外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

4月22日の外国為替市場、復習とキーポイント-4月23日「FXフラッシュ1400」

2010-04-23 14:54:04 | ☆外国為替を読む

4月22日のトピックス

・大手格付け機関により日本のソブリンリスクが指摘され円安が進んだこと
・ギリシャのソブリン格下げがユーロ売りを加速させたこと
・米国経済指標が堅調となりドルが全面高になったこと
など、材料には事欠かない一日でした。

ユーロドル



欧州時間に発表された経済指標が改善したことで、東京時間のもみ合いから一時、ユーロ買いとなりました。しかし、ギリシャ債の格下げで利回りが過去最大となると、一気にユーロが売られ、1.3256の安値をつける展開でした。

ポンドドル



概ねユーロドルに連動した展開となり、一時1.5340の安値をつけましたが、米系大手証券が、ユーロポンドの売り推奨をしたという噂もあり、以降はユーロの下落に比べて底堅く推移しました。

ドル円



ソブリンリスクが指摘され、円売りとなる中、欧州経済指標の改善を受けたクロス円の買いが支援材料となり、底堅く推移しました。ギリシャ懸念が拡大するなかで、一時的にリスク回避の円高に推移する局面もありましたが、米国時間に入り、ユーロやポンドの対ドル相場で、ドルが全面高となり、93.59円の高値をつけたあとは、高値圏でもみ合いました。

ドルの全面高の地合いは、主にリスクを回避する動きが背景だと推測されますが、円のソブリンリスクが指摘されたあとだけに、回避先がドルに集中したとも考えられます。

◆その他米国市場

債券市場は、米債入札の発表で嫌気売りが想定できるなか、好調な企業決算で活気付く株式市場を受けたと推測でき、背後にはリスク回避の買いがあったに違いありませんが、売り意欲が勝った格好です。金相場はドルの全面高に押されて下落しています。
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今日の通貨フォーカスはポンドドル相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。右列の最上段にあるバナーとリンクしている「ForexTVジャパン」サイトの動画ニュースページへ行き、プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。
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4月22日のポンド円相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-04-22 19:55:13 |    -ポンド円

●今日のテクニカル分析は、ポンド円相場です。

ユーロに比べればポンドは強い地合いですが、逃避先としての選択であり、対円でも確信を持って買えるとは限りません。ドル円も思いのほか上値にはてこずっており、円売り期待の上昇も限定的です。

日足で見るかぎり、



昨年10月末と今年1月はじめに戻し高値圏でもみ合ったあと、結局は下に抜けてトップを作ってきました。
1月4日と4月15日の高値で作る、レジスタンスラインは本日で144.70付近に差し掛かっています。15日より低い4月5日の高値は144.87円で、すでに本日のレジスタンスを上回っていることから、この水準ではすでに強い抵抗があるものと期待できます。

さらに、遅行スパンが現在突入している雲の上限は144.48と、こちらもレジスタンスとして機能するはずです。

今後上昇する局面があれば、144.60円前後でポンドを売り、15日高値を超えて145.10を抜けるようなら一旦はストップです。目先の下値目標は雲の上限となる141.00付近です。

●最後に、今日の米国経済指標、発表予定です。

幾つかある中で、生産者物価指数(PPI)が重要です。前回がマイナス0.6%と意外にも落ち込んだため、今回はプラス0.4%というのが市場予想です。

ほかには、カナダ中銀の四半期経済レポートの発表が、23:30に予定されています。カナダの経済環境が好調なだけに、内容が注目されます。
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チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州序盤の流れ★04月22日「FXフラッシュ1930」

2010-04-22 19:40:31 |    -ドル円

●4月22日、東京外国為替市場の概況をドル円相場中心にお伝えします。

取引日付が22日に切り替わる、本日午前6時のドル円相場は、


前日終値と概ね同水準の93.16円付近で寄り付き、暫くは昨日レンジの安値圏で小動きでした。やがて、昨日幾度か試して跳ね返された92円台をもう一度試す動きになると、今度は92.73まで下落し、ここまでの安値となっています。

