954)"The Story of Man"中表紙(*画像をクリックすると、拡大します。)
この本は、元ペンシルヴェニア大学の人類学者、カールトン・スティーヴンス・クーン(Carleton Stevens COON)[1904-1981]が、人類進化について書いたものです。原題は『The Story of Man』で、直訳すると「人類の物語」となるでしょうか。1954年に、Alfred A. Knopfから出版されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたので、リンクさせていません。
本書の内容は、以下のように、全12章からなります。
- The Earliest Man
- Of Flint, Fire, and Early Society
- The Skilled Hunter and Healer
- The Tiller and Herdsman
- The Cold and The Sea
- The Power of the Sun
- Wheels, Metal, and Writing
- Iron and Empire
- Gunpowder
- A New World
- From Coke to Atoms
- A Vision of Paradise
本書は、人類進化というよりは、人類史とでも言うべき内容で、当時考えられていた約100万年前から近代までの通史となっています。人類学者が書いた中でも、異例の本です。