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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

京都2009 摘み草料理の名店

2009-06-15 23:31:15 | 京都
hiyokoです。


というわけで、1日目のお昼はこちら、「草喰なかひがし」さんです。

って、なんだっけ?って言うくらい間が空いてしまいました
すみません、わからなくなってしまった方はまずこちらをご覧下さい。





京都の花背にあるお宿「美山荘」をこよなく愛するizolaちゃんが、
一度は来てみたかったと言う「草喰なかひがし」。
ご主人の中東さんは美山荘の先代の弟さんであり、かつて美山荘で
お料理を作られていたそうですが、その後独立し、こちらにお店を
構えられたそうです。


この2週間ほど前に美山荘に泊まっているizolaちゃん。同時期の
お料理の比較なども楽しみにしているもよう。



現在、京都で一番予約が取りにくいお店として知られる超人気店。
12時の開店と共に、一斉に店内に案内されました。


玄関を入るとすぐに12~3席のコの字型カウンターがあります。
2階はお座敷になっているようでした。


店内をぐるりと見回すと、カウンター内には紅殻の竈に羽釜、銅製の立派なレンジフード、
炭火焼の焼き場がデデーンとあります。

凛とした空気を感じます。でも温かい。ご主人のこだわりですね。い~い感じです♪


この後の行動を考え、お酒に弱い私達はお茶をいただきました。
え?私も弱いんですよ~。ホントだってば。

大文字焼きの絵柄のお茶碗が可愛らしい。


さて、いよいよお料理登場です!!



ご主人が一つ一つ説明をしてくださいました。
まずは八寸。端午の節句という事で、菖蒲とよもぎの葉のお飾りです。
いたどりの葉が敷かれています。



お料理は以下の通り
●こごみのお浸しのえごまかけ●おたふく豆とえんどう豆の塩焼き
●いたどりの穂先におぼろ昆布をまぶしたもの●いたどりの穂先の
煮汁を寒天で固めたもの●ぎぼしの味噌漬け●初鰹を山椒で炊いた
もの●小鯖寿司の粽●山葵の新芽と白いイチゴとタンポポの花
●根曲がり竹に花山椒を詰めたもの


えー、たぶんこれで間違いないと思いますが、何しろ初訪問の、最初
のお料理ということで、やや緊張気味。聞き取れないところもあった
かも・・・。izolaちゃんとの共同作業でした。(笑)


すべてのお客様それぞれに、ご主人が説明しながらお料理を出すの
ですが、白いイチゴのところで必ず「イチゴ白書をもう一度」とギャグを
言ってらっしゃいました。
思っていたよりずっと気さくな感じの方で、ちょっとホッとする私達。


八寸は、とにかくたくさんの素材が盛られ、一つ一つじっくり味わい
ました。野性的、、、という表現が合っているかどうかわかりませんが、
えんどう豆などはほぼ生でしたし、たんぽぽやいたどりなど、道端で
採れるような素材を、あまり手を加えずに一番美味しい形で出してくれる
という感じがしました。
それなのに洗練されているのがすごいところ。
いたどりは私は初めて知った素材ですが、関西以西ではわりとよく使う
もののようですね。


次はお椀
この朱のお盆がいいんですよねー。



絹さやと焼いた玉葱の白味噌仕立て。溶き辛子を乗せて。

この白味噌、昨年末に特別ルートで手に入れた大吟醸の白味噌と
同じようなお味がしました。やはり吟味された食材を使われている
のですね。当然の事かもしれませんが。


岩魚の塩焼きに骨酒をかけたものと、骨焼き。ネギ坊主を乗せて。
朝風という胡瓜は赤紫蘇とお味噌で。

元々、岩魚は好きなお魚ですが、これ、美味しかった!


