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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

7月14日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月15日「FXフラッシュ1400」

2010-07-15 14:40:00 | ☆外国為替を読む

■7月14日水曜日の総括です。

前日13日の米国時間終盤に発表された一部米国企業の決算内容が好調だったことなどを手掛かりに東京時間の株式市場は上昇を強めました。この動きを受けて円売りが優勢となりました。

欧州時間に入って英国の雇用関連指標が改善されたことやセンタンスMPC委員の金利に対する強気な発言等を手掛かりに、ポンドが上昇する一方、ユーロは終始揉み合いました。ユーロ圏の指標が冴えないことやスペインの格下げ思惑などで下落のバイアスがかかる一方で、懸念された各国の国債入札が順調に進んでいたことで、騰落が均衡した格好です。

米国時間に入り、発表された経済指標が総じてさえなかったことや、FOMC議事録で、経済成長の鈍化懸念が表明されたことで、リスクを回避する動きが強まったものの、株価が踏みとどまったことで、ドル買い円買いも限定的となっています。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



寄付きから夜半にかけて1.27台前半で揉み合った相場は、スペインの格下げ懸念が後退し、一時1.2775付近まで踏み上がりましたが、短期的なテクニカル要因もあったことで、直ぐに揉み合いの上値水準まで下落しました。

ポンドドル相場



揉み合いながらも底堅く推移し、夜半過ぎには1.5295付近の高値を付けています。

ドル円相場



株高の支援を受けて早々と89円台を試しましたが、その後は円高材料に反応する傾向となって、夜半過ぎに88.05円付近の安値を付けました。

◆その他の米国市場の動き

経済指標やFOMC議事録により低金利が長引く懸念から債券市場は上昇した模様ですが、株式市場は企業決算への期待感が強いのか下落は限定的となり、概ね横ばいで終わっています。
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今日の通貨フォーカスはポンド円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。


7月13日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月14日「FXフラッシュ1400」

2010-07-14 15:20:04 | ☆外国為替を読む

■7月13日、火曜日の総括です。

東京時間早くに調整的な巻き戻しが入ったものの、前日12日のドル買い円買いの影響からか、上値が重く推移しました。

欧州時間に入り、大手格付け機関からポルトガルのソブリン格下げが発表されると、ユーロが全面安となりました。その後、発表された英国のCPI(消費者物価指数)が、上昇を示したことで、ポンドの金利先高観が広がり、ポンドがいち早く反転上昇しました。ユーロは対ポンド相場でも売り込まれたため、暫くは上値が重い展開でしたが、ギリシャ国債の入札が順調との報を受け、ユーロも反転気味に推移しました。

米国時間に入り、発表された貿易収支が悪化となって円買いが進む中、イギリスのセンタンスMPC委員からは、利上げに賛同するコメントが聞かれました。ポンドが一段高となるとユーロの買い戻しも加速し、米株の上昇が駄目押しとなってドルが全面安となりました。ドル円は株高をみてようやく円売りに反転したものの、概ね往来相場で終わっています。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



ポルトガルの格下げ報道で1.25台前半へ下落後、ポンドドルの上昇に連動したことや、ギリシャ債入札の好結果や米株の上昇を受け、1.2735付近まで急反発しました。

ポンドドル相場



欧州時間の序盤に1.50台を割り込む動きとなりましたが、前日安値を割り込めない中、利上げ憶測で買いが優勢となり、引け際に1.5190付近の高値を付けました。

ドル円相場



クロス円の売りや悪化した米国指標に反応して夜半過ぎまで円買いが優勢で、一時88.00付近に迫りましたが、米国株式市場が底堅く推移すると一気に反転し、寄付き水準へ戻して引ける展開でした。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は上昇して引けましたが、好決算への期待に加えて、ユーロ懸念の後退が手掛かりとの見方がある一方、改善しない米国財政赤字をみて下落した債券市場から資金が流入したに過ぎないという推測もできます。その意味では、ユーロの急騰は米国から資金が流出したとも考えられ、金相場が上昇した背景になったとも考えられるでしょう。
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今日の通貨フォーカスはユーロ円相場ですが、一旦ページを改めます。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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7月12日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月13日「FXフラッシュ1400」

2010-07-13 15:47:24 | ☆外国為替を読む
■7月12日、月曜日の総括です。

週末の選挙結果が材料視されたのか、対円相場は概ね若干円安にギャップして寄付きました。東京時間の午前中はその後も円売りが優勢となる中、ユーロやポンドの対ドル相場は、先週終盤に下落を強めた流れを受け、ドルが全面高の展開でした。

