外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

2月17日のポンドドル相場分析と今後の経済指標発表予定-「FXフラッシュ1930」テクニカル分析

2010-02-17 19:35:34 |    -ポンドドル

◆今日のテクニカル分析は、ポンドドル相場です。

先日の分析で戻り相場を占った際、1.5800をキーポイントに置いたまでは良かったと思いますが、依然として底堅いため居心地が悪い状況です。本夕のイギリス経済指標やBOE議事録発表後の動きで、今後の方向に対する白黒が付くと思いますが、現状で調整反転の域を出ていない以上、高値圏での売りを支持したいと思います。

4時間チャートでは、

雲の下限から上限へと一気に駆け上がり、一瞬は雲の上に出ましたが、現在は雲上限のレジスタンスが機能している模様です。現在の水準は他にも、上昇チャンネルの上限にも近く、【追記】また、3日高値から8日安値までの下落から50%戻しの水準にも近い【追記終了】いことから、上にブレークしない限りは、チャンネルの下限を次の目標とした動きも想定可能です。

1.5800前後でポンドを売り、2月1日安値の1.5850を上回るようなら一旦はストップというイメージです。下値目標は、転換線の1.5720辺りから基準線の1.5680辺りは視野に入ります。

◆最後に、今晩の米国経済指標、発表予定をご覧ください。

21:00 USD MBA住宅ローン申請件数指数
予想  NA 前回  -1.20%  
 
22:30 USD 1月建築許可
予想  0.62M  前回  0.65M  
 
22:30 USD 1月住宅着工件数
予想  0.58M  前回  0.56M  
 
22:30 USD 1月輸入物価指数 【前月比】
予想  0.90%  前回  0.00%  
 
23:15 USD 1月鉱工業生産【前月比】
予想  0.80%  前回  0.60%  
 
23:15 USD 1月設備稼働率
予想  72.60%   前回  72.00%  
 
04:00 USD 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録

久しぶりに今夜は幾つか予定が控えています。株価への影響が気になりますが、遅くにはFOMCの議事録公開があります。短期のドル買いポジションはそれなりに軽くなっていると推測でき、新たな動きにも注目しています。
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チャートで見る、東京外国為替市場の概況と、欧州市場序盤の流れ(02月17日)

2010-02-17 19:04:23 |    -ドル円

◆始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。

取引日付が2月17日に切り替わる、日本時間午前7時時点のドル円相場は、



前日終値と同じ9.13円付近で寄り付いた後、前日引け際の流れを引き継ぎ、昼休みを通じて90.37円まで穏やかに上昇しました。後場は概ねドル高値圏で揉み合ったまま東京時間を引けています。

欧州時間に入って、円買いが強まり90.15付近まで下落しましたが、90.12円の安値を割り込めず、反転気味に推移しています。

◆では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。

前日の米国株式市場が大きく戻した地合を受けて、アジアの各株式市場も大きく上昇したことを背景に円売りが進行しました。ただ、90円台のドル売り意欲は、依然として強い模様で、伸び悩んだ格好となりました。

欧州時間にはいって、高値圏でもみ合っていたユーロドル相場が下値を割り、ユーロ円の売りに連れる形で、ドル円が一時、軟化しました。しかし、一方でポンドドルが揉み合いの上値を抜けたことで、ポンド円が上昇した結果ドル円も連れ高となり、すかさず値を戻しています。

ここまで、ユーロドルが1.3738の安値、ポンドドルが1.5813の高値を付けています。
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本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、ポンドドル分析ですが、ここで一旦ページを改めます。以上の内容とテクニカル分析は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。
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2月17日午前の東京外国為替市場概況と、ユーロドル相場分析-「FXフラッシュ1400」

2010-02-17 15:39:17 | ☆相場分析-ユーロドル
◆本日2月17日、午前の東京外国為替市場の動きです。

前日の急上昇を調整する動きが中心となり、ユーロやポンドの対ドル相場はドルの安値圏で揉み合う中、ドル円は堅調な株式市場を見て、前日引け間際の下落を取り戻す展開です。

