山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

足ノ松登山口~滝見場☆大石山@新潟百名山№17

2020-09-19 | 〇新潟100名山(下越)
大日杉のコースで話した人の言葉が気になり
後日、奥胎内ヒュッテから
飯豊連峰の北の玄関である
大石山(1562m)に向かいます。
この1週間の天気予報は
あまりよくありませんが
気温が下がって
灼熱地獄ではなくなったので
お試しのつもりでした。
奥胎内ヒュッテに到着したのが5:40

先客は車2台で
女性の単独登山者と
8ナンバーに乗るイカツイ軍団7名と
判明しました。
登山者があまりに少なく
途中ですれ違うと、つい
話し込んでしまうのでした。

折りたたみ自転車を持ってきたので
半分以上は自転車を押して
登山口到着は6:10

登山届を提出し
バスの運行状況を確認した後

6:15出発です。

地図は朳差岳のものですが
大石山までのピストンです。
最初は、平坦なブナ林
“御用平”という名前付き

と思ったら、すぐ
ツイタテのような急登が始まりました。

ロープがありますが
少しだけ、九十九折の道が切ってあり
ありがたく使わせてもらいました。
その後も登山道は
急坂と平坦な道が交互に続き

早速、帰り道が神経を使いそうで
心配になりました。

最初の“岩場あり”の看板に遭遇し、すぐに
ロープの張られた岩場になります。

距離は短く、手がかりも足場も
問題ありませんが
痩せ尾根が続き、慎重に進みます。

登山口から1時間で
“姫子の峰”へ

隣の胎内尾根が視界いっぱいに広がり
水音が大きくて、下を眺めれば
川のせせらぎが白く見え
山奥深くに来たことを
実感しました。

急登が終わることはなく
前方の視界が開けて、まだ、
主稜線方向は雲の中。

ただ
少しだけ雲の間から、優しそうな日光が
隣の胎内尾根を輝かせました。

痩せ尾根は続き
再び、“岩場あり”の看板で
このコースのハイライトです。

渡り終えて振り返り

登山者が多いとすれ違いが
大変かもしれません。
まだまだ続く
木の根の張った痩せ尾根。

登山口から1時間50分で
滝見場に到着し、小休止にします。

写真中央の少し右に
小さく滝が見えます。

後続の単独の登山者が
あいさつをして
追い越していきました。
つづく