山登りの楽しみは人それぞれで
山頂からの眺めや
お花畑の珍しい花たち
に癒されることが多数派でしょう。
この足ノ松尾根ルートでは
変化に富んだ登山道が印象に残るので
いつまでも忘れられない思い出になる
かもしれません。
だいぶ前に購入したガイドブックでは
やや緩やかな尾根や狭い岩稜の
変化のある登りが続き
視界が開けると主稜線が見える
とありました。
的確な表現だと思います。
∨
ここまでは、足の置き場が悪く
初めての登山道なので
一歩一歩慎重に進み
ほぼ標準タイムでしたが
これからは、傾斜が緩み、
幅が広く、土の付いた尾根になり
スピードが上がります。
滝見場で追い越された単独登山者とは
ほぼ同じペースになり
何度も入れ違うことになりました。
∨
滝見場からすぐ
英三の峰(940m)になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/bb/751cb5690bf0a7e63272fb1b983f8bab.jpg)
飯豊連峰は聞きなれない地名が多いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/83/1199e41ac994b02858934983f6597246.jpg)
木の枝が視界を遮るので
写真も撮らず、ペースが速まります。
*
前方が開けて
写真左奥のピークが大石山でしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/46/31948e05f9e32a0148820a511b420d67.jpg)
まだまだ、主稜線は雲の中です。
*
英三の峰から30分で
ヒドノ峰(1080m)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/39/81d7fd19ad5f6aa35c9c3f688b0b744d.jpg)
ヒドはくぼ地の方言だそうで
この辺りは二重尾根になっていて
5分ほど歩くと
くぼ地にある水場への分岐になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/64/e44ec15331aa3c02e3517d36bc37e6bb.jpg)
看板には
急坂あり。往復15分。とありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/4e/710b6370f4cc3ccd3f1a5661d074b354.jpg)
この日は涼しくて
飲料水があまり減りませんので
通り過ぎました。
∨
英三の峰から1時間で
イチジ峰(1265m)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b6/f7347c6e2e98970cc945cd6b46d01163.jpg)
大石山は標高1562mですから
残り300mは弥彦山の半分か!
弥彦山なら後30分なんですが。
雲がとれれば
右に主稜線上の地神山
左に朳差岳の手前の鉾立峰が
大きく見えるはずです。
*
雲が切れたときに
登山道を見下ろして
帰りに撮った写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ce/2ca1ef01ec14d8be35d13f58e465bbc7.jpg)
馬の背中のようになだらかに
見えますが
登山口から姫子の峰までは
狭くて、傾斜がきつくて
木の根が張っていて大変でした。
*
この辺りから、登山道のまわりに
蛇が目につきました。
1mから50cmくらいの
小さな蛇ですが
この日一日で10匹弱見ました。
すれ違う人との話題は必ず
蛇から始まり、
今までの人生で一番
蛇を見た日になりました‼
∨
山頂かと思ったら
西ノ峰(1525m)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/69/968d3175d23b390826c2b10b1ce5336b.jpg)
後ひと頑張りで
大石山山頂(1562m)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b5/c580eb1b2fe24a9993656f013514429f.jpg)
谷川連峰の西の端にある
平標山に似ている気がします。
*
英三の峰から1時間50分。
先に進むか、終わりにするか?
主稜線は雲に隠れて残念です。
∨
お花畑
につづく