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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

CADJPY チャートを信じれば売り 余りにも行き過ぎ

2007-10-10 21:16:58 |    -加ドル

それにしてもこのポンド円はなんでしょうか。

随分と逆撫でしてくれる動きをしています。あと1回上値トライはありますでしょうか?気分は既に売り場探しとなっています。昨日のコメントでの泣きが、自分でも笑えます!

さて現在、最強の通貨だと言っても過言ではないカナダドルですが、あまりに急激な上昇に見えます。

インフレリスクの継続から金融政策も引き締め継続が期待され、原油高値維持、金上昇、オーストラリアの干ばつで穀物の品不足予想…とくれば、誰も売ろうとは思わないのうなずけます。

しかし、オシレーター系の分析ツールでは、時間足と週足でダイバージェンスを起こしており、いつ何時調整の押しが入ってもおかしくない状況が続いています。

先月はカナダ円の値ごろ感から売り戦略で墓穴を掘った結果となりましたが、確認できる範囲で対円の価格が7月上旬の最高値を上回っているのはカナダ円だけです。先行指標として今後も対円を牽引する可能性はありますが、カナダ円を除く全てが出遅れているというより、カナダ円が行き過ぎとしたほうが、自然な気がします。

週足は午前中まで実体部分がほとんど無い陰線であり、今週初は寄付きが先週終値を上回っているという、典型的な下落パターンを示唆していました。119円30銭を越えて陽線になりましたが、約1ヶ月で10%程度の上昇率は異常な早さであり、今後120円台を付けても達成感が蔓延すれば117円台、115円台もありそうな気がします。

こんな状況で、そろそろ売りは危険です。だれも120円台が限界などとは言うことはできません。しかし、ここまで伸びてきたならストップ売りで開始できる機会をもらった感覚がします。

本日は、その根拠とターゲットを占ってみます。

 
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EURUSD ドル買いとは尚早 買われ過ぎの調整と断定も下落リスク

2007-10-09 21:47:31 | ☆相場分析-ユーロドル

日足では非常に厳しいフォーメーションとなっています。

昨日は概ねユーロドルがドル売りを継続しているなか、ドル円はドル買いのヘッジが効いていた様子で、非常に底堅かったことがチャートからわかります。しかし、東京勢が参加し始めるにつれて、クロス円の影響が強まり、結局はドル円の頭が重くなるという本日ここまでの動きです。
やはり本邦のクロス円パワーの影響は生きていることを実感しています。

ユーロは1.40台割れを目前に、少し前の上昇トレンドの上値抵抗線として機能していたラインが、この瞬間では下値を支持するように機能しています。

本日の下押しはユーロ円の投げが後押ししている様に見えますが、1.40割れにオプションのような仕組みがあるとすれば、付けに行く可能性を感じています。しかし、先の下値支持は週足でも機能していることから、酒田五法的フォーメーションが勝つか、トレンドラインが踏みとどまるかの押し相撲となりそうです。

1.37台の突入があってもユーロの上昇を否定するものでもありませんが、週末、週初は薄い市場の動きであったため、新規は様子をみたいと思います。

ポンド円は9ポイント差で根っこのポジションのTPを逸したばかりか、深めに売りを浴びており、ストッププロフィットがHITして、とうとうスクエアになりました。短期的にはH&Sのネック割れを起こしており、237.50水準の押しはありそうです。

瞬間的な最大風速を考慮すると235円台も場合によっては可能性はありますが、昨日の高値が戻りの確認とは思いがたく、235.00~240の揉み合いになるかもしれません。ちょうど中心値であるこのあたりでの悔し買いは止めておきます。


GBPJPY まぐれ・・・でも、完璧!PL修正

2007-10-07 10:26:59 |    -ポンド円
5日金曜日のシナリオは、完璧でした。たまには、こんなことがあって、普段が報われます。

週末にはあまり更新しきれていない当ブログですが、今日は訳あって更新します。詳細は最後をご覧ください。

週末は米国雇用統計の発表がありました。
数値自体は、注目されるNFPが予想よりも若干強く、前月のマイナス数値からのインパクトは実際にあったようで、ドルは全面高となりました。

