こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
今日のつぶやきでは、これだけ上昇を示唆する材料を感知していながらも、どうしても素直にポンドを買うアイデアが出てきません。その理由として、以前にも指摘した記憶がありますが、
2009年後半は、ざっと1.6000から1.6800のレンジで半年間以上揉み合っているため、価格自体が相当マーケットに刷り込まれている可能性が高く、一気に突破させてもらえるとはどうも思えないからです。レンジの中心を1.6400に置いたとしても、あと100ポイントに迫った昨日の高値水準となる1.6300を買ってゆくには損益バランスが悪すぎると思います。
せめて心理的節目だった1.6000を、ボトムとして確認するような動きを利用して、丁寧に押し目を買う方が幾らか無難です。
雇用統計を控えていることもあり、遠目の1.6050辺りにラッキー買いをリーブして、1.5900裏にストップを置くイメージです。ここ数日で、リスク志向の回帰が再び意識され、米国経済指標が良い場合、ドル売りに作用する可能性が出てきています。それまでは、米国指標の悪い内容に対して逃避のドル売りが主流だったため、今回は波乱含みを予想します。
欧州の株式市場が下落するような展開があればドル買いに推移すると思いますが、数少ない現実的なドル買い要因としては、米国債券利回りが上昇するようなら、終盤にドル買いが進む程度かもしれません。
リスク回避の方が勝るほど雇用統計が悪い内容であれば、さすがに一旦は戦略を引っ込める方が無難ですが、それだとリーブの意味もなくなりますね~。今週は結局最後まで踏ん切りがつかず駄目駄目でした。
来週から、米国市場も冬時間(というより標準時間)に突入しますね。指標発表が1時間遅くなるのは結構苦痛です。余裕を持った取引が体にも良いと思います。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
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