欧州時間と重なるころから、今度は円売りが優勢となり、結局は寄り付きと同水準の93.16円まで戻している状況です。

●では変動要因などについて、順番に見てゆきましょう。

朝方の下落は、テクニカル的な要因が強い印象です。月初から下落基調だった相場は、ここ3日間どうにかこらえていましたが、15日の高値を前に93.50円水準がどうしても重く、諦め気味なドルの売り戻しが主要因だと推測できます。日経平均も本日は大きく下落し、以降も上値が重く推移しており、円買いを促すには十分でした。

反転上昇した15:00ころでは、ポンドドルが1.5440の上値を抜けて71(なないち)付近まで上昇しており、ポンド円の買いが円売りの支援材料になっていた模様です。

その他の通貨では、昨日まで下落を強めていたユーロドルが、今日は1.3400を挟み、ここまで方向感のない推移となっています。
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4月22日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-04-22 15:20:55 | ☆相場分析-ユーロドル

◆4月22日、東京外国為替市場の前場の値動き

ユーロは安値圏、ポンドは高値圏で小幅に揉み合う中で、ドル円は93円台を割り込み、92.73の安値をつけています。昨日より、仲値前にドル円が下落するパターンが続いています。今日などはユーロ円の売りが一因に見えますが、まだまだ高値圏でのドル売り円買い意欲は、健在という印象です。

◆今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

個人的な印象かもしれませんが、相場に閉塞感が漂っています。新値を目の前に攻めあぐねているのか、押しの限界感からなのかはわかりません。おそらく2日前の急激な動きの時間調整だと思いますが、ひとつだけユーロは買えないという相場観はさらに固まったと思います。

チャートはどれも手掛かりにかける位置に相場がおり、入り口が見当たりにくい状況です。信憑性は低くなりますが、30分チャートを手掛かりに、短期戦略を模索しましょう。



19:30の下落以降、上値下値の幅を狭めて揉み合うペナントフォーメーションを作りました。ここでの上値抵抗水準と昨日の下値サポート水準は1.3400から10で一致していることから、相場が戻すようなら1.3400でユーロを売り、昨日の上値を抑えていた1.3450を越えるようならいったんはストップです。
下値目標はペナントの高さ分が想定できますが、安値割れでは売り増したいイメージです。
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4月21日の外国為替市場、復習とキーポイント-4月22日「FXフラッシュ1400」

2010-04-22 15:06:26 | ☆外国為替を読む

◆4月21日のトピックス

雇用環境が改善を示したイギリスと、ギリシャやポルトガルのソブリンリスクが拡大したユーロとの明暗が顕著となったこと、そしてIMFレポートではギリシャのリスクが周辺国へ波及するリスクを指摘され、リスクを回避する動きが強まったことの2点を挙げたいと思います。

では、順番にプロスティックスの30分足チャートで確認して行きましょう。

ポンドドル



寄り付き直後は前日の上昇から利益確定などと見られる売りが仲値公表にかけて先行しました。しかし、以降はおおむね底堅い展開となり、1.5438の高値をつけたあとは高値圏で揉み合って引けました。経済指標はまちまちな結果だったものの失業保険の申請件数が大幅減少したことや、BOE議事録にインフレ懸念が示されたことで、金融引き締め期待がポンド買いの一部材料となった模様です。

ユーロドル



前日の流れを受けて朝方より下落基調を継続し、1.33台に突入しました。その後いったんは1.3446まで戻したものの、相次いでソブリンリスクが表面化して下落が再開し、1.3357まで下落しました。米国時間では指標発表もなく方向感が定まらず、1.33台後半で揉み合い引けとなりました。ポンドとは正反対のトレンドとなり、ユーロポンド相場は、続いて強い下落を暗示する大陰線となっています。

ドル円



朝方から高値圏でのもみ合いに終始し、93円台前半でのレンジ相場で一日を終わっています。

◆その他の米国市場
株式市場はユーロ圏のソブリンリスクが拡大した割には、踏みとどまった一方で、債券市場はその影響を受けて価格は上昇し利回りは低下しています。
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PM外国為替テクニカル分析 - 4月21日、ユーロドル相場

