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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ユーロ、対ドルで買い戻し気味に推移する一方で、対オージーは依然として上値重い

2012-01-10 20:44:34 | ☆相場分析-ユーロドル

ForexTVジャパンの浅野です。

今日のマーケットレビューは、時間期限までに制作が間に合わず、再びお流れとなってしまいました、残念です。

さて、ユーロが対ドルで買い戻し気味に推移しており、先ほど1.28台に一瞬乗せる一方で、ユーロ/オージーは、本日も下値を切り下げ、1.2375近辺の下値を、約一時間前に付ける展開です。

少し前のブログでもお伝えしましたが、ユーロ/オージーが下落する相場(ユーロ売りオージー買い)を、ユーロ/ドルが上昇して実現するには、オージー/ドルがユーロよりも買いを強めれば可能です。つまり、ユーロ/オージーが下落するトレンドを大前提だとした場合、ユーロドルでは下落だけが選択肢ではない、ということになります。

月曜日はユーロドルがギャップを空けて下落して始まりましたが、一段安には至らず、以降はかえって上昇気味に推移して本日を迎えています。月曜日の下落背景として、前週の流れを引き継いだということの他に、米CFTC(商品先物取引委員会)が先週末に発表した、IMM市場の取引残高におけるユーロの売り持ちが異常に高い水準で継続されていることが判りました。少なくとも、年末から1月3日の終了時点では、ユーロのポジションが全く巻き戻っていないということが立証された格好です。しかも、先週終盤のユーロドル相場は急落をしており、データの対象となった3日を過ぎても、ユーロが買い戻された形跡はなかったと、見ることもできます。これこそが月曜日のユーロ売りに安心感が出たという、もうひとつの理由です。

しかし、相場は意に反してその後の一段下落は無く、今日まで底堅く推移しているわけですが、明らかに下落しても良い要素が多かったにも関わらず、相場がそうならなかった場合、ブルベア的に分析すると、そろそろ反転の時期も近い可能性があります。市場の見方があまりにユーロ売りに傾いているため、下落材料でも売り手が飽和状態にあるのが一因かも知れません。

注意が必要なのは、ユーロの持ち高に変化が出るかどうか、ということになりますが、案外と持ち高は変わらなくても、ユーロドルの上昇はあり得るかもしれません。それは、再三述べているように、ユーロを売ったまま、買ったドルをオージーに移せば良い訳で、まさにその動きこそが今のユーロオージー相場なのかもしれません。

全てを解消するとなると、オージー相場もさすがに崩れる可能性はありますが、単純にユーロドルの巻き戻しということであれば、冒頭にも触れたような動きが継続する限り、十分あり得ることではあります。

あくまで思い込みは禁物という前提ながら、個人的にオージーの上昇は無いという見方をしていましたが、ユーロオージーが反転しない限り、オージードル相場は底堅く推移するかも知れません。となると、今日あたりユーロドルで1.28台が底堅くなれば、もう一度くらいは、1.3000の重さを試す展開があるかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野






Forex:ユーロの孤立化が目立つ ドルも選挙を控え今後は不安定な局面も-マーケットレビュー4

2012-01-05 22:41:09 | ☆相場分析-ユーロドル

いよいよ、最後の章です。本来はここが結構長くなってしまうのですが、今日は短めに書き記したいと思います。
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債券のところで触れた、2点の内のもう一点はあくまで想像の範囲ですが、FOMCの議事録から、今後のFOMCではFF金利見通しを発表することが判りました。この決定にちなんで、先々の金融引き締め思惑が債券売りにつながった可能性はないでしょうか。

この発表に対して当初は、低金利政策を継続するために、逆行する思惑が膨らんだ際の口先介入機会を作ったとする角度と、逆に急速に景気が回復した際の引き締めに対して、予めリークする機会を作ることでソフトランディングの効果を狙う角度との判断が難しかったように感じています。
しかし、このところの米国景気回復の兆しも手伝って、市場は後者を選択したという印象があり、実際に2年後の利上げ予想割合が上昇しているとの報道もありました。