しかし、ドルを買い進めるというよりも、一時的な買い仕掛け、或いはドルショートの買戻しが集中しただけだったことが後々判明する形でした。チャートを見ても一本でドル高になった後、少しずつ買いが入る展開を見せており、ニュースなどから照らし合わせても、実需はドル買いというよりは、明らかに買い場を見極めている感が強くなっています。

各通貨は再度ドル安の歴史的水準でNFPを迎える状況でしたが、ドルの買い戻しの限界感を確かめるとすかさず買ってきている状況です。ファンドなどリスクをとらなければならない資金は、既にリスク回避のスパイラルから脱却しているようにも見え、IMM系の一般大口投資家も追随し始めたように見えます。10月の第一週目の価格水準は、今後も参考となることを記憶したいと思います。

ファンダメンタル的にはドルが売られる根拠はあまり見えてきません。それでもドルが買われないのは、リスク志向が高まったことで、投資先に資金を向かわせるべく、ドルの切り崩しが発生している可能性があります。米債が売られていることからも理解でき、経済指標の改善で利下げ感が遠のき、金利上昇の背景を裏付ける形となっています。

さて戦略ですが、週末でのシナリオがツボにはまり、フェーバーとなっています。ポンド円のTPターゲットが238.90であったのに対して、高値(ビッドの高値)が238.87とまりと、あと3ポイントの違いで利食いができていません。

考え様によっては残念なのですが、引け際は買い気配が強まっていることが見て取れます。来週は明らかに対円での上昇余地を残しています。ここはストッププロフィットを置きつつ、もう一段の上値狙いをすべきステージに見え、ドル円さえ上値を伸ばしてくれるようであれば、可能性は高まります。この週末は、週末にオーダーできて良かった、と思える少ない機会かもしれません。

 
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GBPJPY 本日のNFPの発表後は波乱相場の可能性も 予想はマイナスから脱却

2007-10-05 21:01:50 |    -ポンド円

昨日は欧州通貨の売りが、噂を背景に発生し、その後の買戻しなどやや荒い展開でした。
本日は概ねクロス円は揉み合い、ストレートは月初からの短期的な下落トレンドの支配を受けていると思います。

本日は注目の米国雇用統計の発表があります。中でもNFP(非農業部門雇用者数)が注目されていますが、前月がサプライズのマイナス0.4万人(ギリギリではありましたが)だっただけに今月のプラス10万人という数値はやけに改善したという印象になる可能性があります。
NFPが一桁(万人台)である月はさほど珍しくは無いのですが、平均的には良い数字ではありません。ただ、前月比では+10万人という事実を考えれば回復力に強さが見えてきた、という解釈もあるでしょう。

ドルが好感された場合

ストレートではドル買いが発生し易いと思いますが、一部の通貨を除きドル買いは限定的に見えます。ユーロは対ドルで弱そうな目が出ていますが、押し目を見極めて買ってみたい気がします。昨日のユーロ安的な牽制球もある程度は織り込み済みにもみえ、G7前のリップサービスの域を越えていない様に見えますが、ただ1.40割れがあるとしても瞬間でなければならず、比較的深く押したあと1.40台が重くなれば、週足の下値補助あたりまでの下落を意識せざるを得ないでしょう。

ドル円もストレートには違いありませんが、このところドルが買われると円も買われるという、かなり連動した動きになっており、一時的な円買いで下落しそうな予感がしています。
クロス円は結局、まちまちな動きとなりそうです。ユーロがリスク要因ですが、下押ししたところは拾っておいて問題は無さそうな予感です。

ドルに失望する場合

予想以下だと失望感だけが目立つこととなり、ストレートでは一段のドル売りが加速し、対ドルの最高値を更新にかかる動きへと発展しそうです。
ドルが売られれば円も同時に売られやすいことから円安が進行し、これを受けてクロス円は円安を加速して一気に各ターゲットを達成しそうです。

どうも円安要因ばかりが結論となりがちです。押しを見極めるには、相場に対峙しておく必要がありますが、なかなかそうも行かない場合があります。上値抜けを丁寧に追いかけるのがセオリーですが、日、米、加の市場は来週月曜日共に休場でもあり、限界がありそうです。今週を終える前にはポジションを少し軽くしておきたいところです。

