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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ユーロドル、1.3000手前の硬さはプロテクション??

2011-12-14 20:22:58 | ☆相場分析-ユーロドル

こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

さて、ユーロドルは、心理的節目の1.3000を目前にしてさすがに躊躇しているように見えます。
恐らく、オプションのような仕掛けが1.3000割れにまとまってあるのか、それが付かないようにプロテクションが入っているような動きです。

もしそうだと仮定した場合、プロテクションのユーロロングは、付けた後は単なるロングポジションとなり、直ぐ下値では投げざるを得ない格好になります。プロテクションが多額になればなるほど、その後の投げも強烈な動きが想定されます。

その他の通貨でドル買いという考え方もできますが、ここまできた以上はユーロドルに付き合ってみることにしました。

波動計算によれば今回の下値は1.28中盤という数字が見えますが、ここへ到達するとは限らず、その手前から少しずつポジションは軽くしておきたいところです。

ここまで、1.3190と1.3140でショートだと仮定すると、1.3165で2つショートとなります。1.2985であと2つショートに振ったとして1.3070が全部のアベレージです。
最悪では、アベで全部スクエアにするとして、出来た4つのショートは、1.2940、1.2910、1.2880で決済し、1.2850割れで30ポイント程度のトレーリングを設定するイメージです。

上手く行った時の皮算用としては、135+165+195+195(++)=690ポイントはクリスマスプレゼントとしては充分だと思います。

流れとしてはまだ下落を見ていますが、初動としては良い水準まで下げており、ここから先は、1.3000割れのパワー頼みであることは間違いなく、走らないようなら1つ残して1.3000ではスクエアというイメージです。荒れる水曜日に期待となりますが、ロングの投げは明日かもしれないという予感もあります。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロの下値がそれほど怖い訳(下)-それは1.32割れイコール1.30割れだから・・・

2011-12-08 23:37:12 | ☆相場分析-ユーロドル

先程の続きです。

日足チャートをみると良く判りますが、


11月25日の安値1.3211と10月安値とはあまり距離が無く、1.3211を仕掛けること自体、既に1.3145を試すことと同じ意味を含んでおり、そうなるといわゆる第三波動の開始となります。


値幅論からいっても、1.3000割れは必至…という展開が待っており、これが相当の下値不安に繋がっていると考えられます。ご覧の日足からは既にはみ出しており、週足チャートに戻りますが、



N計算をすると、少なくとも1.2843という下値目標を考えざるを得ない状況となっています。

もし5月の高値1.4938をN波動の起点と考えた場合、値幅計算はもっと悲惨な下値となり、直ぐにはそうならないまでも、暫くその水準というのが下値リスクとして付きまとう展開になることだけは、相当間違いないと考えます。こうした展開を回避、或いは暫く時間を稼ぐためには、1.3211を割ってはいけないということになり、言いかえれば、この水準を割れるタイミングでは、目をつぶってユーロを売るしかない…という結論になってしまう訳です。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロの下値がそれほど怖い訳(上)-1.3400が中心となる背景

2011-12-08 22:23:25 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先程、ECBは金融政策発表をしました。結果は概ね市場が織り込んでいた通り、0.25%の利下げを行ったようです。
相場はもう少し下押しするかと思っていましたが、あっさりとあきらめ、1.3380から再度1.34台へと戻す展開です。この後の定例記者会見に注目が集まっていますが、EUサミットを前に、出し抜くようなコメントが出るとは思いにくく、確信に迫る質問には、或いはノーコメントという展開もあり得そうです。

さて、相場見通しは依然としてユーロ安に傾いていますが、何故それほど下値リスクが強調されているか、チャートの切り口で、再確認したいと思います。

ご覧の週足チャートでも判るように、



現在の相場は約3週間かけて三角状に揉み合っています。上値を切り下げ下値を切り上げる、いわゆるペナント・フォーメーションという状態ですが、そのApec、つまり三角形の右側頂点が、ちょうど1.3400付近になっており、現在の相場が1.3400を中心に揉み合っている所以となっています。この水準は他にも、10月初旬に1.3145の安値を付けたステージの、終値付近でもあり、また現在の一目遅行スパンが差し掛かる雲の上限とも、概ね一致しています。したがってここより明らかに上か下で固まるようだと、相場はその方向に向きやすくなる可能性が高まります。

続きは後ほど、定例会見の後で続けたいと思います。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ドル、目先は弱含みか ダウの上昇力が鍵だが本年新高値は疑問

2011-12-07 17:36:52 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日はユーロ圏一斉格下げ不安が海外市場でどのような反応となるのか、注目していましたが、意外と反応薄でした。今までにないかなり強いコメントがユーロ圏から聞かれ、僅かに安心感が漂いました。

