山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

遠くから眺めていた@浅間山☆日本百名山№30

2014-06-03 | 30浅間山(春)
日帰りで行ける
日本百名山も残り少なく
キリのよい30座目は
とても印象に残る山になりました。
浅間山
2568m
噴火レベルによる登山規制のため
今は前掛山2524mまで
登ることができます。

地図の左から右へ
今回は日帰りのため
Jバンドを通りませんでした。
深田久弥さんの
日本百名山より
日本中部の山に登る人は、それがどこの山であろうと
そこから浅間山を見逃すことはないだろう。
その孤立した大きな山容と、まるで自己標識のように
煙をあげているので、すぐに見当てることができる。
厳冬の横手山の頂上から真向かいに
真っ青な空にモクモクとキャベツのような煙を噴いていた浅間、
晩秋の八ヶ岳の上から佐久平を距てて、
大きなシルエットになって暮れていった浅間、
浅間ほどどこからでも見える山はない。
近くの日本百名山から見た
浅間山の雄姿
草津白根山より

日本百名山では一番近いのですが
雲がかかってしまいました。
四阿山より

嬬恋村の畑を従え
どっしりと裾野を広げる雄姿
美ヶ原より

雲の上に浮かび
細い煙が火山のしるし
巻機山より

谷川連峰仙ノ倉山のはるか遠くに
影のように重なっている
帰りの市街地より
左が黒斑山・右が浅間山。

ネットの写真を見ていたら
浅間隠山から
4月下旬の残雪のころか
11月下旬初雪が降ったころに
上半分に雪をいただく浅間山の姿を
見てみたくなりました。
それはまた後日。
朝早く起きることができたので
日の出前に出発し
西に向かう車内に後ろから
朝日が差してきました。
小諸の登山口まで220km
3時間の道のりは
体調もよく
薄いガスで展望も少ないので
休まずに進むことができました。
気温が高い日が続き
水蒸気が暖められて
太陽とともに上がっていくと
くっきりとした展望は
あきらめなければなりません。
思ったより早く
高峰高原ホテルに着きました。

まだ七時過ぎで人影もまばら。
長袖でも寒いくらいですが、
風はほとんどなく
快適な気象環境です。
駐車場はビジターセンター前の
いいところがまだ空いています。
公衆トイレは改修工事中で
ホテルの脇に仮設の公衆トイレが2つ
設置されていました。
高峰高原ホテルにある
石版に南向きの風景が描かれています。

薄いガスで
はっきり見ることはできませんが
八ヶ岳と蓼科山に
かすかに残雪が見えます。
気を取り直して
登山口に進むと
大きな案内板がありました。

浅間山は
地図の左上の六分の一ほどしかなく
浅間連峰の見所は
奥が深いようです。
まだ朝早いから。
表コースの方角の木の影が長いんです。

つづく