一時は真剣に115円台もあるかという緊張感もありましたが、目先の実需をこなしていよいよ市場もクリスマスモードです。
現状では更にドル高を伺いかねない水準でどうにか踏みとどまっていますが、更にドル買いを進めるようであれば、次のターゲット手前では、少なくともドル売りをしてみたいところです。
ポンドドルなど、結局は先日のクリップでエントリーした水準まで戻すのがやっとで、下落のターゲット予想としては大きく外していないものの、イメージではとっくに2.02台に定着している感じでしたので、ここへ来て随分ドル買いのプレッシャーが目立って来ている印象です。
普段あまりオシレーターを使わないのですが、さすがにどのようになっているのか見てみたくて、開いてみました。案の定かなりのドル買いが進んだ形跡があり、アイデアを後押ししてくれたと思っています。
すみません、本日は簡単な雑感に留まります。
連続して打ち出されたドル防衛策に、市場はやや落ち着きを取り戻して売りすぎたドルを買い戻し始めているようです。
111円台後半の時には想像しがたかった113円台も本日達成し、ストップロスなどを巻き込みながら軽快にドルが買い進まれています。
このままドル売りの相場が終焉するとは言いにくいところがありますが、とりあえずは次の悪材料が見えてくるまでは、調整先行という相場展開を想定しておく必要もありそうです。
とりあえずは本日、先週末の流れを受けたドル売りと見ていますが、ドル高値圏と意識しつつ天井感が出てくるのを待ちたいところです。
ポンドドルは相当引き離してのエントリーのつもりでしたが、ストップアウトしてしまいました。少し様子見とする予定で、本日のクリップは同文と致します。
相変わらずまちまちの動きに、相場観も混沌としてきました。
ファンダメンタル的には協調効果や日銀短観が久しぶりに重視されたなど、ドル買い材料を探していますが、売られ過ぎのドルが週末要因と共に買い戻されていることは事実のようです。
各ストレートは軒並みドル買いとなっており、短期足ではセッション高値を更新し続けるスパイラルが継続しています。
ただ、ドルショートの向きはスクエアへの動きは出来ても、新規となるとドルを買えるかどうか悩ましい限りです。
各チャートなどを見ても、ここから更にドル買いが進むようであれば、それなりの買戻しも想定できますが、トレンドチャンネルの下限と考えればここは売り場との判断も成り立ちます。こんな時はブレークすればついてゆく程度のノリが必要ですが、案外行って来い相場にもなりそうで、踏ん切りがつきません。
また、数日前から囁かれている仕切値をめぐる攻防が展開されている可能性もあり、ドル買いが加速しても一過性に留まることも考えられます。
全てはダウとCPIなどの指標次第といったところですが、あえてリーブするならトレンドを信じてエントリし、ブレークでドテンというやり方くらいしか、発想できない週末となっています。
あまり、無理をせず遠い水準にラッキーオーダーを置いておくのも一手かもしれません。
では良い週末をお過ごしください。
本日はMTGが長引き、夕方立てたシナリオでは役に立たず、本日のブログはお休みします、すみません。
先進5カ国中央銀行が短資供給のシンジケートを組んだというニュースをキッカケに、昨日はダウが急騰!ドル円上昇、クロス円上昇という狂気相場へと発展しました。
協調というワードはさすがにインパクトがあり、株式市場では好感されたようです。しかし、その割には本日の東京株式市場はそれなりに大きな下落を見せており、それだけ~?という感は否めません。
G5の面子を良く見れば、カナダを除いてサブプライムで巨額損失を出した金融機関の本店がある国々であり、要は金融機関のクレジットクランチ回避策だとの読みは成り立ちます。なぜカナダなのかは、疑問ではありますが、カナダドルの決済は翌日という特殊な事情があり、緊急の資金調達に良く使われる手段であることから、もしかするとハブ的な立ち居地での、協定参加の可能性もありそうです。
日本の名前がないことに、寂しさを覚えますが、先進国の中では健全であったということにもなり、リスク回避の動きには、円が特に選好される場合を想定しておく必要がありそうです。
米ドルを中心とした金融システムの崩壊を支持するような動きは、全世界を不安に陥れる可能性があります。ただ、どれも非常に付け焼刃的な対策に、疑問視することは仕方なく、やはりドルは買えません。
