毎年、日本百名山の残りの山を数えながら、
今年はどこに行こうか
遠くか、行程の長い山が多いなぁなどと
悩むのが楽しみです。
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春夏秋と区切ってみると
春に登れるところは限りがあり
関東の山はほとんど
春に登っていることになりました。
今回も6月の梅雨時の前ということで
関東の金峰山を目指すことにしました。
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金峰山の登山口はいくつかありますが
翌日の予定もあり
最短距離の
大弛峠(おおだるみとうげ)
<自動車が通行できる日本最高所の車道峠>
からの
稜線のルートにしたかったのですが、
冬季通行止めが解除になっていなかったため
廻り目平キャンプ場からの沢ルートを選択しました。
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深田久弥さんの
日本百名山より
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一般に奥秩父の山々はこれという特徴がなく、
しかも、複雑に重なり合っているので、
遠くから眺めて、一々の山を指摘するのがむずかしい。
そんな時私はまず第一に金峰山に眼をつける。
この山も漠然と見ただけでは、
特に他と区別するような山相は持っていないけれど、
ただその頂上の五丈石(御像石)が目印になる。
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廻り目平(まわりめだいら)キャンプ場は
駐車料金は必要ないが、後払いで
一人500円の入場料を支払います。
キャンプ場の施設を利用しなければ
追加料金はありません。
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この日はまだ
コロナ自粛の影響が濃く
数えるほどの車しかありませんでした。
金峰山荘で利用と支払い方法を聞き
身支度をして出発します。
8:10
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林道は
キャンプしているテントの脇をまっすぐに伸び
車止めのゲートがあり
チェーンを回り込んで先に進みます。
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左に、西股沢の水が、
鳥のさえずりをかき消すほどの
音をたてて流れています。
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10分ほど進むと
割れ目から木が生えた大きな岩があり
小川山の地図によれば
フェニックス大岩と呼ばれています。
廻り目平キャンプ場周辺は
名前の付いた奇岩が多く
ロッククライミングの聖地のようです。
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まだ3時間ほどかかるのに
木の枝の間から
金峰山の山頂と五丈石が
ずいぶん大きく見えました。
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出発から1時間で
中ノ沢出合に到着です。
まっすぐ進めば
富士見小屋や瑞牆山方面の八丁平ですが
左に折れてすぐ
登山道の標識があり
本格的な登山道になります。
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川音が小さくなり
鳥の鳴き声がよく聞こえます。
登山道の傾斜も
心が構えたほどには、きつくありません。
シャクナゲ
キバナノコマノツメ
コミヤマカタバミ
などの花を愛でながら50分で
中間地点の
小さな休憩場所に到着しました。
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中間地点といえば、
2つの場所の真ん中ということですが
標識の各地への所要時間はバラバラで
勝手に
中ノ沢出合と金峰山小屋の中間点と
解釈しました。
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小休止
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つづく