ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

上高地2024夏_04 早朝の大正池~帝国ホテル

2024-09-22 17:06:27 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

二日目の朝は、昨日行った大正池に再訪し、朝もやを見ます。

まずホテルからタクシーで大正池まで行き、そこから昨日と同じコースを辿って帝国ホテルに戻ってきます。

 

タクシーの運転手さんが言うには、大正池湖畔より少し先の東電取水場あたりからだと大正池の全貌が望めるということでそちらまで車で行きました。

 

■大正池(東電取水口付近) 8月4日 朝6時

大正池の東電取水場にて。わぁ、いきなり涙出ちゃいそう。

 

 

もう何ということでしょう。この世のものと思えない風景が広がっていました。すごい。すごすぎる。

 

 

 

左から右まで、180度こんな景色です。言葉が出なくなる。

 

幻想的です。実際の景色を目の当たりにしているのに「CGじゃねの?」とか思ってしまうくらい、見たことのないような風景でした。

 

hiyoko「感動したでござる」

 

 

凪いだ早朝の水面は水鏡の様。靄が薄くなるとこんな感じでまたきれい。

 

 

この日は8月4日ですが、朝の6時から8時くらいの間は靄が出たり晴れたり。畔の方に移動します。

 

 

■大正池畔 8月4日 朝6時半

昨日の日中に見た景色とは全然違う印象です。立ち枯れの木が一層神秘的です。

 

 

ファンタジー映画ならドラゴンが登場しそうな場面ですが、鴨がやって来ました。平和でいいね。

 

7時半頃。靄は段々薄くなってきました。

 

今日もヤケダケだー!

 

それ気に入ってんのか。。。

 

 

 

 

穂高の頂上は雲に隠れています。午後の雲は穂高の後ろから覆いかぶさるような雲ですが、朝の雲は穂高の手前に沸く雲です。

 

 

朝もやの大正池、素晴らしかったです。夏の名物だそうです。夏に上高地に行くことがあれば、万難を排して見に行くことをお勧めします。

 

 

 

朝の光が差し込む森の中を昨日と同じコースで歩いていきます。日中は暑いですが、朝方はひんやりと気持ちがよく、森の中もフレッシュな感じです。

 

 

何か神秘的な生き物に出会ってしまいそう。

 

 

いや熊に出会ってしまうかも。このあたりでも出没するらしいです。

 

 

hiyokoは帝国ホテルで調達した熊鈴をつけて備えます。

 

最初hiyokoは「よし、クマに出会ったらこの鈴をチリリと鳴らせばいいのね!」ととぼけたことを言っておりました。

「どうかなー、それじゃ遅いんじゃないかなー」と諭して鳴らしながら歩かせたのですが、帝国ホテルのクマ鈴は思いのほか音が大きく、アイスクリーム屋さんとハイキングしているみたいで閉口しました。

「熊に出会ってから鳴らせばいいよー」っていえばよかったかな。

 

 

 

■田代湿原~田代池 8月4日 7時15分頃

田代湿原まで来ました。時間帯が違うとまた少し雰囲気が変わります。穂高連峰の上の雲はきれいになくなっています。

 

田代池も幻想的で美しい。背後から差し込む陽光に木々がキラキラときらめいています。

 

もう少し早い時間にこちらに回って、田代池の朝もやを楽しむのもよさそうです。

 

何かがいそう。何かが出てきそう。神秘。

 

田代池を後にして、田代橋に向かう林間コースへ。

 

朝の森は大変に気持ちいい。

 

高原の小さな花たち。

 

 

鴨の親子。子鴨が堰を切ったように水に飛び込んでいきます。

 

森の奥の小川では、所々まだ薄く靄がかかっています。

 

お。サルだ。一匹だけ。

 

タクシーの運転手さんのお話では、ハイキングコースにいる単独のサルは群れのボスであることが多く、周辺には群れのサルたちが潜んでいるのだそうです。この時は全く気配を感じず仲間がいるかはわかりませんでした。