午後に入って円安が一服する一方、ユーロを中心に下落基調が継続したためクロス円を中心に円買いが優勢となり、欧州時間はそのままドル買い円買いの展開でした。ポンドドルは財政赤字の増加を材料にポンド円の売りが支援する格好となって、1.49台半ばまで下落しました。

米国時間に入り、ポンドは対ユーロ相場で買いが優勢となり対ドル相場は一時1.5100目前まで買い戻されましたが、大手格付け機関がソブリン見通しをネガティブに据え置いたことや、ボーゼンMPC委員による2番底懸念報道などがポンドの上値を重くした模様です。
ユーロはストレステストに関わる懸念と継続する金利上昇が嫌気された模様で、終始上値が重く推移しました。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



東京時間からほぼ一方定期に下落し、1.2550付近まで下落後、1.25台後半へ戻して引けました。

ポンドドル相場



朝から上値が重く推移し、1.4950付近まで下落後、1.5090付近へ戻した後寄付き水準で引け、方向感に欠ける展開でした。

ドル円相場



序盤は円売り、中盤はクロス円での円買いと、早々と往来相場をこなし、以降は寄付き水準で揉み合い引けとなりました。

◆その他の米国市場の動き

債券市場は入札結果が不調だったとの報道もあって価格は下落、利回りは若干上昇しました。株式市場は底堅かったものの、企業決算を控え、動意は薄かった模様です。
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7月09日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月12日「FXフラッシュ1400」

2010-07-12 14:30:50 | ☆外国為替を読む
■7月09日金曜日の総括です。

週末を控えて手掛かりに欠ける中、前日8日の海外市場では株式市場が堅調だった流れを引き継ぎ、東京時間午前中は円売りが先行しました。他の対ドル主要通貨は、クロス円の買いで底堅く推移しました。

欧州時間序盤に発表された欧州経済指標が予想を上回り、ユーロは高値を更新する展開でしたが、続いて発表されたイギリスの指標が悪化すると、上値が重かったポンドで下落が顕著となり、ユーロドルも連れ安となりました。

米国時間直前に発表されたカナダの雇用統計が、大幅に改善されたことで、カナダドルが全面高になりました。カナダドルは対欧州通貨でも強含んだため、主要通貨の対ドル相場は総じてもう一段の下落となっています。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



東京時間引け際にかけて1.2720付近へ上昇したあと、ユーロカナダ相場でカナダ買いが進行して1.26台前半まで下落した後、1.26台半ばで大引けました。

ポンドドル相場



ユーロドルが崩れた後も1.52台を試すなど、底堅く推移しましたが、ポンドカナダでカナダ買いが進むなど、1.50台半ばまで下落しました。

ドル円相場



88.50円を中心に狭いレンジで揉み合いました。主要な対ドル相場が下落したことによるクロス円での円買いと、堅調な米国株式市場をにらんだ円売りが釣り合う格好になった模様です。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は上げ幅を狭めたものの、企業決算への期待から連騰し、債券市場はこうした動きを好感して相場は下落しましたが、今週の入札を控えた売りも支援材料との報道がありました。
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7月09日午前の東京外国為替市場概況-「FXフラッシュ1400」

2010-07-09 14:30:15 | ☆外国為替を読む
今日の通貨フォーカスは、PMテクニカル分析へ移行します。

■本日7月09日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。

ドル売り円売りの流れは依然として継続しているものの、週末を控えて、勢いは失いつつあります。株式市場も急上昇はしておらず、ドル円が僅かに前日高値を更新した以外、ユーロは1.27台手前で揉み合う一方、ポンドは昨日の下落で方向感を失った印象です。

今日の通貨フォーカスはお休みして、PMテクニカル分析でご紹介する予定です。

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以上、1本前の記事を含めた内容を、動画番組「FXフラッシュ1400」で視聴できます。最上段の右端にある「ForexTV.jp」バナーでサイトの動画ニュースページへ行き、動画プレーヤーのメニューから「市況」をご指定ください。動画では画像を織り交ぜて分かりやすく解説しています。
動画はYouTubeからもご覧いただけます。ForexTVjpチャンネルでご確認ください。

7月08日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月09日「FXフラッシュ1400」

2010-07-09 14:15:49 | ☆外国為替を読む
■7月08日木曜日の総括です。

東京時間は、前日7日の米国株式市場が強く上昇した地合いを引き継ぎ、アジア株式市場も堅調に推移しました。株高を手掛かりに円が全面的に売られる中、豪州の雇用関連指標がサプライズ的な改善となり、オージーが対円対ドルで上昇したことで、市場はドル売り円売りを強めた格好です。

