外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

2月3日のポンドドル相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-03 19:35:42 |    -ポンドドル

◆今日のテクニカル分析は、ポンドドル相場です。

昨日の分析から先ほど、やっとギャップをしっかりと埋める動きとなり、反転の目が強くなった印象です。基本トレンドはポンド売りに変化はないと思いますが、ギャップした価格帯がサポートなる可能性を試してみようと思います。 



1.6020前後まで押し目があるようなら、ポンドを買い、日足基準線の1.6145付近をターゲットとします。再度、1.59台に沈むようなら、早めに損切るイメージです。今日の陽線をもって1日の下ヒゲはスパイクボトムを完成したように見えています。



◆最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。 

21:00 USD      MBA住宅ローン申請件数指数
予想  NA  前回  -10.90%  
 
21:30 USD      1月チャレンジャー人員削減数 【前年比】          
予想 NA  前回  -72.90% 

22:15 USD      1月ADP非農業部門雇用者数増減
予想  -40.00K  前回  -84.00K

オバマ大統領がテーマとする雇用関係の指標があります。ADPは来る雇用統計の前指標としてここ最近、注目されています。その少し前に発表されるチャレンジャー社の雇用者数増減は、マイナー指標でありながら、ADPとの逆相関関係に注目しています。



チャレンジャー社の指標はマイナスが大きいほど、雇用が確保されたことを意味するので、注意してください。
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チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州市場序盤の流れ(02月03日)

2010-02-03 19:13:22 |    -ドル円
ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が2月3日に切り替わる、日本時間午前7時時点のドル円相場



昨日終値と概ね同じ水準の90.37付近で寄り付いた後、前日の円高を調整するドル買いが先行し、90.55の高値をつけました。その後、前場を掛けて、ユーロ円と思われる売りでユーロドルと共に下落し、90.29の安値をつけるステージもありましたが、下値も固く、結局、後場は下落幅を取り戻すという、狭いレンジでの往来相場となりました。 
  
欧州時間に入り、ユーロやポンドの対ドル相場が上値を拡大する動きに合わせて、ドル円も下落しています。日本時間17:00現在、90.36付近で取引されていましたが、下値を割り込むと、一時90.07の安値をつけています。

◆変動要因を考えます。
   
今日の東京市場は、明日のECB、BOEの金融政策発表や、今週末のG7を前に、様子見相場だったと思います。G7では金融規制や中国の人民元に対する議論があるなどの憶測を呼んでいることに加えて、大手格付け機関が中国の一部銀行の格付けを引き下げた報道が伝わりました。ただ、市場の反応はリスク回避というより、ポジションリスクを軽減する動きが主流だった印象です。  

欧州時間でのドル売り急進は、ドルの安値を割り込んだことによる、テクニカル要因が強いと思いますが、はっきりした原因は把握できていません。ここまで、ユーロドルは1.3997、ポンドドルは1.6056、ドル円は90.05のドル安値を付けています。
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本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、ポンドドル相場ですが、ここで一旦ページを改めます。テクニカル分析と以上の内容は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。
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2月03日午前の東京外国為替市場概況と、ドル円相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-02-03 15:10:10 |    -ドル円

◆本日2月3日、午前の東京外国為替市場の動き

各市場共に、ドルの安値圏で揉み合う展開です。金融規制が為替市場にどのようなインパクトがあるのかを見極めようとするムードなのかもしれません。

◆今日の通貨フォーカス
ドル円相場を見てみましょう。

ユーロやポンドの対ドル相場が上昇気味に推移し、投資ムードの改善に見える一方で、ドル円相場は円売りにはならず、ドル売りが共通のテーマになっています。

今月に入ってドルの上値を幾度も試す展開がありましたが、91円台には結局一度も到達できませんでした。月初の外貨需要をもってしてもこの状況とあれば、市場ではアメリカが主導する世界規模の金融規制を懸念した円買いになっている可能性があります。



(動画では11:00足に長い上ヒゲが表示されていますが、データのエラーによるもので、事実ではありません。ここまでの暫定高値は9:00足の90.55です。訂正してお詫び致します)

時間足の雲の中で推移している相場ですが、暫く水平に推移する雲の上限となる90.60へ再度迫るようならドルを売り、91円台乗せで一旦はストップというイメージです。

普通であれば、数日に渡って同じような戦略が浮かぶ相場展開では、ドルのショートが積み上がっていても不思議ではありませんが、それでも乗せられない91円台の重さは、何かあるのかもしれません。
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2月02日の外国為替市場、復習とキーポイント-2月03日「FXフラッシュ1400」

2010-02-03 14:56:46 | ☆外国為替を読む

2月02日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
主な経済指標も少なく、為替市場は基本的にはポジションを縮小する動きが優勢だったように見える一方で、欧米株式市場は中盤以降、堅調な動きとなりました。

ドル円相場



90.61付近で寄り付きいたあと上値を先に試し、90.91まで上昇しましたが、前日高値を越えられず、以降は下値を切り下げる展開でした。米国時間で90.23の安値をつけてからは、90.35を中心に揉み合い、90.36で引けました。

(ファンダメンタル)
東京時間前場の上昇は、堅調だった東京株式市場や、RBAの追加利上げ予想に基づく全体的なクロス円の買いムードが相場を牽引していたように見えました。
しかし、結果は据置となったため円の買戻しが発生し、欧州市場参入後の円買いにも影響していたと考えられます。米国時間での下落は、主にテクニカルが要因に見えますが、市場全体がドル安を伸ばしており、連動したとも考えられます。

ポンドドル相場



寄り付き以降、東京前場は小幅な揉み合いでしたが、ドル円に合わせて1.5901付近まで下落した後、米国時間ではドル売りが優勢となり、引けに変えて1.5994の高値をつける展開でした。

(ファンダメンタル)
幾度かドル買いで下落した相場は、RBAの金利据置による警戒感が主要因に見えます。米国時間以降、上昇に転じた背景には、英国の首脳陣より財政改善に向けたコメントが好感されたポンド買いほかに、欧米株式市場が堅調に推移したことによるドル売りが指摘できそうです。

ユーロドル相場



寄り付きから弱い展開となり、RBAの発表で1.3884の安値をつけました。しかし、以降は底堅い展開となり、米国時間引けに掛けて1.3974の高値をつける展開でした。

(ファンダメンタル)
変動背景については、その他の主要通貨と概ね一致しますが、上昇相場前半では、ユーロポンド相場が調整の上昇を伸ばしたことで、ユーロの買戻しが先行した模様です。
米国時間に掛けての上昇背景は、概ねその他の通貨と同じだと思います。ただ、ギリシャの財政懸念が緩和したことは、好感のユーロ買戻しを誘った一因に見えます。

◆その他の市場動向
米国株式市場は、2日目の続伸となりました。ただ、債券市場は上昇して利回りは低下し、為替市場は円高気味に推移するなど、資金の流れは投資マインドの向上で一致しておらず、各市場もそれぞれのポジション調整が先行したようにも見えました。資源市場だけは、好調な株式市場を受け、上昇で引けたようです。
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