目を合わせると「やんのかテメー!」とオラついてきます。目を合わせないようにそーっと横を通り過ぎます。サルも同様にそっぽを向いて通り過ぎます。すごい。人間とサルの間にそういうお約束が成立している。

 

 

■上高地帝国ホテル 8月4日 8時

 

大正池に朝6時に行って、8時に帝国ホテルまで戻ってきました。

 

昨日は午後1時から3時くらいのハイキングでしたが、暑くて半袖Tシャツでも汗をかきました。朝は20~25度くらいでしょうか。長袖Tシャツまたはウィンドブレーカーを着て歩く感じでちょうどいいくらいです。空気もきりっとして眺める景色もフレッシュです。真夏に上高地に行くのであれば、朝ごはんの前に早朝ハイキングを計画するのがいいと思います。

 


上高地2024夏_03 上高地帝国ホテルの食事

2024-09-18 22:28:58 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

 

ホテルの周りに飲食店はありませんから、食事はホテル内で済ませます。

メインダイニングのフランス料理が有名のようですが、お高いのでカジュアルなアルペンローゼで夕飯を食べました。チェックのクロスがハイジ感出しています。

ちなみに他にお客さんがいないわけではありません。食後いつまでもダラダラしていたら最後の客になってしまっただけです。

 

 

hiyoko「上高地にようこそ!私が全てを紹介しますわ」

 

 

テリーヌとパテ。

 

 

エスカルゴ。なんか久しぶりに食べた。

 

 

hiyoko「さすが帝国のお味ね」

 

 

ローストビーフはメインダイニングと同じお肉だそうです。これはお得かも。

 

メバルのポワレ。

 

 

帝国宿泊の証明写真。

 

クラシックで王道のお料理ですが、どれも美味しかったです。老舗ホテルの味という感じがしました。

 

 

それにしても上高地は夜が早い。9時には館内に人気がなくなります。やはり自然を楽しみに来ているのだからみんな早寝早起きなのですね。

 

部屋のバルコニーに出ると満点の星空でした(写真はいまいちですが)。ここには写っていませんが、天の川も見ることができました。

 

 

朝ごはんも紹介しておきます。

 

メインダイニングをのぞいてみたいので、朝ごはんは洋食にしました。

 

なかなかの雰囲気です。さすが帝国ホテルのメインダイニング。

 

テーブルセッティングもこだわり。なんかちょっと面白い。

 

 

いつからでしょう、Fukunosukeは朝食の卵料理は目玉焼きオンリーになりました。目玉焼きおやじと呼んでくれて構いません。オムレツよりスクランブルエッグより、目玉焼きが断然おいしい。

 

hiyokoはフレンチトースト。

オークラと似ていますが、フレンチトーストはやはりオークラの方がおいしいかな。違うかな、どうだろ。

 

 

hiyoko「山の中のホテルでこんなにきちんとしたお食事ができるなんてすごいわ!」

 

確かににそう。上高地帝国ホテルは、何とも優雅な気分にさせれくれます。上流階級の夏休みをのぞき見した気分です。

 

 

明日は、早朝の大正池で朝もやを見に行きます。必見です。

 

 

 

 

 

 


上高地2024夏_02 上高地帝国ホテル

2024-09-14 10:02:35 | 国内旅行

Fukunosukeです。

一泊目は帝国ホテルに泊まります。Fukunosuke初帝国。

わー。山小屋風の建物がいい感じです。

ハイジっぽい?いや、こんな豪邸ではないよね。スイス的なものにうっすい知識しかなくてすみません。

フロントの鍵置き場もクラシック。カードキーにしたら雰囲気なくなってしまうので、ずっとこのままで。

ロビーに鎮座するマントルピース。

廊下もハイジ感あります(適当なことを言ってすみません)。

今回の客室は3階でした。屋根があるので天井が斜めになっており、かなり狭いのですが山小屋感マシマシです。ちなみにベッドは干し草ではありません。

水回りは最新の設備です。最近リノベーションしたのかな。

浴室も小さ目。ですが設備が新しいので気持ちが良いです。

上高地帝国ホテルにはバルコニー(帝国ホテルではベランダと呼称)付きの部屋とそうでない部屋があり、この部屋は「バルコニー無しのカテゴリー」なのですが、3階の両端に2室だけ「バルコニー無しカテゴリーだけど実はついています」というややこしい部屋があります。そういう事情は知らなかったのですが、今回その部屋になりました。

