外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

3月26日の外国為替市場、復習とキーポイント-3月29日「FXフラッシュ1400」

2010-03-29 15:44:08 | ☆外国為替を読む

◎前日の外国為替市場の動きについて、主要通貨の視点から考察します。

先週末3月26日金曜日のトピックは、ギリシャ救済策のフレームが明確になったことに尽きると思いますが、四半期末や週末、月末要因も絡み、動きが増幅された印象です。


それでは、各主要通貨の推移を、30分チャートをご覧いただきながら、確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



前日引け際で安値を更新する動きとなり、寄付き以降もしばらく安値圏でもみ合いました。しかし、その後はユーロ買いが優勢となり、1.33台を回復すると徐々に上値を拡大しました。ただ、米国時間に付けた1.34台では、売り圧力も高く、1.3400を挟んで揉み合いながら先週を引けています。

(ファンダメンタル)
月末や期末要因が背景か、クロス円が先週から底堅く推移しており、序盤の買戻しはその流れを汲んでいたものと推測します。欧州時間に入り、ギリシャ救済策の格子が具体的になるにつれ、対ドルや対ポンドでもユーロを買い戻す動きが上昇の要因だと見られますが、堅調だった株式市場が軟調に推移すると、上値も限定的になった印象です。

ポンドドル相場



概ねユーロドルに連れた動きです。ギリシャ問題の進展を受けてユーロポンド相場の買戻しが、一時ポンド安を牽引した模様ですが、その後は乱高下しながらも、ユーロに連れたドル売りが優勢でした。

ドル円相場



寄付きからユーロやポンドのドル売りに押される動きと、底堅いクロス円の買いによる円売りとが、交互に押し合って方向感のない動きとなり、92円台半ばから後半を中心に揉み合う展開でした。

◆その他の米国市場動向
株式市場はダウがかろうじてプラスを維持したものの、まちまちな終値でした。資源市場はドル安再開が好感されたのか、上昇して引けていますが、CRB指数は概ね横ばいだった模様です。債券市場は調整買いで利回りは若干下がって引けたようですが、米債の入札結果がさえなかったことを受けて、安値圏での引けとなった模様です。
-------------------------
今日の通貨フォーカスはユーロ円相場です。以上の内容および通貨フォーカスは動画番組「FXフラッシュ1400」でもご覧いただけます。右上の「ForexTVジャパン」バナーは、動画ニュースページにリンクしています。メニューの市況タブからご覧いただけるようになりました。
-------------------------
当サイトの免責事項をご理解ください。当サイトの閲覧は自由ですが、当免責事項に同意できない場合に閲覧者は、当サイトの利用および閲覧を放棄する権利を有しています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。