深田久弥さんの
日本百名山より
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弘前から眺めた岩木山は津軽富士と呼ばれるだけあって、
まことにみごとである。平地に孤立した山であるから、
千六百米の山と思えないくらい堂々として、
思う存分その裾を伸ばしている。
山に委しい人ならば、その頂上部分に、
いわゆる三峰三所大権現のその三峰(鳥海、岩木、巌鬼)を
判然と認めよう。
(中略)
翌朝は、ときどき雨まじりの曇天であったが、
ここまで来て引返すのも残念なので、単身山へ向った。
嶽の湯の裏手から登山道がついていた。
肩まで登ると、巨岩のみごとな爆裂口があって鳥ノ海と呼ばれている。
そこで表口からの道と一緒になる。
そこから頂上までは岩のガラガラした道である。
雨が本降りとなって眺望は全く得られなかった。
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岩木山8合目ターミナルに、
車はほとんどありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/32/59b2cd2a8ab37c6a414244176fb3b665.jpg)
買ってから1度も雨の日に使ったことのない
レインウェアを最初から着用します。
(今まで使われないでくれてありがとう)
今回は
修理から帰って来た雨用のカメラ
TG5が大活躍でした。
濡れては困るので
α6000は車内でお休みです。
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13:50
霧雨の中を出発。
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ナナカマドの紅葉は終わり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/12/1d58fa7106216416e6d961736d6629f5.jpg)
青森の中で、
岩木山はいつも少し早いらしい
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ダケカンバは
横に伸びた白い幹のみ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/af/41540d1043d7b84a043b48844fe026ad.jpg)
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リフトの降り場の分岐まで30分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b6/9bc839e34f67bbaddbe8b4bcae395bed.jpg)
何も見えないからこそ、乗りたかった
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強風となり
レンズ水滴が目立つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/3e/d0016779449420eab87ebee222f99054.jpg)
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大倉岩を巻いて少し下る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b1/9590da426c057d374d0338daf3e145dc.jpg)
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鳳鳴ヒュッテが見え
ほんの少し赤い葉に和む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/9b/28c6a2552468eff097652592e718db83.jpg)
秋田県大館鳳鳴高校の遭難事故の後
建てられた無人の避難小屋
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振り返ると大倉岩
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/45/56f22d97c0e2731ee6a5131607d3cfd5.jpg)
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ここからは
二のおみ坂・三のおみ坂と言われる
岩場の急登で
強風のため、カメラは休み
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岩がゴロゴロしてくると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/bb/95fb4f346084d36ec25dab271da35610.jpg)
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岩木山の山頂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/1c/846673d168c3d9a7eaa420b5c57c6e96.jpg)
8合目から1時間10分。
ガスって何も見えません。
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岩木山神社奥宮
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/64/7a5fcac818c3dbe1d4eccc185eb1d99a.jpg)
止まっていると寒いので
少しずつ体を動かしていました。
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下りは来た道を戻ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/50/07918f7079f25059b2338825109ebaae.jpg)
ガスが少し退いて、うっすらと
火口らしきものが見えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/bc/eb397d590581d03b667c9fe5d0aa5832.jpg)
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風雨の中、往復で2時間半歩き
8合目に戻ったのは
16:15
この日の歩数
10090歩
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深田久弥さんと御一緒したように
何も見えなかったに近いので
何かのついでに
もう一度来ないといけません。
end
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