山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

ブナの門⇒弥助尾根⇒山頂☆大源太山@新潟百名山№21

2022-06-15 | 〇新潟100名山(中越)
小休止したブナの門からは傾斜が緩み
足元まで日差しが入るので
花が増えます。

満開のシャクナゲや数が少ないイワナシ

その他、
咲き残ったカタクリやエチゴキジムシロ

イワウチワは登山道に沿って咲き
駅伝で応援されている気持ちになります。

越後の笹が増えてくると
右手の奥まだ彼方に
大源太山が現れました。

続いて、七ツ小屋山も正面に。

同じく新潟百名山で
大源太山から片道1時間ほどですが
林道通行止めのため
今回は見送りにします。
ブナの門から40分で
弥助尾根となり、急な上りは終わり、

標高は1200mを超え
残る標高差は400m弱となりました。
ここからは痩せ尾根を
小さな岩場を超えながら進みます。

土の少ないところでは
冬の過酷な環境のためか
土がめくれたり、割れたりしているので
足の置き場を考えながら進みます。

視線を上げれば、どんどん、
大源太山が近づいてきます。

両サイドがスキー場のような細い道が
何か所かあって


高山に来たと思わせる
タテヤマリンドウやキバナノコマノツメ

が咲いていると、道が少し左へ曲がり
唯一の鎖場のある岩場になり
ブナの門から95分かかりました。

岩が大きいので
上りでは鎖を使わなくても進めます。
フィッシュアイレンズで
何枚か撮ってみましたが
あまり怖そうに撮れなかったので
写真は省略します。

ここから山頂までの最後の上りが
急登で、トレッキングポールをしまい
手も使って登りました。
大源太山山頂です。

ブナの門から110分かかりました。
山頂は狭いです。
5×20mくらいでしょうか?
高い樹木が全くないので
ここがスキー場の天辺だとしたら
360度どちらにも滑り降りれます。
強い風が吹くと
遮るものがないので恐ろしいです。

北には巻機山とその右に
大烏帽子山や朝日岳に向かう
上州(群馬県)との県境の稜線です
南には七ツ小屋山から谷川岳への
谷川連峰の馬蹄形稜線の西側

その奥に、万太郎山から仙ノ倉山への
谷川連峰の西側の稜線。
こちらも上州(群馬県)との県境です。
歩いてきた道を振り返れば

東京駅から最速70分の越後湯沢の市街、
ゴールド越後湯沢カントリークラブや
岩原スキー場など
豪雪の中でも豊かな自然と遊べるリゾート。
上り:バス停50⇒旭原登山口110⇒弥助尾根西端70⇒山頂
下り:山頂40⇒弥助尾根西端80⇒旭原登山口40⇒バス停
数字は所要時間(分)
登山口からの上り合計=3:10
登山口までの下り合計=2:00
この日の歩数:23,873歩
 トラロープが連続する上りに苦戦し
時間をとられました。
弥助尾根は見晴らしも良く
気持ちのいい尾根歩きでした。
帰りに、バス停のところで
朝、話をした畑の人が見えたので
無事に帰った報告すると
今日歩いた道は
ご家族も開拓に携わったそうで、
山頂に向かって真っすぐに道をつけたので
上りが急登になってしまったとのこと。
この山の登山の歴史はまだ浅いけど
長く続いて欲しいと思います。
end