山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

6月の花・こけももゼリー☆那須岳@日本百名山№31

2014-07-06 | ◇日本百名山 花のまとめ +道具
那須岳の花
雨だったので当たり前ですが
どの花も濡れていました。
梅雨に咲く花は
雨の日の登山の象徴のように
どこに行っても濡れています。
登山口周辺にて
ベニウツギ(タニウツギ)
タニウツギの変種
鮮紅色の筒状漏斗形の花を開く
 
他の場所にはピンク色の
タニウツギがほとんどでした。
その足元にはムラサキツメクサが
多く咲いていました。
林に入ると
マルバシモツケ
バラ科の落葉低木
本州中北部から北海道に分布する
葉が丸く厚みがあり
細かな葉脈があるのが特徴

他の山でもよく見かける
マイヅルソウ
ウラジロヨウラク

花より水滴の方がいい雰囲気です。
(調査中)

花の雰囲気は
ヒメイチゲかミヤマカタバミですが
葉の形が違います。
樹木が途切れると
ウラジロタデ
タデ科の多年草
本州中部以北の高山の砂礫地に生える
雌雄同種で両性花が開く
葉の裏面に白色の軟毛が密生する

他の山でもよく見かける
アカモノ
ネバリノギラン
峰の茶屋跡避難小屋を過ぎ
稜線と清水平まで
イワカガミ
イワウメ科の多年草
イワカガミとコイワガミの違いは
大きさだけでそれも連続しているので
区別できない
白花で鋸葉の少ないヒメイワカガミもある

これは白花ですがヒメイワカガミかどうか
確認できませんでした。
登山道脇に
赤・白・ピンクと咲き競っていました。
ハイマツの雄花
マツ科の常緑低木
本州中部~北海道の高山帯、東アジアの寒帯に
広く分布する
雄花は新枝の側面に、雌花は枝先につく

松の葉の緑の中にあるので
独特の色が目に付きます。
ミツバオウレン
キンポウゲ科の常緑多年草
本州中部以北・北海道・東アジアの北部の亜寒帯
北アメリカに広く分布する

この花を見ると
いつも濡れている気がします。
梅雨時に見る花だからでしょう。
コケモモ
ツツジ科の常緑小低木
北半球の寒帯に広く
日本では北海道から九州までの高山帯に
分布する

この花は水滴に包まれ
コケモモゼリーのようです。
他の山でもよく見かける
ベニサラサドウダン
ツマトリソウ
ナナカマド
(調査中)

花はきっと
白いひげのようなものだと思います。
あっと息を飲むような花は
ありませんでしたが
1年ぶりに見る高山の花に癒されました。
色が留まるツツジ最後の一輪

背景のガスの白に映えて
美しく咲き残っていました。
水滴の花が多くなりました。
リコーの花用カメラにも
水が入り、修理に出すことに
なってしまいました。大失敗。
紅葉の頃の方が人気があるので
姥ケ平からの茶臼岳も見てみたいけど
混んでますかね?
もう一度来ないといけないかなと
思っています。
end