欧州時間では、序盤発表されたドイツやイギリスの経済指標が思いがけなく悪化しました。ユーロやポンドは一時反落しましたが、ユーロは対ポンドで買われたため、ユーロの下値は限定的な一方、ポンドは下落を伸ばす展開でした。

発表された米国の新規失業保険申請件数が若干減少したことや、トリシェECB総裁からは、EUに対して強気の見通しが多く聞かれたことで、株式市場が堅調に推移すると、ユーロを中心に再び円売りドル売りが強まりました。IMFから聞かれたドルの先安コメントもドル売りの支援材料になっていた模様です。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



揉み合いながらも終始底堅く推移し、引け際には1.27台を覗く展開でした。

ポンドドル相場



ドイツの指標発表までは強く推移したものの、イギリス指標の悪化以降は、特に対ユーロ相場で売り込まれ、一時1.5100付近まで下落しました。

ドル円相場



オージー円が上昇したことで88円台に乗せた後、弱い欧州経済指標を受けて一時、円買いが優勢となりましたが、米国の株高の支援を受ける形で持ち直すと88円台中盤へ上昇しました。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は連騰して上げ幅を伸ばし、債券市場は中長期が下落したことから、資産の安全志向が一層後退したように見えます。ただ、出来高は伸びていないとの報道もあり、本格化する企業決算発表を前にした思惑的な動きが強い部分もありそうです。
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今日の通貨フォーカスはお休みして、PM外国為替テクニカル分析でお送りする予定です。通貨フォーカスを含んだ以上の内容は、動画番組「FXフラッシュ1400」でご覧いただけます。
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7月07日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月08日「FXフラッシュ1400」

2010-07-08 14:55:41 | ☆外国為替を読む

■7月07日水曜日の総括です。

東京時間は、ユーロの売り戻しが先行する中、軟調な株式市場を手掛かりに円買いが優勢でした。
欧州時間に入り、EUの金融機関に対するストレステストに対する懸念などから、株式市場が軟調推移を継続し、リスクを回避する円買いドル買いが強まりました。
しかし米国時間に入ると、企業決算に対して楽観的な見方が強まり、株式市場は、ダウが1万ドル台を回復するなど上昇を強めたことで、為替相場も流れが反転しました。
終盤にはEUのストレステストに対する懸念が後退したことなども株高の材料になった模様ですが、株式市場の動きはテクニカル的な側面が強いとの報道もありました。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



調整的な動きが伸びて一時、1.25代半ばまで下落した後、揉み合いながらも反転を強め、前日6日の高値を僅かに上回る、1.2665付近まで上昇しました。

ポンドドル相場



東京時間まではどうにか持ちこたえていましたが、ユーロの下げに連れ安となると1.5080付近へ下落しました。その後、市場がドル売りへ転じた際には一気に1.52ドル台へ上昇しましたが、前日の高値を更新できずに終わっています。

ドル円相場



リス回避の動きが強まった局面では87.00に迫る下落となりました。結局は大台を割り込んでいませんが、その後も他の主要通貨が反転する中、暫く87円台前半で揉み合いました。終盤でこそ高値を更新する上昇を見せたものの、往来相場止まりという印象です。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は結局大幅高となり、債券市場も下落して資金が株式市場などに向かった格好となっています。商品市場も株価動向を材料視した模様でCRB指数は上昇して終わっています。
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7月06日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月07日「FXフラッシュ1400」

2010-07-07 14:40:39 | ☆外国為替を読む

■7月06日火曜日の総括です。

東京時間は、元IMF要人で現在は米国の大学教授の発言で、円高に推移しました。内容は、中国の不動産バブルや欧州の銀行破たん懸念に言及したもので、リスクを回避するドル買い円買いが強まった模様です。日経新聞に掲載されていた、中国が日本国債を買っているという報道も円買いの材料との見方もありました。
その後、オーストラリアが政策金利を据え置き、アジア経済の強さを確認するコメントを発したあたりから円買いドル買いの動きは反転し、株高を背景に巻き戻しが強まりました。

欧州時間に入っても、株高、ドル売り円売りの流れは継続しましたが、カナダの住宅指標が大幅に悪化して上値が重くなった後、米国のISM指数の悪化が駄目押しとなり、リスクを回避するドル買い円買いが進行しました。

ただ、ユーロについては、リスクを回避する流れが強まる中でも買いが優勢でした。特段の買い材料は見当たらないものの、終始堅調だった欧州の株式市場が一因のようです。指標の悪化で米国経済の鈍化が目立ったことに加えて、EUの金融緩和政策が延長される可能性についての報道も、株式市場の支援材料になった印象です。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

