トーミの頭からの浅間山は
迫力のある浅間山の大きさと
眼下に広がる湯ノ平
左に黒斑山からJバンドに至る外輪山と
賽の河原
どこを切り取っても絵になりますが
スケールが大きすぎて
全体を捉えられる広角レンズが
ありません。
ゆっくり写真を撮っていたら
ちょうどいい休憩になりました。
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ここから湯ノ平まで
草すべりという急坂を下ります。
黒斑山との分岐を右に曲がると
急な下りが始まります。
トーミの頭は
包丁で切ったような直線でそそり立ち
遠くに剣ケ峰の
ゴツゴツした岩が
山を噴き飛ばした噴火の激しさを
物語っています。
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樹木の生えていない急斜面は
草で覆われ
足を踏み外せば
下まで落ちそうな気がします。
はるか下に
湯ノ平の薄い緑を目指して
下ります。
薄い緑の木はカラマツで
新芽の出始めだからです。
途中に1ヶ所
岩がせり出していて
3点確保しながら
ゆっくり慎重に越えました。
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下り終わって見上げると
穏やかな草の斜面です。
高低差280mを
湯ノ平口まで30分かかりました。
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帰りの上りを考えると
憂うつな気分でしたが
実際に
上りは大変でした。
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ゆっくり休める平らな所がなく
道は九十九折になり
登るほど角度が急になります。
いつものペースで歩き
十分疲れたところで
高低差280mの急登です。
何よりも
トーミの頭を真上に見上げ
なかなか近づかないことが
精神的にダメージとなり
途中から足元だけを見て
一歩ずつ進むようにしました。
1時間かかって登りました。
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湯ノ平口で
天狗温泉浅間山荘からの道に
突き当たり
浅間山の山頂は左に曲がります。
湯ノ平はカラマツの林で
地面に緑はあるのですが
時期が悪かったのか
ほとんど花は見かけませんでした。
林の隙間から見える
浅間山や外輪山を見上げながら
ゆるい上りをゆっくりと進むと
Jバンドへの分岐点の手前に
お地蔵さんが並んでいました。
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次回は浅間山の山頂まで
花はまとめて最終話に掲載します。
つづく