さて、今週から来週にかけて、欧州各国での債券入札予定が目白押しとなっています。
おひざ元の欧州では、一層リスク懸念が高まる一方で、米国は連続して経済指標が改善するなど、株高を背景にリスク回避を巻き戻す動きが先行しているようです。欧州株式市場と米国株式市場ですが、特に昨年はかなり連動していた印象が強く残っています。確かに同じ株式市場ですから、ある程度の連動は致しかないものの、良く考えてみれば違った企業で構成されており、本来は別物だとも言えそうです。

ですから、特に2011年はあまりに機械的に連動させた結果、米国市場は余計な被害を受けたという判断があってもいいように思います。こうして考えると、昨年の負の連鎖を断ち切るため、一部の機関投資家あたりは判断の方法を変えてきている可能性が指摘できそうです。

だと仮定するならば、本年上旬のテーマは「引き続きユーロ」ではあるものの、逆にユーロを除いて…という局面も多くなりそうです。以前はドルの動きに対して、ドル円を除いて…という時期が長く続きましたが、つまり今後リスクを選好する局面では、ユーロを除いてドル売り・・・という動きがありそうな予感があり、これまでのようにユーロドルでもドルを売るとケガをする場合がありそうです。

ただしドルは今後、大統領選挙を控えて不安定な局面も想定されることから、昨日の番組でも触れた、ユーロクロスでのユーロ売りが選好されやすい地合いにつながっているのかもしれません。

以上、本日のマーケットレビューはこの辺で終わります。明日の番組をお楽しみに…
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という流れでお送りしています。
平均10分という長い番組ですが、勝手にさせてもらっている分、結構言いたい放題言ってます。せっかくですから・・・ね。なるべく、あ~う~言わないようにはしていますが、お見苦しいのは自覚しています。そこを何とかご覧いただけると嬉しく思います!!

では、本日はこの辺で失礼します。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドルの下落とポンドドルの下落差異に注目-マーケットレビュー

2012-01-05 18:25:20 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日は急な来客があり、マーケットレビューの番組を制作できませんでした。
代わりに内容を分けてブログにてお送りしようと思います。




先ず、為替からですがユーロドルは、
昨日は前日より-111ポイント下落して引けました。前日が120ポイント弱の上昇だったことから、概ね帳消しにする下落を演じたことになります。値動きをチャートで確認すると、先週のレンジの高値で上値を抑えられたほか、日足の下落チャンネルにおける上値トレンドラインが1.3050付近に差し掛かっており、今後もこの水準がレジスタンスとなる印象です。

下値は昨日想定した1.2900で止まったものの、今後は12月安値の1.2857が目先の下値目標になりそうです。

下落チャンネルの下値線は、上値線から平行線を下していますが、2点ほど下値を飛び出したところに置いてみました。この2点は、飛び出した後にすかさず反転する動きをしたことから、明らかに売られ過ぎたと考えられるのがその理由です。この下値線が次の下値目標になりますが、本日は既に相当低い水準に位置しています。別にここで買うつもりはないので、いま正確な数値は必要ないと思いますが、ただ、たとえ12月安値を割り込んだとしても、一気にこの水準へと下落するためには、全体の資金の流れがリスク回避に向かう必要がありそうですが、現在のところは米国経済に回復の兆しが見えることから、一気にという流れは今現在のところ、なかなか難しいという印象です。

次にポンドドルですが、
昨日の下落幅はユーロの3分の一程度だということからも、ユーロポンドが、ポンド買いユーロ売りとなったことが伺えます。対ドル相場では、ポンドが上昇してユーロが下落するという両股開きの展開は考えにくいことから、今後もこのような動き方をしながらユーロポンド相場が下落する展開を想定します。

万が一対ドルでポンドが上昇した場合、昨日も想定した1.5750~80水準は相当重く、先週レンジの上値水準となる1.5700で昨日も上値を抑えられていることから、今後も1.5700へ近づくに従って上値の重さが出てくると考えます。