ユーロドル相場



東京時間に1.2480付近へ沈んだ後、1.2660付近の高値までほぼ一方的に上昇しています。

ポンドドル相場
(番組ではユーロの画像が出てしまいました。お詫びいたします)


東京時間に1.5080付近へ下落したあと、1.5225付近へ上昇しましたが、ユーロポンド相場が上昇を強めたことで、ポンド売りが上値を抑えた印象です。

ドル円相場



朝方の円高で87.40付近へ下落後、88円目前まで上昇しました。米国時間に入り、北米の各経済指標が悪化したことでリスクを回避する円買いが強まり、一時87.35付近へと下値を更新する下落となりました。

◆その他の米国市場の動き

株式市場は弱い経済指標を受けても、前日の下落分を回復する上昇を維持。債券市場はリスク警戒感をやや強め、価格は上昇し、利回りは下落しました。金相場はユーロへと資金が戻っているのか、続落しています。
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7月05日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月06日「FXフラッシュ1400」

2010-07-06 14:30:57 | ☆外国為替を読む
■7月05日月曜日の総括です。

週末イベントもなく、先週末のドル安値圏で寄り付いた各主要通貨は、水準を変えないまま小動きに揉み合いました。

欧州時間に入って、ポンド売りがやや優勢となり米国時間では1.5090付近まで下落しています。ポンド売りの背景は明確ではないものの、発表されたPMI(購買担当者景況観指数)が予想を下回ったことや、銀行間のユーロ金利が上昇したことなどを手掛かりに、テクニカル的な動きが中心だったような印象です。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

◆ポンドドル相場

欧州時間に入り1.5200を再度試したものの、重さを確認したように下落すると1.5090付近まで下落しました。しかし、そのあと1.51台前半に戻して引けました。

◆ドル円相場

東京時間午前中に上値を試したあと、欧州時間でのポンド売りが対円にも影響した模様で、寄付き付近へ反落したあとは小幅な揉み合いに終始しました。

◆ユーロドル相場

1.25ドル台前半から半ばでの推移で終わりました。ユーロポンド相場でもユーロ買いになったため、ポンドドルが下落しても底堅く推移しました。

◆その他の市場動向

昨日は、米国の金融市場が休場だったため、その他の市場動向はお休みします。
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7月02日の外国為替市場、復習とキーポイント-7月05日「FXフラッシュ1400」

2010-07-05 15:54:48 | ☆外国為替を読む

■7月02日金曜日の総括です。

ドル円相場が86円台を覗く下落となった前日01日から明けた東京時間では、方向感なく暫く揉み合った後、オーストラリアの資源税にかかわる動きに合意があったとの情報を材料に、オージー円の上昇がけん引し、クロス円が総じて上昇する展開でした。

欧州時間では、それまで調整気味に上値が重かったユーロが、前日に噂となったユーロ買いスイス売り介入の余韻からか、買い優勢となり、市場は弱いドル全面安の展開となりました。

注目の米国雇用統計は、失業率が改善する一方で、非農業部門雇用者数がマイナスに転じるなど、内容はまちまちだったことから、乱高下したものの水準を変えるには至りませんでした。ユーロドルは暫く1.26台を試す底堅さも見られましたが、引けにかけては、他の主要通貨同様に、概ね日中レンジの中心付近に戻って引けました。

それでは、各主要通貨の推移を、プロスティックスの30分足チャートで確認してゆきましょう。

◆ユーロドル相場

米国時間まで1.25台前半で揉み合ったあと、米国の雇用統計以降は幾度か1.26台を試したものの定着できず、引けにかけて1.25台中盤へ戻しました。

◆ポンドドル相場

終始底堅く推移し、雇用統計発表後には1.5230付近まで上昇したものの、上値は重く、結局揉み合いレンジに戻して1.51台後半で引けました。

◆ドル円相場

米国雇用統計前に往来相場をこなした後、発表後の乱高下で一時、安値を87.30円付近へと更新しましたが、結局は揉み合いの中心となる87円台後半で引けました。

◆その他の米国市場の動向

他の市場も方向性に欠けるまちまちな展開でした。債券市場は景気後退懸念からか、短期は上昇して利回りは下落する一方、中長期は逆に売られて利回りは上昇しました。株式市場は終始売りが優勢だった模様で、前日に続き、債券市場から吐き出された資金は、株式市場に向かいきれていない印象です。金相場は前日の急落から利食いが入ったとの報道もあり、僅かに値を回復して引けた模様です。
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