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本書は、2007年に開館した「沖縄県立博物館」の常設展示ガイドブックです。2007年に沖縄県立博物館・美術館から出版されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。
沖縄県立博物館・美術館は、以前からあった「沖縄県立博物館」を新都心おもろまちという場所に替えて2007年11月1日に開館した新しい博物館です。この博物館の前身は、1936年に首里城内に開館した「沖縄郷土博物館」でした。しかし、1945年の沖縄戦により全焼してしまいます。戦後の復興は早く、1945年には「沖縄陳列館」が開館し、翌1946年には「東恩納博物館」と改名します。同じ1946年には「首里市立郷土博物館」が開館し、翌1947年には「沖縄民政府立首里博物館」と改名します。1953年には、「東恩納博物館」が「首里博物館」に吸収合併され、「琉球政府立博物館」と改名されます。1972年には、沖縄の日本復帰により「沖縄県立博物館」に改名され、2005年3月31日まで存続しました。
私は、「沖縄県立博物館」をかつて何度か見学したことがありましたが、新館は、沖縄県立博物館新館開館記念展『人類の旅:港川人の来た道』展の内、人類進化のパネル及びラベル原稿を書いた関係から、2008年1月に訪問して企画展を見学し、この度、第65回日本人類学会が開催された関係から再び常設展示を見学することができました。
この博物館展示ガイドは、常設展示のガイドで、以下のように全2部に分かれます。
総合展示
- メインテーマ:海と島に生きる
- シマの自然とくらし
- ニライカナイの彼方から
- 海で結ばれた人々
- 貝塚のムラから琉球王国へ
- 王国の繁栄
- 薩摩の琉球支配と王国
- 王国の衰亡
- 沖縄の近代
- 戦後の沖縄
- 沖縄の今・そして未来へ
部門展示
- 生物が語る沖縄2億年(自然史部門)
- 沖縄考古学の世界(考古部門)
- 琉球の美(美術工芸部門)
- モノから読む歴史(歴史部門)
- 沖縄の伝統とくらし(民俗部門)
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