サブプライム問題を露呈した銀行に勤務する友人は、これからかなりの人員削減の波が来るとしています。つまり、サブプライム問題は、低信用層だけの問題ではなく、それなりにエリートとなるNF層(非農業部門層)にも、影を落としていることは事実です。
朝のメッセージからストレートは既に100ポイント近く上昇し、収斂の兆しを見せています。
本日のダウの動きには注目が集まりますが、フューチャーは今のところ買いが示唆されているような状況です。
米国のリスクを取ろうとする鷹派と、リスク回避を目指す鳩派が乱れ飛んでいるのか、債券市場は上昇を継続しそうな中で、株式や商品などのリスク投資へも資金は向かいそうであり、最後の調整で投げ合っているのであれば、相場は収斂の方向へ向かいそうです。
ユーロは対ドルで買われすぎているデータなどが散見され、調整売りも時間の問題とする向きも事実存在します。しかし、古のフランス系やドイツ系の金融機関がサブプライム問題に巻き込まれる中、最近ではスイス系の金融機関までが巨額損失の原因をサブプライムとするなどの事実が浮上しても、ECBは利下げを匂わせる節もないことから、安心感があることは確かです。利下げのムードが出れば、調整売りも現実味を帯びてきますが、準回避先の候補としてもいまのところ支持されているような感じです。
米国の動向が中心となっている現状では、ストレートで考えた方が良さそうだというのが、昨日からの教訓です。ドルが売られるべきステージでドル買いとなる通貨があれば、それはクロスがらみの一時的な変動とし、伸びきったところを拾うイメージが機能しそうです。
FOMCが25bpのFF金利下げを行いました。
インフレ懸念を内包しつつの利下げは、個人的には25bpがギリギリの線であったという印象です。直前予想では、50bpもあり得るとの憶測があったようですが、25bpの違いで上昇と下落を分けたかといえば、疑問です。
今考えれば前もってのダウ上昇自体が仕掛け気味であったことは想像がつき、BUY THE RUMMOR、SELL THE FACTのありがちな相場だったのではないでしょうか。
昨日のシナリオイメージですが、株式暴落で全て想定が崩れました。結局ダウ相場と同調しているドル円相場も暴落したためクロス円は影響を受けずにはいられなかった模様です。
25bpの利下げが失望売りとなった事実は意外でしたが、失望感を伴えばドル円を除くストレートでのドル買いは想定内です。ドル円の下落もダウが下げた結果が直接の引き金となっていますが、先にドル売り調整が対円でも発生したとすれば納得が出来ます。
今後も株式市場(特にダウ)が下落すればドル円はまだ下落余地があり、クロス円も売り込まれるため、ポンドやユーロのカバーのために対ドルで下落する可能性は否めませんが、基本はECBなどが金融緩和に踏み切らない限り、為替はドル売りのスタンスで良さそうな感覚は変わっていません。
したがってクロス円は、基本的にドル円の動きに左右されることは大前提としながら、ストレートの影響によって非常にトレンドが発生しにくい地合いが続きそうです。暫くはドル円相場と株式市場の動きには要注意です。
ポンドドルは順調に上昇し、2.0500を目前にやや伸び悩んでいます。
このとろ追随戦略が組めず、調整での押し目買い、戻り売りを入り口としてきましたが、なかなかエントリーできず、いまだに今月の開始取引がありません。
ブッシュ大統領が、実際にサブプライムローンの借り手に対して返済の優遇処置決定を打ち出して以来、株式市場を中心にやや安堵感が広まっています。
先物価格が全体的に下落気味に推移する中で、債券価格の下落と、商品・株式価格の下落という矛盾した動きが同時に出現し、まだまだ賛否が分かれる市場の意思を感じていましたが、昨日のNYK市場の結果を見ると、債券は続落傾向にあるものの、株式と商品価格が底堅く、債券売りで増えたドルの流動性は、一旦はリスク市場へと向かいつつある空気を感じています。
メジャーなストレートである、ポンドドル、ユーロドルにもその兆候が現れており、ドル売りが先行している形です。本格的な底入れと見るのは早計ですが、ダウが上昇気味に推移するのであれば、ドル円相場はなぜか上昇する傾向があり、先のストレートの動きと相まってクロス円が上昇する可能性がやや高まっています。
ストレートがこのままドル売りを継続するようなら、何れドル円も下落するタイミングがあると思い、円安を一気に容認出来ませんが、対円相場での円安調整はもう少し継続しそうな予感です。