続いてユーロスイスを簡単に見てみます。

(今からFXフラッシュ1930の制作に入りますので、一旦中断します)

ForexTV
ジャパン
浅野


Forex:ユーロドル 年内1.30割れは意外 ただこれで懸念は解消

2011-12-31 22:48:51 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

いよいよ大晦日となりました。今年もいろいろな出来事があり、混沌とした時代は依然として続いてしまいました。相場を振り返れば総じて揉み合いの一年だと言えそうで、この帳尻が来年にやってくるのかどうかに注目しています。

個人的な話になりますが、今の仕事に就いて来年は3年目後半に突入し、いよいよ実績を出して行かなければならない時期となりました。引き続きForexTVに対する皆様のご支援をお願い致します。

さてユーロは、流通通貨として10年という節目の時期を、波乱含みで経過しようとしています。1999年に名目的な通貨統合が始まり、たしか3年間の猶予をもって参加国の通貨が実際のユーロへ移行するという流れでした。当時の私は、東京のインターバンク市場でちょうど欧州通貨のスポットを仲介していましたが、効率化のためにグループ会社のシンガポール拠点に集結し、そこにはオーストラリア市場からもスタッフが集まるなど、最後の欧州通貨調整を見てきました。1ドル=○○ユーロになるのか、1ユーロ=○○ドルになるのか、などの議論があったことが懐かしく思い出されます。

発足当初のユーロは対ドルで1以上の価値があったものの、その後は下落して0.8台で暫く低迷していました。しかし、実際に通貨が流通し始めてからは、既にご周知の通りほぼ一方的な上昇を継続し、リーマンショック前には1.60台を瞬間達成する展開でした。1ユーロ=1ドルを上回った時の意外さ(もちろん、同時にユーロ円がドル円を上回った瞬間でした)、そして1ユーロ=100円を上回った時の感動、そして以降のユーロ高経験を通じて、つい数年前まではまさかユーロが再び100円を割ることになろうとは、想像できませんでした。

しかし、今回2011年12月30日、ユーロ円は再度100円を割り込むこととなり、相場に絶対はあり得ないという事実を突き付けられた訳です。
対ユーロでの円高が、ここ数日のドル円下落につながっている状況ですが、ドル円は未だに見たことがない下値水準へと既に突入しているのに比べて、ユーロ円の下値はここから先も以前に経験した水準であり、クロス円の下値余地はドル円に比べると高いことは事実に見えます。ただ、今回のように素直にドル円が下落したのは、薄い市場が原因だと個人的には考えており、もしも来年、ドルがもう一段高くなった場合、確かにドル円の上値は重いことには変わりは無いものの、クロス円よりもドル円の下値がある程度底堅くならなければ、ユーロ安ドル高も実現できないことになります。

つまり、もしユーロドルが本当にパリティ、つまり1ユーロ1ドルまで下落する場面を想定した場合、先にもカッコ書きで説明した通り、1ドルの円と、1ユーロの円が同じにならないと無理なわけです。もちろん、100円で一致するのか、70円で一致するのかは神のみぞ知る…ですが、今、ドル円が76円ユーロ円が100円だとして、いつかはこの二つが一致する時がパリティですから、100円でパリティとなるなら今後ドル円は円安のみ。76円でパリティならユーロ円のみが円高・・・とならなければパリティの実現はありえません。たとえ50円でパリティとなると仮定しても、ドル円はユーロ円の半分のペースでしか下落することはできません。この辺のイメージをしっかり持って来たるべきショックに備える必要はあるでしょう。

本年のうちに、ユーロドルの詳細な分析をお伝えすることはできませんでした。ただ、1.28ミドルは兼ねてから主張していた当面の目標であり、そこを達成した事実は、少なくともユーロ安トレンドを証明したことになります。このトレンドはかなり強い流れであり、多少の戻しは恐らく、売り手にとって良い売り場となるでしょう。個人的にはユーロ円の最安値90円前後でパリティを迎えられると円にとってもベストかもしれません。と言うかその前に、ユーロドルは1.20あたりで踏みとどまってほしいと願っています。

