山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

八幡平☆頂上駐車場⇒最高点@日本百名山№52

2021-06-16 | 52八幡平+秋田駒+乳頭-玉川
この日は休日ということもあり
山頂の駐車場は、ほぼ満車でした。
ちょうど風が通り抜ける場所らしく
強風で車のドアの開け閉めにも
気を使いました。
ほとんどの皆さんのお目当ては、
歩いて10分の鏡沼でしょう。
深田久弥さんの
日本百名山より
広大な高原のあちこちに、素朴な山の湯、風致のある地沼、
北方独特の樹林が散在して、一大楽園を展開している。
人々がそういう高原に美を見出すようになったのは、
比較的近代のことで、それまではそんな山奥に入るのは、
鉱山の人か、鄙びた湯へ湯治に出かける村人以外はなかった。
今では、山頂の近くまで車道が伸びて
山にはまだ雪が残るこの季節にも
大勢の人が押しかけます。

整備された階段から登り始めると
すぐに、鏡沼への分岐となり

ほぼ全員の目的地は鏡沼のようです。
春の山らしく、雪道となり

思い思いの足元ではありますが
転ぶ人もなく、大勢とすれ違います。
写真は、人が少ないところを撮ったので
実際を反映していません。
皆さんがマスク姿です。
登山口から10分ほどで目的地
鏡沼に到着しました。
樹林に囲まれているので
駐車場のような強風は吹いていません。
沼の横と上の2か所に
立ち止まれるスペースがあり
写真を撮っていました。

この日の数日前の大雨により、今年は
青いリングが崩れてしまったようです。
皆さん残念がっていました。

でも、これはこれで
滅多に見られないものであり
涙を貯めたドラゴンアイと名付けたいと
思います。

ほとんどの人が駐車場に戻っていきましたが
そんなに遠くない八幡平最高点に向かいます。
上空は強風を思い出させる
絵本の中の雲が流れています。

歩きにくい雪道を

鏡沼から20分で八幡平最高点に到着です。
といっても、ほとんど同じ高さのため
木製の展望台が用意されていました。

その下に、
ほんの少しの盛り上がった土があります。

見渡す限り
アオモリトドマツの森が広がっています。

冬には樹氷の森になるのでしょう。
森に浮かぶ山は霞んでいますが
うっすらと岩手山が見えました。

日本百名山の碑

つづく


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