山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

テングの頭⇒恵那山山頂☆恵那山@日本百名山№57

2022-07-02 | 57恵那山(春)
テングの頭付近にて、バイカオウレンが
咲き競っていました。
もっと下でも見かけましたが、これが
この日一番の咲きっぷりでした。

バイカオウレン
キンポウゲ科の多年草
葉の形がウコギに似て
ゴカヨウオウレン(五加葉黄連)ともいう
日本原産で、本州・四国に分布する
山地から亜高山帯にかけて林の下に生える
上りでは
意識しなかったので見落としましたが
帰り道にテングの頭付近にて
テングナギがのぞける場所がありました。

高低差はあるものの、広さがないので
驚きも今一つでしょうか。
恵那山を見上げ

緩やかな笹原の道を進むと

次第に傾斜がきつくなり
登山道のすぐ脇の残雪を見て

シラビソの若木の林の中の道を
ゆっくり登れば

前宮ルートとの分岐に着きました。
テングの頭から約1時間です。

この先は
長い山頂部につけられた平坦な道を
枯れ木が林立するところや

二乃宮社から
祠を順番にたどり

途中、
恵那山最高点の標高2191mに
立ち寄り、

恵那山山頂2190mを
1mほど見下ろし

前宮ルート分岐から20分で
避難小屋が立つ山頂手前の広場です。

ここで休むと
しばらく動けなさそうなので、そのまま
立派なトイレ脇から木道を歩き


恵那山奥宮本社が見えるとすぐ
恵那山山頂です。

前宮ルート分岐から30分でした。
先客は4名ほどで
展望台に上がっても、展望はありません。

混んではいないけれど狭いので
避難小屋まで戻り、昼食休憩にしました。

建物に奥の岩場からの展望がよいと
書いてあったので、上がってみましたが、
遠くの山々は雲に隠れ
残念ながら何も見えませんでした。

天候次第ですが
ほとんど展望がなかったことで
コース全体に地味な印象です。
この日、最後の最後の下りの
富士見台パノラマコースの最高点にて

やはり
遠くの山々は雲に隠れていました。
富士見台に足を延ばすのは取りやめです。
深田久弥さんの
日本百名山より
その山頂を辞して、高低のある長い頂稜を辿り、神坂峠へ続く尾根を下った。
その夜は峠の近くの小屋に泊り、翌朝そこからすぐ近くの富士見台を散歩した。
広々とした高原で、夏は牧場になる。その原から幾度も私は恵那山を眺め返した。
雪を点綴した頂の長い恵那山は、まるで長城のように悠然とそびえ立っていた。
車を止めさせてもらったお礼に
山小屋で、ノンアルコール飲料と
ピンバッチを購入しました。
恵那山のバッチは売り切れで
富士見台のバッチは人気がないのか
たくさん残っていたので、

購入したら
ご主人に大変喜ばれました。
上り:神坂峠⇒鳥越峠⇒大判山⇒テングの頭⇒分岐⇒山頂
  0:40⇒ 0:40⇒ 1:00⇒ 1:00 ⇒0:30
下り:山頂⇒分岐⇒大判山⇒鳥越峠⇒神坂峠
  0:30⇒1:30⇒0:40⇒0:40
上り合計:3:50 下り合計:3:20
萬岳荘のご主人には
早いねえと褒められました。
この日の歩数:38,826歩
高低差は少ないし、歩き易い道だったので
あまり疲れはなかったけれど
距離が長かったため
歩数を見て驚きました。
この後の寄り道は
山頂を極めたことよりも
感動!あり
つづく


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