では、2012年は皆様にとって良い年となりますよう、お祈りしています。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ドルは買い戻されてNYK引け

2011-12-22 20:42:50 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日のマーケットレビューは随分と遅くなってしまいました。番組の中でチャートを直接表示させることが可能な方法を模索しており、少し反応は悪いものの、どうにか漕ぎ着きました。ただ、操作が結構増えてしまい、話が気もソゾロとなってしまいました。これで、画質がOKであれば良いのですが…。暫くはいろいろとテストしながら進めて参ります。

さて、上の番組でもお伝えしましたが、昨夜のECBオペの結果を受けて、金融市場全般的に安堵感が走ったのか、一時は懸念後退となる資金の動きを見せました。

しかし、為替は概ねドルが買い戻されて本日を迎えた一方で、株は高値を維持し、債券は下落基調のまま戻ってきました。もちろん、市場が違うので、動きが異なっても良いのですが、これだけを見て、市場は楽観的見方を維持しているのか、失望したのかを判断するのは難しい状況です。

今のところ、為替が間違っていた・・・かのように、ドル売りを再開気味に推移していますが、昨日のヒゲの付け方を見る限り、上値で大きな売りを食らったような値動きでした。センチメントより、市場によって異なっていたポジション調整の結果ならまだ良いのですが、特に為替は目先のドルロングが結構広い水準でストップに掛ったように見え、ポジションはそれなりに軽くなったというイメージです。

それに加えて、あくまで仮定ですが、昨日の値動きからはかえってドルのショートが出来てしまった印象があり、戻り高値圏のダウが上値をあきらめただけで、ドル買いプレッシャーが掛りそうな気がしています。

昨日はクリスマス連休をまたぐバリュー・デートだったので、ポイント狙いの他通貨買いがドル売りを支援したのでしょうか。次の年末年始マタギは28日ですから、同様の動きには注意したいところです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ドル売り急伸 ギリギリセーフ!

2011-12-20 21:09:45 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

一仕事終わってチャートを見てみると、あらら大変!ユーロは逃げられました。材料を探してみたところ、イタリアとスペインの利回り低下も一因に見えますが、直接は、恐らく経済指標が予想に反して良かったというところでしょうか。というより、予想を下げ過ぎた反動にも見えますが、個人的には結構な好感触さえあり、「…おいおい、欧州圏の諸君、死んだふりは困るよ!…」という感じです。まさか税金引き上げ前の駆け込み需要なんて、あったのでしょうかね??

ポンドも最後に見たのは高値1.5584まで。どうやら一気に1.56ミドルへと上昇したようで、嫌なムードです。ドルスイスのチャートもあまり良い形ではなく、ユーロ域近辺の主要単独通貨が選好されているようにも見えます。ポンドは目先、1.5580-1.5680で売りのOCOというイメージですが、薄い中で一旦様子見が賢明かもしれません。こういう時はあまり相場を見ない方が良い・・・という展開になりそうです。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、1.29台は保てない・・・一旦スクエアを模索

2011-12-20 17:46:04 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日の動きで行くか・・・と思いましたが、どうも1.29台が堅いようですね。
途中、ヒヤヒヤしながらもどうにか5日引っ張りましたが、今日、1.3050を超えた時点で、一旦オールスクエアにします。

戻り売りはまだ考えていますが、1.2940割れのストップエントリーと、1.3200でのリミットというイメージをしています。

ポンドですが、先日閃いた1.5600台前半での戻り売りはまだ、生きていると考えます。ただ、1.55台後半をあまりに軽く越えてくる感じだと、逆張りするより、押しでの順張りが機能すると思っています。その瞬間に立ち会えなければ、今回は流すほかない、と考えています。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、動意薄 下落しない材料は?

2011-12-20 17:35:23 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日の為替は、リスク回避の動きが優勢でしたが、為替はあまり反応しなかった…というのが正直な印象です。詳細は番組「マーケット・レビュー」で申し上げましたが、ユーロが下落しそうでしない、その原因は何でしょうか??