これがそのバルコニー。小さいけれど、屋根がないので夜は星空がよく見えました。これはお得です。

この部屋のバルコニーは焼岳ビュー。もう一室の方は建物の反対の端にあり、穂高ビューになります。

手すりに赤トンボ。

一息ついたら喉を潤しにロビーラウンジに降りてきました。

ロビー併設のバー。日中はカフェ営業です。

いやー喉乾いたねー。オメデトー。

喉を潤したら部屋に戻り、バルコニーで夕涼み。

えーい!今夜はヤケダケだー!

意外に本当でしたね。

おまけです。

上高地帝国ホテルにはゴルゴ13がいます。。。

これは、サル除けのエアガンだそうです。

上高地はそのものが「天然記念物」なのだそうです。

なので、そこにある動植物は人間が好き勝手にしていいものではありません。しかしサルや熊はできればご遠慮願いたい。というわけで、サルに対してはこのエアガンで脅かして追い払うのだそうです。どこかで餌をあげて手なずけるのかなと思ったら大間違い。餌をやると日光のヤカラ猿の様に人間を襲い始めて手に負えなくなるんだって。

なるほどー。勉強になりました。


上高地2024夏_01 大正池~田代橋~帝国ホテル

2024-09-07 13:55:05 | 国内旅行

Fukunosukeです。

 

8月のはじめに上高地に行ってきました。Fukunosukeが上高地に来たのは40年ぶり。

現地3泊、同じ場所を行ったり来たりしただけですが、天気や時間帯によって美しさが変わる上高地はまったく飽きませんでした。30年分くらい上高地を堪能した感じです。ほかの季節の良さも知らないし(6月の新緑の時期がいいそうです)、3泊しただけで偉そうなことは言えませんが、いつか同じ時期に上高地を旅する人限定の参考情報として、日時付きで写真を残しておきます(PCなら写真もちょっと大きめです)。

 

8月3日、朝9時の特急あずさで松本駅に向かいます。

 

 

お弁当はもちろん松本名物の山賊焼き弁当。ニンニク醤油の鶏から揚げです。山賊だけに「とりあげる(鶏・揚げる)」なんだって。ホントかな。そういう食べ物があることはこの時初めて知ったのですけど、なかなかおいしかった。

 

 

松本着は11時39分。列車到着時は朝の新宿駅みたいな混雑でした。

 

 

 

hiyoko「うっす」

なんだ、ただの山ガールか。

計画当初は普通にデニムや町歩きのスニーカーで行くつもりでしたが、なぜか急に思い立ち一通り揃えてしまいました。なんでも形から入る人っていますよね。

 

 

 

 

松本駅からは奮発してタクシーで上高地へ向かいます。

 

 

大正池に到着。この時気温は30度を超えていたと思います。それなりに暑かったです。

 

 

今日のコースは大正池を出発し帝国ホテルがゴール。こんな感じです。

 

 

 

大正池ホテルの裏から、畔に降りていきます。

 

■大正池 8月3日 13時頃

いきなりいい眺めです。大正池はよく晴れてきれいです。

 

 

大正池はこの焼岳の噴火でできた池です。今でも活火山だそうです。

 

 

hiyoko「えーい!今夜はヤケダケだー!」

 

それは「ヤケ酒」です。

 

 

池畔から穂高連峰方面。

 

 

今回の滞在では、午後になると穂高連峰の後ろから雲が沸いて山頂部は雲に隠れてしまいました。穂高を眺めるには午前中の方がよかったみたいです(いつもそうかはわかりませんけど)。

 

 

大正池というと立ち枯れた木が有名ですが、今はほとんど残っていないとのこと。この木もいずれ崩れそう。

 

 

 