思い込みは禁物です。
一昨日のポンド円シナリオは、結局持っていれば利益チャンスもありましたが、下押しが深かったため100ポイントを耐えて50ポイントの収益はバランスが悪過ぎます。既にフェーバーなポジションもあり、あそこはロスカットでOKだったと思います。

 
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BOE の緊急利下げの噂で右往左往 ストレートのアク抜き終了か

2007-10-04 22:47:20 |    -ポンド円

昨日の買い増し戦略は失敗しました。

BOEの緊急利下げの噂で、ポンド円は昨日のピークから約150ポイント下落後、据え置きが発表されると再度237円台を回復し概ね行って来い相場の様相を呈しています。

これで落ち着けば237円台が定着し次のステージへの土台固めとなりそうですが、日足は非常に幅の無い実体線となっているため、不安定な上下をしそうな予感もあります。

ストレートは、同じ噂で底値を付けたあと、100ポイント以上上昇回復しており、先日のレポートで買われ過ぎの調整下落を示唆しましたが、概ねそのアク抜きも終ったように見えます。

これでドル円が再度117円台乗せに向かうようなら、ポンド円はいよいよターゲットへ本腰が入りそうです。調子にのった買い増しシナリオでしたが、再度236円台中盤に緩むようなら、もう一度トライしても良さそうな感覚があります。

それにしても、買い増し後のアベレージが236.30前後であったことが示すように、先ほどの下値が236.26だったというのも皮肉ですね。結果的には世の中と同じような取引をしていたことの証明であり、裏に入れるような取引を視野に入れたいと思っています。

本日の戦略更新はありません。早く落ち着いてレポートが書ける日が来ることを願っています。それにしてもブログの世界は厳しいです。少し更新が途絶えると一気に皆様からのアクセスも落ちるものなのですね。目標は一週間に一度の更新でも、多くの方が待っていてくれる、価値ある情報の配信です!!では。


GBPJPY 出遅れた感から諦めていたところで急落 ワンチャンス狙い

2007-10-01 22:02:57 |    -ポンド円

本日から10月です。

イメージは相変わらずしっくり行きませんが、ドルの買い戻しリスクであれば限定的に見えます。

先程、にわかにドル買いが発生し、ポンド、ユーロが下げる中でクロス円の投げも入り、本日の始値となる安値辺りまで下落した通貨もあります。
投信などは相変わらず売れ行きが良いらしく、9月末のクロス円上昇は或いはその手当て買いなどの影響があったのかもしれません。

本日は、その勢いで日中は概ねクロス円が上昇していましたが、ここに来て調整売りが出た様子で、幾つかのストップロスを巻き込んだ感じがあります。

先月からのクロス円上昇は、ドル売りという括りでストレートでの他通貨上昇が影響しましたが、それでも月末のストレートペア急上昇は、反転前に発生するセッションエンドの断末魔に良く似た状態であり、反転を危惧していました。
実際にチャート的には、週末より高値を更新しながら本日は陰線が出ており、いやな状況であることは確かです。値ごろ感では買って行けない状況に見え、ここまでくれば最高値更新で追いかける以外は、しっかりボトムを見極めたくなっているストレートペアです。

一方、ドル円はここまでドル売りが世界的なトレンドになりながら、フタを明けてみればレンジ取引に終始しています。

再三説明してきましたが、ドル円が底堅い理由として、ドル保有に走っている様にはみえません。恐らくその先には欧州通貨をはじめCX通貨への需要に流れてはいるようです。したがってドル買いには比較的連動し易い背景がありそうな気がしています。

かつてのキャリートレードのように、原因は円売りではなく、あくまでドル売りではありますが、円も同じファンディング通貨とするならば、こうした決済系の通貨売りが背景にありそうです。

このように考えると、クロス円の上昇で遅れを取っているポンド円にやや投資余地があるように見えます。235円がキーとなる水準となっていただけに、上抜きを信じて240円を目指したいと思います。

ニュースに因ればLIBORでのポンド金利も本日は落ち着いているようすで、信用危機の拡大には至っていないようです。