那須岳の花
雨だったので当たり前ですが
どの花も濡れていました。
梅雨に咲く花は
雨の日の登山の象徴のように
どこに行っても濡れています。
∨
登山口周辺にて
*
ベニウツギ(タニウツギ)
タニウツギの変種
鮮紅色の筒状漏斗形の花を開く
他の場所にはピンク色の
タニウツギがほとんどでした。
その足元にはムラサキツメクサが
多く咲いていました。
∨
林に入ると
*
マルバシモツケ
バラ科の落葉低木
本州中北部から北海道に分布する
葉が丸く厚みがあり
細かな葉脈があるのが特徴
*
他の山でもよく見かける
マイヅルソウ
略
ウラジロヨウラク
花より水滴の方がいい雰囲気です。
(調査中)
花の雰囲気は
ヒメイチゲかミヤマカタバミですが
葉の形が違います。
∨
樹木が途切れると
*
ウラジロタデ
タデ科の多年草
本州中部以北の高山の砂礫地に生える
雌雄同種で両性花が開く
葉の裏面に白色の軟毛が密生する
*
他の山でもよく見かける
アカモノ
ネバリノギラン
略
∨
峰の茶屋跡避難小屋を過ぎ
稜線と清水平まで
*
イワカガミ
イワウメ科の多年草
イワカガミとコイワガミの違いは
大きさだけでそれも連続しているので
区別できない
白花で鋸葉の少ないヒメイワカガミもある
これは白花ですがヒメイワカガミかどうか
確認できませんでした。
登山道脇に
赤・白・ピンクと咲き競っていました。
*
ハイマツの雄花
マツ科の常緑低木
本州中部~北海道の高山帯、東アジアの寒帯に
広く分布する
雄花は新枝の側面に、雌花は枝先につく
松の葉の緑の中にあるので
独特の色が目に付きます。
*
ミツバオウレン
キンポウゲ科の常緑多年草
本州中部以北・北海道・東アジアの北部の亜寒帯
北アメリカに広く分布する
この花を見ると
いつも濡れている気がします。
梅雨時に見る花だからでしょう。
*
コケモモ
ツツジ科の常緑小低木
北半球の寒帯に広く
日本では北海道から九州までの高山帯に
分布する
この花は水滴に包まれ
コケモモゼリーのようです。
*
他の山でもよく見かける
ベニサラサドウダン
ツマトリソウ
ナナカマド
略
(調査中)
花はきっと
白いひげのようなものだと思います。
∨
あっと息を飲むような花は
ありませんでしたが
1年ぶりに見る高山の花に癒されました。
色が留まるツツジ最後の一輪
背景のガスの白に映えて
美しく咲き残っていました。
*
水滴の花が多くなりました。
リコーの花用カメラにも
水が入り、修理に出すことに
なってしまいました。大失敗。
*
紅葉の頃の方が人気があるので
姥ケ平からの茶臼岳も見てみたいけど
混んでますかね?
もう一度来ないといけないかなと
思っています。
end