表立って見えてくるものは大方、どれも悲観材料しかないのは事実です。強いて言えば、とりあえず回を重ねるごとに少しずつ何かが決まってくる各種会合結果が、次第に織り込みを完了しようとしている可能性があり得ます。各種決定事項に関して、その効力を疑問視する声は根強いものの、それこそやってみなければ判らない、というのが正直なところ相場参加者なら考えるところではないでしょうか。

あと、もう一点はPIIGS諸国の債券利回りが僅かながら低下傾向にあります。アナリストの中には、短命だとの指摘があり、ユーロを買い進める材料ではないものの、少なくとも底堅さを支援しているように思います。

昨日は北朝鮮の金正日 総書記死去(これ、結構早口言葉です、昨日の収録では何度も噛んでしまい、1時間近いタイムロスでした…)という、想定外のリスクファクターがありましたが、例えば、それが理由で米債などが買われ過ぎたとするなら、今日あたり、そのインパクトを解消する動きとなるはずで、そうなるとドル売りがにわかに優勢となりそうな気がしています。

一方、株式市場などはきわどい水準であり、下値を伸ばせば、ドル全面高の動きを再開しそうであり、ユーロドルなどは下値を更新する動きが十分予想されます。

つまりは、かなりきわどい水準で皆がにらみ合っている状態が、ここ数日のユーロドルなのかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル1.30台前半で揉み合い 自分も週末調整へ

2011-12-16 19:42:46 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

市場は完全にモヌケの殻なのか、どんな材料にも無反応に近い状況になってきました。
ユーロやオージーなど下げ足が速過ぎた印象があり、ここから下げるにしてももう少し時間経過が必要なのかもしれません。

昨日深夜のフィラデルフィア連銀指数は、予想の倍程度の改善となり、ユーロ圏債券の堅調な入札、失業保険件数の減少などの後だっただけにショートには不味い展開を予感していました。怖々チャートを見れば、既に戻しから反落しており、リスクオンの動きは本当に短命になってきたと、改めて感じました。ただ、下値を追いかける動きも影を潜めてしまったため、エントリーと同水準のポジションを持っている意味が無くなりつつあります。

1.29台でのショートを1.3005と1.3050とのOCOで軽くしてしまおうと思っています。1.3050では、1.3140の分もカバーし、週越えは一番上のショートだけにしておくイメージです。

その代わりと言っては何ですが、番組「マーケットレビュー」でも触れた、ポンド戦略を追加する予定です。
後ほど、こちらでアップします。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル、1.3000割れ試すも底堅い コスト改善対策の一例

2011-12-15 18:57:33 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

番組「マーケットレビュー」でもお話しましたが、昨日はこれといった話題も無く、ジリジリとドル買いとなり、ユーロは1.3000の節目を試し、今日は1.29台で一応帰ってきました。アジア株式市場も軟調だった割には、為替はドル買いを伸ばせず、欧州時間に入っては、一時逆にユーロ買いが先行する展開でした。

オージーのパリティやダウの12000ドル、CRB指数の300…など、昨日は特にテクニカルな動きが主流だったように思います。コモディティの下落要因は、株安による需要低下の警戒感も一因だったでしょう。

さて昨日は、やや挑戦気味にトライしたユーロドルですが、一番近い決済水準まで5ポイント足りず、軽くなることができませんでした。先ほども1.3040付近へと反発した動きもあり、1つ軽くしておきたいイメージです。レートは何でも良いのですが、せっかく重たくなってきた相場ですから、1.2960-1.3000のOCO辺りはどうでしょうか(などと書いているうちに56付けてます)。

これで、残りのアベレージは、(1.3185+1.3140+1.2985)/3≒1.3103 付近まで上がり、後一日、チャンスに臨むことができそうです。

それにしても、この緊張感の中の静寂は、オシレーター系のプログラム売買も一因でしょうか??短期筋のポジションは意外とスクエアなのかもしれません。少し動きが出ても、時間経過によってフラット化してしまえば、売買シグナルも出ずに取引が発動せず、ジリジリと下げる相場が続いているのかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野