入り口が悩ましかった昨日のAUDJPYでしたが、94円台は無しとストップを設定したところが売り場でした。高値94.15でストップ。3銭違いは悔やまれます。
ユーロといい、オセアニアといい、欧州市場が開くとサクサク上昇するケースがあります。概ねドル円の上昇による連動と考えてよいと思いますが、解せない動きです。
本日もやはりアーリーヨーロッパが参入してからサクサクと上昇し、94.35円水準を付け、ドル円は113.90円まで高値をつけています。
資源国通貨の対円相場感は依然として下落を見ていますが、もしかすると入り口はもう少し高い所にあるのかもしれません。カナダ円では109円、豪ドル円では95円程度を戻りの限界とする必要がありそうです。
直ぐにでも仇をとりたいところですが、一旦撤退します。また、良いタイミングと思われるときに考慮したいと思います。
さて、注目のFOMCは18日とまた先の話ではありますが、既にFF利下げは当然視され、あとは25bpか50bpかの議論とまでいうコメントも聞かれ始めています。欧州などメジャーな政策金利も一先ず据え置き決定を先行させた国がありますが、スイスなどは利上げ観測が噂に上がるなど、足並みは十分一致している様には見えません。
信用収縮により市場金利は高止る一方でのFF金利下げは、目的は違うといえどもちぐはぐ感は否めません。またユーロも、依然としてECBの強気コメントが聞こえますが、本日もまとまった流動性の放出があるなど、こちらもちぐはぐ感を隠せません。
各国それぞれの事情と思惑が交錯し、暫くは小幅ながら方向性は出にくくなってきました。
18日のFOMC前後には、大手ヘッジファンドや投資銀行の決算が発表される予定になっています。こちらも経済指標並みに注目を浴びており、概ね赤字を織り込みながらもドルにとっては売り材料として認識されそうです。ただ、これを期に一気にドル売りとなるかどうかは否定的なレポートもあり、波乱要因であることは間違い無さそうです。
本日の「テクニカルクリップ」では、唯一フェーバーな運用を継続しているユーロ円を一旦カットし、売り直せる状況を確保したいと思います。
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