深田久弥さんの
日本百名山より
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こんな伝説を読んだことがある。
(中略)
法王及びその従者は奈良田滞在中に芦安から北の山に登られた。
即ち現在の鳳凰山であって、それは法王山から来たものである。
そして今も残っている北御室、南御室、御座石などの名は、
その当時の名残りだと伝えられている。
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法王とは奈良時代の孝謙天皇のことで
史上6人目の女性天皇です。
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天皇がお座りになるには
あまりにも大きい石だなぁと思いつつも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/38/917742f26ec1066bc0b8f33cfea99698.jpg)
この石の上なら
素晴らしい風景が見えるのかもしれません。
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御座石で小休止して
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/d1/4aaf7e0fda5436744deea826b05209fb.jpg)
更に上り始めると、傾斜が増して
背後に富士山が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8b/4732698ae46f46345f99c176ebfb3190.jpg)
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前方も緑の中に
黄色い紅葉が山を彩ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/4b/582fd9aa8b7e2a9d19f97059ff69625d.jpg)
赤い紅葉は少ないけれど
これはナナカマド。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/34/9ba4e753f4043374a271883786fc7f60.jpg)
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北アルプスで見慣れたダケカンバが増えて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c2/b3f373431ce95b436f4582fc8569287f.jpg)
秋の山らしくなってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/64/d001147c6b13d1e58a2e16bc457630a0.jpg)
白い砂と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/ea/eedffbc353faf3d876c279c09a6fe740.jpg)
大きな岩が目立つと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b8/f25f7805a6738427402cbeb428ed16ce.jpg)
薬師岳の山頂はあと少しです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/f1/94bc6691df73cff301334781bccd0b76.jpg)
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この辺りで帰りに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/9d/e270e561f4e943fd1d2200d233d2d61d.jpg)
人生初めて、生の
オコジョ見ました😍
あまりに素早くて
カメラを手にしたときは既に
ハイマツの下に逃げられてしまい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/1a/26565945ac271edbe008b344a888e26b.jpg)
しばらく待ちましたが
その後は出て来ず
写真はありません。残念。
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雷鳥や白いカタクリは複数回の
目撃をしましたので、
それよりはるかに希少価値のある経験であり
一度も遭遇しない方もいらっしゃいますでしょう。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/e3/7bfbef0d626017abb35927d5af2ba4dd.jpg)
大きな石と白い砂が広がる
薬師岳山頂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/91/092f01e25eb8631b3e7fc9bc97b0f07b.jpg)
御座石から1:30は標準タイム通りで
登山口から4:30かかりました。
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広河原のある白鳳渓谷を挟み
向こうには大迫力の白峰三山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b1/1d164d4da981083987e3597e43e31f15.jpg)
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こちら側の鳳凰山の稜線は最高峰
観音ヶ岳に延びています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/84/8b8e677b5e16e52da8c76f402ef5afa1.jpg)
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薬師岳山頂には
10人くらいの登山者が
思い思いにくつろいでいました。
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つづく
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