詳細は、「マーケット レビュー」で触れましたが、ここでダウの補足を致します。



添付のチャートはダウの日足ですが、10月高値を越えたあとの上値レジスタンスは、ご覧の根拠から成り立っています。

12400は、今年4月上旬の上値を一旦抑えたことと、7月の下落を一旦支えた水準であり、12800は7月の正にダブルトップの水準です。

ただ、ここから先、5月高値を越えて上値を更新するかどうかは、疑問としたのも、これまでは全て想定で動いていた側面がありますが、さらに上値を目指すには、実際に具体的な結果が必要に思います。特に、ユーロ圏は、今後厳しい緊縮財政の実施が待ち受けており、これをこなしながら、なお且つ景気を維持することは、並大抵のことではありません。

再び相場が下落基調に入った際は、今度こそ想定外の下落となる可能性は十分残っています。

個人的には目先、例えばユーロドルは1.3300前後まで下げるようなら、ユーロを買い、1.3200割れではドテンを視野に戦略を変更します。この100ポイントのリスクと、相場が一旦は中立となる1.3550前後へ戻すリスクを考えた場合、基本は戻り売りで在っても、ここは様子見として取り組む価値は十分あると考えています。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:週末の雇用統計、消化不良で?イメージ通りユーロドルは結局下げる

2011-12-05 22:30:44 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

週末、とうとう風邪が悪化してしまい、今日の追跡プロスティックス930の番組はお休みしてしまいました。明日、挽回に挑戦します。

ところで、今日いっぱいで10月末のユーロ狂乱上昇の影響が、中期的には失われ、明日は基準線が1.35ミドルまで急落してきます。各線は既に全てが逆転し、かつ転換線、基準線共に雲の下に出たことで、下落相場が明確になりました。その割には、今週はユーロ圏のイベントが目白押しだからなのか、非常に様子見ムードが強くなっています。
基準線の水準は、本来は中期的に中立な価格であることから、再度1.35台に乗せるようなら、ユーロ売りで臨みたいところです。
金曜の高値越えとなる1.3580辺りでは一旦ストップとし、下値は転換線が位置する1.33台後半では一旦スクエアというイメージです。

今日時点での素直な印象は、どの通貨も目先は意外と揉み合いそうな気がしてきました。

ForexTVジャパン
浅野



Forex:ユーロドル、やはりスクエア後に下落 ある意味で良い相場観

2011-11-26 20:29:35 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は3代目一目山人こと、細田哲生 先生が講師となる、恒例の勉強会に参加し、今日一日、編集作業をしていました。

それにしても、ユーロドルには、あざ笑われるように、スクエアになると下落、というスパイラルにはまり、今回もその通りになってしまいました。こうなると、ある意味で相場観が冴えている、ことになるのではないでしょうか。

ことの始まりは、10月27日の反発であり、動きは読み切ったものの、反発の深さまで測りきれず、ストップを食らってから、戻り売りに不安を抱える、悪いスパイラルにはまってしまいました。

今回のユーロドルの下落は、週足の影響が強いと想定したのは、既にご報告済ですが、こちらもしっかりと雲を下値けての引けとなり、ますますユーロの下落に対して危機感が出てきました。少しずつドルも買いにくいニュースが散見され始めていますが、消去法的にも資金はドルに向かざるをえない状況が続きます。

10月安値割れでは、目をつぶって売るしかない状況ですが、それまでは辛抱強く戻り売りを探してゆくイメージです。

ポンドドルですが、ひそかに影に隠れながら、こちらの下落も厳しい状況になっています。
週足雲の下限を戻り天井として、確認に行く状況があれば、1.5550ではポンドを売り、10月6日の安値割れにつながりそうな1.5300割れでは、やはり目をつぶって売るしかない状況に見えます。

ブルベア的には、相当ユーロ売りに傾いているはずですが、11月一杯、反転は望み薄なのでしょうかね?

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロドル1.34割れでも走らず 米市場休場で材料難-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-24 21:35:16 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

大手格付け会社が、超党派委員会の合意決裂は、直接米国債の格下げにつながらず・・・というコメントで、米債買いへの不安が遠のいたという見方については、番組「マーケット・レビュー」でお伝えしました。ただ、今日は米国市場がお休みのため、債券の動きを手掛かりにリスク回避の動きが強まるというシナリオは、使えません。

今日の夕方発表されたドイツのIFO景況感指数は予想より改善し、景気動向指数は前回値をも上回るという、意外な結果でした。ただ、アメリカの休場が影響してか、さほど強い反発も無く、ポルトガルの格下げ報道にも、上昇分を帳消しにする程度の下落と、今一つ動きが冴えません。

