山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

滝見場~大石山山頂☆大石山@新潟百名山№17

2020-09-22 | 〇新潟100名山(下越)
山登りの楽しみは人それぞれで
山頂からの眺めや
お花畑の珍しい花たち
に癒されることが多数派でしょう。
この足ノ松尾根ルートでは
変化に富んだ登山道が印象に残るので
いつまでも忘れられない思い出になる
かもしれません。
だいぶ前に購入したガイドブックでは
やや緩やかな尾根や狭い岩稜の
変化のある登りが続き
視界が開けると主稜線が見える
とありました。
的確な表現だと思います。
ここまでは、足の置き場が悪く
初めての登山道なので
一歩一歩慎重に進み
ほぼ標準タイムでしたが
これからは、傾斜が緩み、
幅が広く、土の付いた尾根になり
スピードが上がります。
滝見場で追い越された単独登山者とは
ほぼ同じペースになり
何度も入れ違うことになりました。
滝見場からすぐ
英三の峰(940m)になります。

飯豊連峰は聞きなれない地名が多いですね。

木の枝が視界を遮るので
写真も撮らず、ペースが速まります。
前方が開けて
写真左奥のピークが大石山でしょうか?

まだまだ、主稜線は雲の中です。
英三の峰から30分で
ヒドノ峰(1080m)です。

ヒドはくぼ地の方言だそうで
この辺りは二重尾根になっていて
5分ほど歩くと
くぼ地にある水場への分岐になります。

看板には
急坂あり。往復15分。とありました。

この日は涼しくて
飲料水があまり減りませんので
通り過ぎました。
英三の峰から1時間で
イチジ峰(1265m)です。

大石山は標高1562mですから
残り300mは弥彦山の半分か!
弥彦山なら後30分なんですが。
雲がとれれば
右に主稜線上の地神山
左に朳差岳の手前の鉾立峰が
大きく見えるはずです。
雲が切れたときに
登山道を見下ろして
帰りに撮った写真です。

馬の背中のようになだらかに
見えますが
登山口から姫子の峰までは
狭くて、傾斜がきつくて
木の根が張っていて大変でした。
この辺りから、登山道のまわりに
蛇が目につきました。
1mから50cmくらいの
小さな蛇ですが
この日一日で10匹弱見ました。
すれ違う人との話題は必ず
蛇から始まり、
今までの人生で一番
蛇を見た日になりました‼
山頂かと思ったら
西ノ峰(1525m)

後ひと頑張りで
大石山山頂(1562m)です。

谷川連峰の西の端にある
平標山に似ている気がします。
英三の峰から1時間50分。
先に進むか、終わりにするか?
主稜線は雲に隠れて残念です。
お花畑
につづく