2010-04-21 20:10:33 | ☆相場分析-ユーロドル
こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日は、暖かかったですね。用事で少し外出しましたが、早歩きした後は汗ばむほどでした。いよいよ気温のほうも、上値抵抗線をブレークアウトしてくれることを望みたいと思います。

今日は、この外出があったため、午後のアップが遅れました。
ForexTVジャパンのサイトでは、通常のタイミングで掲載しています。「あれ?」と思われたときには、そちらをチェックしてみてください。

さて、主要国通貨がうろうろしている間に、資源国通貨が史上最高値に迫ろうかという上昇をしています。数ヶ月前にもユーロオージーの異常さにはうすうす感ずいていたものの、いずれは息切れして売られるだろうと、余り真剣には見ていなかったのですが、それでもなお、RBAの姿勢は変わらずということは、ある意味でオージー高容認というスタンスです。

生きるためには飯がいる・・・ように、有資源国は最後に笑うのでしょうか。

では、本日もアセンダント、山中康司氏のコメントをお伝えする、「PM外国為替テクニカル分析」のYouTube版を添付します。

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4月21日のオージー円相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-04-21 19:50:57 |    -豪ドル

●今日のテクニカル分析は、オージー円相場です。

オージーは、カナダドルと並んで、主要通貨の中では最強通貨の一部をなしている形です。一方、ユーロとドルは場合によって弱さを競う展開で、特にユーロはこれらの強い通貨で大きく下落しています。
ユーロオージーに及んでは11ヶ月連続で下落するなど、既に相当落ち込んでいますが、ユーロ円はさほど下落しておらず、若干のゆがみが感じられます。

ゆがみの解消にはユーロ円が下落するか、オージー円が上昇しそうなのですが、どちらもいまひとつ反応がありません。
このままユーロ円が底堅いとするなら、オージー円の上昇に分がありそうです。



4月に入って上値は概ね同水準で抑えられている一方で、下値は次第に拡大するY波動に近いパターンを作りつつあります。
しばらく揉み合ったことで、上値突破になった場合の上昇幅が少し広がっています。




87.50を上に抜けるか、転換線の85.70でオージーを買い、それぞれ80ポイント程度、反対に行くようなら、一旦はストップというイメージです。上値目標は、とりあえず90.00というのが心理的にも節目になると思います。

●最後に、今晩の米国経済指標、発表予定ですが、重要な指標は特にありません。



ただ、住宅ローン指標と、昨日円安の材料にもなったカナダの卸売売上高が発表されます。市場は前月より伸び率縮小(放送での「前月比マイナス」という表現を訂正します。厳密にはプラスを予想していますが、伸び幅が前月より小幅という内容です。誤解を招く可能性があり、修正いたしたいと思います)を予想していますが、万が一、前月とい同じか予想を上回るようなら、カナダの一段高もありえるでしょう。
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チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州序盤の流れ★04月21日「FXフラッシュ1930」

2010-04-21 19:40:20 |    -ドル円
●始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が4月21日に切り替わる、日本時間午前6時時点のドル円相場は、



前日終値と同水準の93.20円付近で寄り付きました。直後は上値を試す展開もありましたが、次第に上値が重くなると、仲値にかけて92.96円の安値を付けました。しかし、その後は円安へと反転し、引けにかけて93.37円まで上昇して引けています。
欧州時間に入ると、再び93円台前半まで下落するなど、方向感に欠ける展開です。

●では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。

序盤の下落は、昨日の上昇が早すぎたことによる、利益確定などの売りが先行したものと推測できます。他にも、ユーロが独歩安の展開となっており、ユーロ円の売りなどが後押しした可能性があります。しかし、以降は、株式市場が堅調に推移するなど、円安材料が勝っていた印象です。特に、資源国通貨やポンドが昨夜から底堅く、こうしたクロス円の買いが円安を支援した可能性もありそうです。

