山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

八方尾根の8月の花(黄・緑色)12☆唐松岳@日本三百名山

2014-09-02 | ◇日本百名山 花のまとめ +道具
八方尾根に咲く花を
色系統別に掲載します。
低山に咲く花・小蓮華山に咲いていた花は
名前のみとし、
たくさん咲いていたものを前に
数が少なかったものを後に
並べてみました。
シナノオトギリ
ミヤマオトギリともいう
オトギリソウ科の多年草
本州中部に分布し
高山の砂礫地や草地に生える
高さ10~30cm
葉の縁に黒点が並ぶのが特徴である

エゾシオガマ
ゴマノハグサ科の半寄生の多年草
本州中部以北・北海道に分布し
高山の日当たりのよい草地に生える
高さ20~50cm

ねじれた花の形は
蜂に対するサービスだとか?
ミヤマキンポウゲ
キンポウゲ科の多年草
北海道・本州中北部の高山の草原に群生する

写真1枚では判別がむずかしい
黄色い花です。
ミヤマタンポポ
キク科の多年草
白山から北アルプスに分布する
高山の砂礫地や草地に生える
高さ30cm

普通のタンポポとの違いがよくわかりません。
花はほとんど終わっていました。
ウサギギク
キク科の多年草
高原の草地に生える
高さ12~25cm

春の雪解けとともに2枚の葉が急速に伸び
その様子が耳をそばだてるウサギに似ているので
この名がある
キンコウカ
ユリ科の多年草
本州中部以北の山中で多湿の草原に群生する
高さ20~35cm

花が黄金のように輝くのでついた名前である
キバナノカワラマツバ
アカネ科の多年草
日本・東アジアに分布し
高山の日当たりのよい草地に生える
高さ30~80cm

松葉のような細い葉と小さな淡い黄色の花から
可憐な印象である。
トウヤクリンドウ
リンドウ科の多年草
クモイリンドウともいう
北半球の寒帯に広く分布し
日本では本州中部以北の高山に生える
薬用にされたのでトウヤクの名がある

青や紫でないリンドウは初めてです。
ハクサンオミナエシ
オミナエシ科の多年草
コキンレイカともいう
本州の北陸・東北地方に分布し
高山や山地の岩場などに自生する
高さ20~60cm

ハクサンオミナエシの方が
花の印象に近い名前の気がします。
その他に
ヤマブキショウマ
アオノツガザクラ
ミヤマアキノキリンソウ

白色につづく