1.3390のストップエントリーも持値付近で推移しています。個人的にはさっさと次の通貨にイメージを移したいものの、なかなか手を離せる立場に発展しません。1.3350と1.3420でOCO決済を構え、ストップが付いた場合は、ユーロから一旦離脱し、再度1.3500付近でのショートエントリーの機会を模索しようかと思います。

キーウィが10月初旬の安値を割り込み緊張しましたが、今日は買い戻し優勢です。下値を強引に切り下げた結果、どうにか基準線と転換線は雲の下に出ました。今後、転換線は順調に下げる中、基準線は、あと7日すぎないと下落せず、2本の線の距離は開く一方です。転換線と価格の距離も少し離れており、更に一方的に下落する力技も無理がありそうです。下値を伸ばすよりも、先に0.75の上値を確認しそうな展開を予想します。

その他のユーロやオージー、ポンドのイメージも概ね同じであり、キーウィの動きが目先の先行指標になるかもしれません。

ForexTVジャパン
浅野



ユーロ、資源国通貨のクロスで全面高、対ドルで底堅い理由-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-22 21:29:26 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

相変わらずオージーやキーウィが、かのユーロより弱く推移しており、特にユーロキーウィは暴騰と言えそうな上昇を、ここ数日継続しています。
以前にも想定した通り、こうなるとユーロドルは、こうしたクロスでのユーロ買いの影響で底堅くなってしまいますが、やがて耐えきれなくなると、いつかはドル買いで爆発するのではないかと考えています。この流れで戻したところを上手く売ることができればHappyなのですが、戻しの深さはなかなか読めません。

今は、ユーロドルを売るより、資源国通貨を売った方が早いイメージですが、こちらも対ドル相場が底堅く、今一つ踏切りがつかない水準となっています。

昨日のブログでは、1.35台後半で戻り売りを想定しましたが、1.3700もあり得る展開になってきましたので、1.3670付近へと逃げて、ストップは1.3750辺りに置きたいと思います。

チャートでは、10月の安値と高値の半値水準が1.3700付近にあり、戻りの目安を提供してくれています。その前の水準には、遅行スパンの転換線が1.3575付近、現在の転換線が1.3615付近にあり、レジスタンスとして機能しそうですが、薄い中で冒頭で述べた動きが加速すれば、一瞬は吹ける可能性もありそうです。

ユーロドルが本格的な下落トレンドに入るためには、少なくとも転換線や基準線が雲の下に出る必要があります。安値を更新しない前提だと、今の基準線はあと7日しないと下落に転じないまま水平推移します。無理やりここから基準線が雲の下に抜けるには、1.28台への急落が必要であり、その動きを近日中に求めるはやや無理な相談なのかも知れません。

大きく動かないまでも、再び下落するのか、上値をもう少し耕しに行くのかは、NYKの株式市場がカギを握っていることは、間違いなさそうです。


ForexTVジャパン
浅野


Forex:月曜日の下落はどこまで信憑性があるか 戻り売り模索-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2011-11-21 20:52:37 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週の金曜日は思わぬユーロ買いで1.36台を付ける展開に、一旦スクエアで週越えとなりました。今日は不気味な沈黙の後、ユーロリスクが上回ったのか、下値を伸ばす展開です。金曜日は上値をあそこまで耕されては、1.3530付近のショートは分が悪く、損益無しでスクエアになれたのはラッキーだと言い聞かせています。

さて、1.3400割れは追いかけずにはいられない水準ではあります。ただ、月曜日の妙な仕掛けの可能性もあり、個人的には優柔不断です。
週足を信じて、1.3390でストップ売りのエントリーを置いた上で、1.3580辺りでの戻り売りも置いておきたい感じです。先に上が付けばストップを1.3650裏に置いて下のストップエントリーも有効とし、下が先に付けば上のリミットはキャンセルです。

ストップ売りが成立した場合のストップロスは1.3550越えに設定し、成立以降100ポイント以上下落した場合は、収益の50%水準に順次、ストップをトレールするイメージです。結構ナーバスな値動きとなりそうな予感がしています。

ForexTVジャパン
浅野


Forex:ユーロ買い戻し優勢でショート戦略が一瞬黄信号に

2011-11-18 23:02:59 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

夕方まで良い水準で上値を支えられていた相場でしたが、8時ころから全面的にドル売りが先行し、一時1.36台に乗せる展開となりました。

材料をいろいろ探してみましたが、良く分かりませんね??強いて挙げれば、問題の欧州ソブリン債利回りが低下気味との報道もあり、…週末の調整が一気に出た感じですかね。アジアのソブリン系ファンドがドル売ったって話もあるようですが、全通貨ですからねえ、オセアニアまでもがドル売りになったのは、一瞬焦りました。

特に最近は逆張りとなるリミットは難しい・・・持値では週末イベントリスク回避でスクエアが良いかもしれません。

では、この辺で失礼します。

ForexTVジャパン
浅野