欧州時間に入ってからの動きはポジション調整が主要因でしょう。高値突破を再び目指したものの、抜け切れなかったことで、早めに手仕舞いが入ったかもしれません。

主要通貨はここまで、ユーロドルが1.3397の安値を付ける半面で、ポンドドルが1.5423の高値を付けています。
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4月21日午前の東京外国為替市場概況と、ドルカナダ相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-04-21 17:05:10 |    -加ドル
●本日4月21日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ドル円は調整の円買戻しが先行し、一時92円台を見ましたが、順当に反転する一方、ユーロは昨日でも陽線を維持できず、売りが先行している格好です。ポンドは前日終値を中心にほぼ横ばいに推移しています。

●今日の通貨フォーカスはドルカナダ相場です。

主要通貨ペアが煮詰まりました。気分転換も兼ねて分析することにしました。
どうやら、クロス円はユーロを迂回して資源国方面へ流れている印象です。いずれはユーロ円も下落すると見ますが、弱い同士、微妙な攻防に躍起になる意味が、今は低いと判断しました。



先週一度、パリティを試した相場は、再度リスク回避的なドル買いで1.02台を付ける反転をしましたが、昨夜のBOC(カナダ中銀)の金融政策発表で、カナダ買いに安心感が出てきました。
昨年来の戻し安値の0.9951まで、あと数ポイントに迫り、テクニカル的にも挑戦する価値がありそうです。



パリティの記念に、1.0000まで戻すか、安値割れとなる0.9940付近でドルを売り、先週末の上昇起点となった1.0060を上回るようなら一旦はストップというイメージです。下値目標は2年前の揉み合い安値圏となる0.9800付近を目論見ますが、ここを割り込むと史上最安値が視野に入るかもしれません。
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4月20日の外国為替市場、復習とキーポイント-4月21日「FXフラッシュ1400」

2010-04-21 16:46:40 | ☆外国為替を読む

●前日の外国為替市場の動きについて、主要通貨の視点から考察します。

◆4月20日火曜日のトピックス
イギリス・ユーロ圏の経済指標が軒並み改善する中、ギリシャのソブリンリスクは後退しなかった点を挙げておきたいと思います。

それでは、各主要通貨の推移を、30分足のプロスティックス・チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



19日の下落から調整気味な買戻しが順調に伸びる中、東京時間前場に発表されたRBAの強気な金融スタンスが明らかとなり、ユーロは対オージーで売り進められました。後場以降は上値が重く推移し、欧州時間を迎えた直後は、対ポンドでも下落し、下値を更新しています。

その後発表された経済指標が明るい内容だったことから、一気にユーロが買い戻され、高値を付けています。一方で、ギリシャのソブリンリスクは治まる気配も無く、上値ではユーロ売りも盛んで、米国時間以降は、寄付きを上回る下落となりました。

ポンドドル相場



概ねユーロドル相場をフォローする展開となりました。ただ、対ユーロ相場での優位性は変わらず、ユーロ上昇では上回る上昇を見せ、ユーロ下落では限定的な下落に留まる展開でした。
ユーロ圏も含め、発表された経済指標が概ね良好だったことも、中盤のドル売りを支えた一因、という印象です。

ドル円相場



終始底堅く推移しました。朝方は堅調な株式相場に支えられ円売りが先行する中、RBA議事録の内容を受け対オージーで円安となり、後場では、ポンドの上昇に連れて円安を維持しました。
欧州の経済指標が良好だったことを受けてクロス円を中心に更に円安を伸ばし、途中カナダ円の円売りも加わり、急激ではないものの、常に円売りが先行した格好です。

◆その他の米国市場の動向

株式市場は欧州の経済指標が良好だったことや、米企業決算が概ね良好だったことで、底堅く推移しました。債券市場は長短まちまちでした。短期は他市場に資金を吐き出す動きだと推測しますが、中長期はギリシャ懸念がくすぶっているのか、価格は上昇しています。資源市場は産出国の強気な金融スタンスの影響もあってか、総じて堅調に推移した模様です。
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