ただし、FOMCのイベントを控えており、安易なポジション増加は厳禁ですが、
A:金利据え置きとなり、金利差拡大は一旦回避との判断が市場にあれば、一旦はドル買い
B:利下げ決定で為替ではドル売り加速、株式上昇でドル円だけ上昇
というシナリオが想定できます。
Aシナリオは一時的な変動と想定し、ドル買いに伸びたところをドル売りという戦略が、個人的にはしっくり来ます。
目先のFOMC灯台がどんな光り方をするかで、ある程度の舵取りが決りそうなのは明白な状況ですが、市場では25bpの利下げが織り込まれている割には、米国債10年30年共に下落(金利は上昇)、本日もフューチャーは価格を下げています。
なんだかの裁定取引かヘッジでの動きならばあり得るかもしれませんが、不気味な矛盾は先週後半からまだ継続しています。
サプライズ的に利下げを敢行したイギリスのポンドは、ユーロに比べて弱さが目立ってきました。ポンドドルは、既に売トレンドを示していたドルと、新たに売り材料を提供したポンド売りとの駆け引き相場となり、先週はポンド売りが競り勝った結果です。
2006年4月下旬から、途中調整の売り相場が幾度かありながらも、概ね一本調子で上昇してきました。先入観を介さなければ本日当たりは絶好な買い場となりそうです。
しかし、これまでのポンドとは明確にスタンスが異なっており、キャリートレードのアンワインドという円買い取引のカバーによる下落から、イギリスの利下げでポンド売りによる下落というファンダメンタルの違いを見て取れます。
もしトレンドを継続するなら、今週は上昇する週間に見えます。結果次第では、当面の最弱通貨が判明する可能性があり、対円クロスにも応用が効くのではないかと考えています。
微妙な位置です。
対円には相変わらず海外勢が売玉を持ち込んでいるようですが、昨日はダウの上昇に伴うドル買いでおわり、本日は今のところ非常に狭いレンジに終始しています。
何やら非常にファンダメンタル相場になりつつあり、サプライズがありそうで非常に恐怖感があります。
米国債の先物は下落して金利上昇となっており、FOMCでは25bp利下げを織り込む市場とは逆行しています。
不気味なのは原油、債券、金、株と全てが下げており、だぶついたドルは一体どこへ向かうのかという懸念があります。
ブラックマンデーを想像するのは早合点だと思いますが今後、米国離れが意識されるとなると、インフレとはいえない日本円の通貨価値は見直される可能性もあります。
昨日はドル買いをイメージしました。上の動きが修正されれば、ブレークポイントも近く、瞬間でもドル上昇の目は残っています。
損失確定やドテンするポイントさえしっかり把握できれば、戦略としては間違っていないと思いますが、個人的には少し弱気が入っています。
ポンドも先のOECDコメントを重視すれば、あまり良いコンディションではなさそうです。この2通貨から目が離せません。せっかくGCC諸国が頑張った意志を採択してくれ、ドル安も少しずつが良さそうです。
では、良い週末をお過ごし下さい。
各国の金利政策に微妙な温度差が出ています。
このところでは、カナダ利下げ、アメリカ利下げ、イギリス利下げ、ユーロ据え置き、オーストラリア据え置き、南アフリカ利上げとなっています。
地域的には、南米利下げ気味、アジア利下げ気味、中東利下げ(ドルペグによる)、東欧、北欧は据え置きから上げ気味といった流れでしょうか。
OECDからは、一部の理由からなる政策金利の引下げはすべきではない、とのコメントが聞こえてきています。資源インフレの様相となってきた部分に配慮している感じで、確かにこれ以上の過剰流動性(お金を借りることによって世の中に多くの資金が出回り過ぎること。)が世界をめぐることは、好ましくないと言う点、納得が行きます。ただ、お粗末なことに、米国と英国は良いらしい??
米国は、サブプライム問題の実質的被害者とも言うべき借り手を救済する対策を打ち出し、株式市場は好感しています。OECDコメントの本質を重視すれば、ドル金利も一旦は下げ止まるとの思惑は当然で、ドルの買戻しが散見されます。
カンフル剤的な政策金利下げではなく、実質的に被害を被っている対象者への対策は、OECD的にも合致した方法でした。ただ、実際の対象者数はその2倍は存在するとの話もあり、素直に反応しきれない部分があります。
それぞれの対策効果がある数値として実感できるのは早くても年明けとなり、暫くは神経質な展開となりそうです。