外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

4月23日の外国為替市場、復習とキーポイント-4月26日「FXフラッシュ1400」

2010-04-26 15:58:19 | ☆外国為替を読む

◆4月23日金曜日のトピックス
ギリシャがやっと資金支援の要請を行い、問題に一つの終止符が打たれたことと、米国の経済指標が大きく改善したことで投資に対する楽観的な見方が、それまでのリスク回避的なムードを一転させたことを挙げましょう。

それでは、各主要通貨の推移を、30分足のプロスティックス・チャートで確認してゆきましょう。

◆ ユーロドル相場



先週末にかけてギリシャの利回りが再び急上昇するなど、ユーロ売りが再燃し、23日は朝方から売りが殺到して、1.3200を試す展開が先行しました。欧州時間になって、底堅さから買戻しが徐々に入る中、ギリシャが支援要請を行ったとの報道で、ユーロの買戻しが一気に入り、1.33台中盤まで上昇しました。しかし、上値が限られると売り戻しが1.32台中盤まで入りましたが、米国指標が大幅な改善となると、リスクヘッジの巻き戻しとなるドル売りが強まり、1.34台目前まで上昇し、高値圏で引けました。

ポンドドル相場



ユーロドルの下落に連れて1.53台前半を付けた後、ユーロの逃避先として選択される一面もあって買い戻されるなど、一進一退が続きました。ギリシャ報道でユーロポンド相場が急上昇すると、ポンド売りが優勢となって対ドル相場は下落。また政局不安がポンド売りを支援する形で、米国時間では1.5293の安値を付けました。しかし、米国の経済指標の改善と株式市場の動きに合わせてドル売りが進むと、ギリシャの支援要請以前の水準まで戻して引けています。

ドル円相場



ギリシャの支援要請までは、93.40円付近を中心に小幅で揉み合う展開でした。しかしギリシャの支援要請を受けてユーロ円上昇に連れ高になったあと、米国指標改善が円安のダメ押しとなって、94.30円付近まで上昇しました。引けにかけては調整気味に下落し、93円台後半で終わっています。
コアの耐久財受注は約1年ぶり、新築住宅販売は30数年ぶりの高い数値だったとの報道がありました。

◆23日の終値水準をご覧頂きながら、その他の米国市場の動向をお伝えします。

債券市場は、ギリシャ問題が一段落したこと、今週の債券入札を控えて買いが引いたこと、更には好調な企業決算や経済指標を受けて株式市場が活況に推移したことなど、売り材料一色となって価格は下落し利回りは上昇しています。金相場はドル安に連れて上昇し、CRB指数もプラスで引けた模様です。
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