山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

常念岳☆王滝ベンチ~常念乗越@日本百名山№50

2020-10-11 | 50常念岳(秋)
王滝ベンチを過ぎても
一ノ沢に沿って進むため
傾斜はなお緩やかです。

王滝ベンチで先を越された人たちに
ついて行きます。
前を行く人たちは、
気ままに水を補給する休みを取って
順番が入れ替わりますが
全体のペースは変わらず
助かります。

紅葉した山肌と
山頂らしきピークが見えました。

時々、沢から離れたり
登山道の石が大きくなったり
少しずつ傾斜が強まります。
王滝ベンチから40分で
笠原沢に到着しました。

前を行く人は皆さん休憩をとるようなので
王滝ベンチでくつろいだ私は
休まずに先を行くことにしました。
登山道に水が流れていて

沢と間違えそうでしたが
前方の人影を見て先に進みます。

沢の水が少なくなり
更に傾斜が強くなると
胸突き八丁と呼ばれる急坂になります。

王滝ベンチから70分です。

階段を登りきると
山腹をトラバースする狭い道となり


谷の向こうの紅葉・黄葉を楽しみます。

最後の沢を渡ったところに
最後の水場があります。

王滝ベンチから90分です。
水を補給し、小休止。

ここから先は急坂です。
その証拠に
第1ベンチ

第2ベンチ


第3ベンチ

第2ベンチと第3ベンチの間で
第2ベンチで忘れ物をしたと
下りてきた人がいましたが
大勢の人が休んでいたので
わかりませんと
申し訳ない返事をすると
そうですかと
元気よく下りて行きました。
疲れて
カメラの水平を保てていませんが

何とか
常念乗越に到着しました。
王滝ベンチから2時間10分。
登山口から3時間10分。
事前の調べでは4時間はかかると
思っていたので、順調なペースです。
朝早く出発したので、ここまでは
北アルプスの表銀座とは思えない
とても静かな山旅となりました。
つづく