揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>
新潟県最高峰・小蓮華山の
蓮華温泉から天狗の庭までは
樹木に囲まれているので
写真を撮るために立ち止まると
虫がたくさん寄ってきました。
刺されることはなかったけれど
敏感な方は要注意です。
天狗の庭からは
虫の数が減ってきます。
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天狗の庭は
栂海新道の展望台です。
栂海新道とは
北アルプス後立山連峰の朝日岳より
親不知に至る
延長27kmに及ぶ縦走登山道です。
1971年に開設され
槍穂高連峰の3000mから0mにいたる
アルプスの完全縦走が可能になりました。
栂海新道の自然の特徴は
地質が古生代・中生代・新生代と変わり
植生は高山植物・亜高山・低山・暖温帯海岸植物と
垂直分布を見ることが出来ることです。
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天狗の庭から
九十九折の登山道を10分ほど登ると
唯一の雪渓の斜面を渡ることになりますが
既に雪は少なく
足跡をたどることで
アイゼンなしで渡ることができます。
その後も
石がゴロゴロの道や
小さな階段がありますが
鎖場のような危険箇所はありません。
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青い空が大きく広がり始めると
天狗の庭から1時間で
白馬大池山荘に到着しました。
火打山の高谷池ヒュッテの雰囲気と
似ています。
ハクサンコザクラが
群れて咲いていました。
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愛想のよいご主人らしき人と
若いアルバイトさんが干した布団を
片付け始めるようなので
あわてて写真を撮りました。
台風の後の青い空が広がり
暑くもなく寒くもなく
とてもよい天気です。
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池のまわりを散策して
何枚か写真を残しましたが
小蓮華山山頂ですれ違った黒ずくめの山女子は
1週間前と雪の量がまったく違うと
言ってました。
常連さんが多いようです。
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ザックを降ろさずに
先に進みます。
少し登って振り返ると
白馬大池の向こうに
雨飾山・焼山・火打山・妙高山が
はっきりと見えました。
(写真の右奥の方です)
左には薄っすらと
日本海の水平線が見えます。
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つづく
今までに登った3000m超えは
富士山と木曽駒ケ岳の2座のみです。
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2007年の山頂崩落で3m縮んだようですが
小蓮華山2766mは
登った山の高さで3番目になります。
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登山口の蓮華温泉の標高は
1475mですから
単純計算で標高差1291m。
白馬岳は更に166m高く
単純標高差1457mですから
一般には日帰りの山ではありません。
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国道からの20kmの林道もあと少し
ちらっと
蓮華温泉の赤い屋根が見えました。
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山の中の1軒宿です。
駐車場で車を止め
ナンバーを確認すると
バラエィー豊かなお客さんでした。
一番遠くは四国の香川
その次は神戸か青森でしょうか。
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その先に蓮華温泉はあります。
前を歩く二人はこの後
船越の頭まで
休んで抜いたり抜かれたり
ほぼ同じペースで歩くことになりました。
白馬山荘に宿泊されるそうです。
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蓮華温泉の裏手に登山口はあります。
そして
テレビによく登場する
露天風呂・黄金湯を横目に見て
豊かな緑に囲まれた道を
花の写真を撮りながら
先に進みます。
樹木の間から蓮華温泉の赤い屋根。
帰りにはこれを見て
ほっとしました。
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登山道は
緑に囲まれた緩やかに登る
石がゴロゴロの道です。
群れて咲くのは
シロバナニガナ
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ユキザサ
時々現れる
栂海新道の山々と次第に肩を並べて
天狗の庭まで
1:30
白馬大池山荘のwebのタイムにほぼ一致します。
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ここまでで
一番印象深いのが
大きくてゆったりした山容の雪倉岳です。
その山頂に向かって
5体の妖精たちが並んで
登って行きます。
雪形にはポジとネガがあるようですが
ここではネガでお願いします。
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花は最後にまとめて報告します。
変化の大きい登山道で
ブログの進みも遅いんです。
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つづく
泊まらなくても
山頂じゃなくても
日帰りでいいじゃないか。
行けるとこまで行ってみよう!
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三国境を超えているのに
何故か越後百山に入っている
白馬岳。
日帰りなんて無理とあきらめて
代わりに
テレビが大騒ぎした台風が去った後に
白馬岳のおとなり山
新潟県最高峰なのに白馬岳の通過点
標高2766m
小蓮華山へ
蓮華温泉から登ります。
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(今日はとっても疲れたので前ふりだけ)
この日は
ガイドブックに載った花畑じゃなくても
宝石箱のようにたくさんの花が
可憐に咲いているのに
皆さん通り過ぎて行きました。
日本百名山だから山頂を目指す
というのが普通ですよね。
でも
それだけじゃない
自分だけの山の楽しみ方もあるのかなと。
実は
日本アルプスの山は敬遠していました。
おたくな人ばっかりかと思っていました。
ところが
この山の登山道には色んな人がいました。
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前回の那須岳の後
カメラの掃除をしたんですが
NEXのセンサーに汚れが残ってしまい
中央やや下に影が写っています。
目立たないものだけ載せますので
ご了解ください。
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蓮華温泉までの林道の展望台にて
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登山道から
栂池新道のパノラマ
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つづく