◆今日の通貨フォーカスはユーロドル相場です。

積み上がったドルのロングが、株式市場の好転をきっかけに、ストップ的に売り戻されましたが、ユーロポンド相場などを見る限り、本格的なユーロ買いには至っていない印象で、欧州では事の顛末を見極めたいという強いムードを感じます。



ユーロとポンドの強弱は、今後対ドルではドル売りで調整される可能性もありますが、ユーロドルは安値圏で揉み合うと想定した場合、現在はその揉み合いの上値レベルに見えます。
週足の雲の上限付近でユーロを売り、先週の高値を越えるようなら一旦はストップとします。下値目標は雲の下限手前の1.36台中盤としてみます。
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2月16日の外国為替市場、復習とキーポイント-2月17日「FXフラッシュ1400」

2010-02-17 15:22:10 | ☆外国為替を読む

2月16日の外国為替市場の流れについて、主要通貨の視点から考察します。

◆総括
EU財務相会議を通じて、EUがギリシャ問題に対して積極的に介入する姿勢が確認され、方向感が示されたことで、高いリスク警戒感が薄れた中、強い米国経済指標がドルの売戻を促進する展開でした。

ドル円相場



90円を挟んだ小動きから、先週引け際以降、下値をサポートしていた89.90を割り込むと89.69の安値をつけました。暫く揉み合いを継続後、米国時間で日中上値を更新すると90.51まで反転して高値を付けたあと、寄り付き水準まで下落。結局僅かに上昇して引けたことから、日足は長めの上ヒゲをつけた、実体部分が薄い陽線となりました。

(ファンダメンタル)
米国指標が発表される前までは、主にテクニカル要因でドルが弱含んだユーロやポンドの相場に連れて、クロス円が上昇気味に推移したのが底堅い原因に見えます。

その後に発表されたNYK連銀指数の改善を受けて活気づいた株式市場を受けるように、ドル売り円売りが先行したのが、相場上昇の主な背景に見えます。終盤の反落を見る限り、依然として90円台の売り意欲は衰えていない印象です。

ユーロドル相場



寄り付き後の揉み合いから上値を更すると、テクニカル的なユーロ買いが先行しました。欧州時間では、ユーロポンド相場などでもユーロ買いが先行したことから、1.3683まで上昇しました。暫く揉み合ったあと、米国時間で上値を更新すると上昇が加速し、一気に1.3775まで上昇。その後の揉み合いで、79の高値を付けながら引ける展開でした。安値寄り付きの、高値引けとなり、日足は大陽線となりました。

(ファンダメンタル)
ギリシャ問題に方向性が示されたことで、穏やかなユーロの買戻しが先行した模様です。米国の株式市場が急回復したことによるドル売りで、ユーロドルの急上昇を招いてはいますが、ドルのロングが切らされたという観があり、対ポンド相場を見る限り、ユーロへの資金還流は限定的に見えます。

ポンドドル相場



ユーロドルの上昇に合わせて、欧州時間に1.5727まで上昇していますが、対ユーロ相場で一時ポンド売りとなり、米国時間に掛けて安値を更新する展開がありました。しかし、その後のドル全面安を受け1.5792まで一気に上昇し、引けに掛けての揉み合いで、1.5794の高値をつける展開でした。概ね高値引けとなったことで、日足は大陽線となっています。

(ファンダメンタル)
欧州時間までの上昇はユーロドルに連れた、穏やかな展開でした。対ユーロ相場がユーロ高に推移したことによるポンド売りが、その後の下落要因だと推測できます。しかし、その後のドル全面安には勝てず、積み上がったドルロングが一斉に切らされた動きと見るべきでしょう。対ユーロ相場が下落推移を再開したこともポンド買いを支援した形です。

◆その他の市場動向
ギリシャ問題に方向感が出たことで、回避先からの資金還流を促したようです。株式市場が急速に買い戻されたことは、ドル売りが強まった一因ですが、債券市場は値頃感や長期資本流入の増加を示す発表、更には連銀筋のコメントなどを材料に、逆に買いが入って利回りは低下。資源市場はドル安に連れて上昇しました。
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