 

大正池を後にして田代湿原に向かいます。ルートは立派な木道が整備されていてとても歩きやすいです。

 

木道の下にはさらさらと水が流れています。

 

 

■霞沢岳押出し 8月3日 14時頃

霞沢岳押出しという所では梓川の河原に出られます。また違う焼岳の眺めです。

 

 

続いて田代湿原に向かいます。

 

「クマ出没中」の看板や目撃情報は上高地のあちこちで見かけました。上高地では普通にクマ(ツキノワグマ)を見かけるそうです。この時は1日4~5件の目撃情報が出ていました。気を付けていきましょう。

 

 

■田代湿原~田代池 8月3日 14時頃

田代湿原に到着。いい眺めです。正面の雲がなければ、穂高連峰も山頂まで丸見えなのだけど。。。

 

 

田代池。ここも大正池と同じように焼岳の噴火でできた池だそうです。池といっても深くはなく遠くまで池の底が見えています。水が澄んでいてとてもきれい。田代池は土砂の堆積などで年々面積が減っており、いずれ無くなってしまうみたいです。

 

 

田代湿原から河童橋までは川沿いを歩く梓川コースと林間コースがあるのですが、24年7月の大雨で川が氾濫し、梓川コースが通行止めになっていました。林道コースを行きます。

 

 

林道コースの途中、所々赤い水の場所がありびっくりしました。公害や生活排水とかではなくて、鉄分が赤くさびてこういう色になるそうです。

 

 

少し歩くとまたきれいな水になりました。さっきの場所だけだったんだ。

 

 

 

田代橋が見えてきました。これを渡らず右方向に行けば帝国ホテルですが、時間に余裕があったので田代橋を渡り、もう少し歩きます。

 

 

今度は梓川を右に見て歩きます。

 

 

■ウエストン碑付近 8月3日 15時頃

梓川が大きく蛇行しています。いい景色。

 

ちょうどそのあたり、ウエストン碑というのがあります。上高地を世に広く知らしめたウォルター・ウェストンを記念したレリーフだそうです。

 

 

ウエストンさんありがとうございました。こうして上高地を楽しめるのもウエストンさんのおかげです。

 

 

hiyoko「けっこう歩いたー! 今日はもうヤダー!」

 

 

ヘタレです。今日はこのくらいにしておきましょう。

 

 

■帝国ホテル 8月3日 15時半頃

帝国ホテルにチェックインします。

 

 

 


バリ2024_31 帰国

2024-09-03 21:25:35 | バリ旅行2024

Fukunosukeです。

 

 

散々垂れ流してきましたが、これで最終回です。

ジンバランの夜明けです。朝日はフォーシーズンズ・ジンバランの方がいいですね。まあ朝日も夕日もどっちも最高というわけにはいかないですね。

 

今日もいい天気です。

 

hiyoko「久しぶりのバリ。堪能したね」

 

大変のんびりしました。これ以上ここにいたら本当に社会復帰できなくなってしまいます。

 

朝食はメインダイニングで。やはり何を食べてもとても美味しい。クオリティが高いです。

 

 

バリスタイルのメニューの他、ビスクソース(だったか?)に浸したオムレツなんかもあります。

 

ミニワッフル。本当にミニで日本人にはありがたい。

 

最後の朝食を堪能して部屋に戻り、帰国の支度を整えました。

 

「オセワニナリマシター」

 

なんとホテルカーはBMWのiX。電気自動車です。バリでもとうとうこんな車が走るようになったのですね。

 

ングラライ空港までは30分。ジンバランは空港へのアクセスの良さがいいところ。

 

 

やっぱり最後まで飲んじゃうー

 

 

 

というわけで久々のただいまねねちゃん。

 

あれ、なんかよそよそしい。

 

1週間は長かったみたい。我々のことをよそ者扱いでした。

 

5年ぶりのバリ。感慨深かったといえばそうですが、いつも通りでした、という印象の方が強かったです。

でも、それでいいです。変わっていなくて良かったです。

 

以上、2024年GWのバリ記録でした。