王滝ベンチを過ぎても
一ノ沢に沿って進むため
傾斜はなお緩やかです。

王滝ベンチで先を越された人たちに
ついて行きます。
前を行く人たちは、
気ままに水を補給する休みを取って
順番が入れ替わりますが
全体のペースは変わらず
助かります。

*
紅葉した山肌と
山頂らしきピークが見えました。

時々、沢から離れたり
登山道の石が大きくなったり
少しずつ傾斜が強まります。
王滝ベンチから40分で
笠原沢に到着しました。

前を行く人は皆さん休憩をとるようなので
王滝ベンチでくつろいだ私は
休まずに先を行くことにしました。
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登山道に水が流れていて

沢と間違えそうでしたが
前方の人影を見て先に進みます。

沢の水が少なくなり
更に傾斜が強くなると
胸突き八丁と呼ばれる急坂になります。

王滝ベンチから70分です。
*

階段を登りきると
山腹をトラバースする狭い道となり

*

谷の向こうの紅葉・黄葉を楽しみます。

最後の沢を渡ったところに
最後の水場があります。

王滝ベンチから90分です。
水を補給し、小休止。
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ここから先は急坂です。
その証拠に
第1ベンチ

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第2ベンチ

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第3ベンチ

*
第2ベンチと第3ベンチの間で
第2ベンチで忘れ物をしたと
下りてきた人がいましたが
大勢の人が休んでいたので
わかりませんと
申し訳ない返事をすると
そうですかと
元気よく下りて行きました。
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疲れて
カメラの水平を保てていませんが

何とか
常念乗越に到着しました。
王滝ベンチから2時間10分。
登山口から3時間10分。
事前の調べでは4時間はかかると
思っていたので、順調なペースです。
朝早く出発したので、ここまでは
北アルプスの表銀座とは思えない
とても静かな山旅となりました。
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つづく
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