外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

3月29日の外国為替市場、復習とキーポイント-3月30日「FXフラッシュ1400」

2010-03-30 15:12:19 | ☆外国為替を読む

◎前日の外国為替市場の動きについて、主要通貨の視点から考察します。

◆3月29日月曜日のトピックス
材料不足の中、ユーロ圏中小国の信用懸念がいっそう後退したムードとなり、株式市場が世界的に堅調な展開だったことを挙げてみます。

それでは、各主要通貨の推移を、30分チャートをご覧いただきながら、確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



先週末の終値から60ポイント以上ドル安にギャップして寄り付いたあと、ギャップを埋めるように1.3417の安値まで下落しました。欧州時間までは日中安値圏で揉み合ったものの、以降はユーロ買いが再開し、1.3505まで上値を拡大しました。米国時間では調整的なユーロ売りが先行した後、もみ合いながら1.34台後半での引けとなっています。

(ファンダメンタル)
東京株式市場も堅調に推移し、欧州序盤までの上昇には、ユーロ円の買いが一因だと推測できます。加えて大手格付け機関が、ギリシャやポルトガルの格付け見通しを年内は据え置く可能性を示唆するなどで、欧州株式市場も堅調に推移し、ユーロ買いを支えていた模様です。米国時間に発表された米国経済指標が概ねさえなかったことで、ドルの買戻しが先行し、以降は利益確定的なドル買いで上値が重く推移しました。

ポンドドル相場



20ポイントほどドルやスにギャップして寄り付き、以降は概ねユーロドルに連れる動きとなりました。一時ドル売りが進み1.5017の高値を付けましたが、1.50台は重かった模様で、以降は1.49台後半で揉み合いながら引けています。

(ファンダメンタル)
ユーロポンド相場の上値が終始重く推移していたことから、ポンドの買いがやや優勢でした。ポンドは対円でも上昇しており、期末を控えた手仕舞いの買戻しが一因にも見えました。

ドル円相場



わずかにドル安へギャップして寄付きましたが、概ね92円台半ばでの揉み合いに終始する展開でした。

(ファンダメンタル)
東京前場では、クロス円の上昇による円安の影響が観測されましたが、上値も重く、目先の円のロングポジションはすでに吐けているという印象です。

◆その他の米国市場動向
株式市場は総じて堅調で、主要な3指標はすべてプラスで終了。資源市場は、株高ドル安が好感され、上昇して引けています。債券市場は長期が下落して利回りが上昇する一方で、短期が買われた模様です。
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