お造りは鯉のぼりに見立てて。

鯉のお刺身。鯉の煮こごり。独活。大根おろしにのびるを混ぜる。
黄色い花はブロッコリ、ピンク(紫)の花は大根の花だそうです。


鯉の洗いというのはこれまでにも何度か食べたことがあり、苦手な
食材ですが、これは全くの別物。臭みが全然ありません。なんと
いうか、清清しい味でした。


炊き合わせ。
いたどり、山蕗、わらび、はちくだけ、琵琶湖の小鮎、木の芽。

山菜が満載。とってもとっても優し~いお味でした。


ここで、ちょっと慌しい雰囲気に。ご飯を炊き始めているのですが、「煮えばな」のご飯
がひと口ずつ振舞われます。一瞬を逃してはいけないので、ご主人の動きも速いです。



こちらが「煮えばな」。蒸らす前のリゾット状のご飯です。



わらびの牛肉巻きと、生アスパラ、木の芽、さやいんげん。

アスパラの生!初めて食べましたが、新鮮なアスパラならではですね。
牛肉がすごく柔らかくて美味しいんです~。


これは、ほうれん草・黄湯葉・椎茸・三つ葉のおひたし。

素材の風味を引き出す、強すぎないお出汁がいいですね。
お汁も飲み干しました。



ここで楊枝が出てきました。

実は絶妙のタイミング。沢山の野菜たちの繊維がけっこう歯の間に
挟まるのです。(笑)歳ですなー。


お食事にはお漬物、目刺し、ちりめんじゃこと葉山椒を炊いたの。

聞いてはいたけれど、やっぱりご飯が美味しい~!
この後、おこげもしっかりいただきました。写真撮り忘れ。残念!
ご主人、おこげを出すときに、「ハイ!フランス製のご飯」と。
その心は、「パリパリ」ですと。お茶目。


デザートは、ゴマとお豆腐のシャーベット、イチゴ添え。



はあ~、いただきました!ご馳走さまでした。
本来、日本人はこういうものを食べるように、長い歴史の中でDNA
に組み込まれて来たんじゃないでしょうか。
日頃、お肉やバターや脂ものをよくいただいているメタボな我が家。
たまにこういう自然の恵みをいただくと、身も心も癒されてホッと
している自分に気がつきます。

食事・食材の大切さを教えてくれる貴重なお店です。
またいつか、お邪魔したいと思います。

ま、そのためにはまず電話予約という関門が待ち受けていますが!


バリ2009(21):好きだバビグリン

2009-06-14 20:14:34 | バリ旅行2009
Fukunosukeです。



ジャティルウィを後にし、我々はお昼ご飯を目指します。時刻は2時。腹ペコです。
しかし、その我々の行く手を、何故かワンコが邪魔します。なかなかどいてくれない。

欠食児童を引率するマニックさん、ちょっと焦っているようです、、、。


マニック:「おいこら!どけちゅうねん!しばくで!」




と、思っていたら、マニックさん道に迷っちゃいました。

マニック:「ちょっとすんまへんな。バビグリン屋はどう行ったらええねん?」



そして今度は、(多分先ほど見た)お祭帰りの一群が、もの凄い大群で向かって
きます。本当に2~3分この状態で、我々は車を路肩に寄せて身動きとれず。

マニック:「こらあかんわー。かなわんなー」




やっとお昼ご飯のワルンにやって来ました。赤い米が特徴のバビグリン屋さんです。
※ あ、いまだに赤い米は何なのかよくわからないので、解説できません。


マニック:「ここやここ。みなはよ降り!」



へー。マニックさん曰く、美味しいんだそうですよ。

マニック:「ウマイでー。辛いでー」



バビグリン(ブタの丸焼き)は、解体されて、いつでも盛り付けOKになってます。

マニック:「どや。ぎょーさんあるやろ。何乗せてもえーんよ」



うまそーだなー(ヨダレ)。

マニック:「ほなワシ頼んどくさかい、席取っといてやー」




うぉー。出てきましたー。

マニック:「どや、どや! うまそやろ!」





あれ、なんだか視線が気になるなー。

マニック:「あれー、あかんわ。ワンコあっち行けやー」




ややややだよー。あ、あげないよー。

マニック:「しゃーないなーもう。目合わさんとき」



ここのバビグリン、ウブドの有名店イブオカより美味しかった!
マニックさん曰く、イブオカの場合90kg級のブタを使うのに対して、
こちらは50kg程の子ブタを使うとの事。そのため、イブオカより
油が軽く、肉も柔らかくジューシーなのだとか。

もう一度行きたくても、どう行っていいかわかりませんが、未踏の
人は行くべし。




ふぅ。1日ドライブを終えてプリ・ウランダリまで戻ってきました。
マニックさんどうもありがとう! 楽しかったー!

マニック:「どや! オモロかったやろ? 他にもまだええとこぎょーさんあるで。
      また行こなー」



補記:
 マニックさんは、こんなインチキ関西弁ノリの人じゃありません。
 もっと真面目で寡黙で親切ないい人です。


我々は、この後ウブドを後にして、ジンバランのフォーシーズンズへ移動です。



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バリ2009(20):あ、ジャティルウィって、、、

2009-06-13 09:16:31 | バリ旅行2009
Fukunosukeです。



我々はついに、本日の目的地ジャティルウィにたどり着きました。


バリの中西部は広大な穀倉地帯になっていて、とりわけここは見渡す限りの
棚田ヴューを満喫できるスポットとして知られています。


うわぁー。すごいねー。




ほら。野良ヒヨコもいるし。



これだけ大規模な棚田は、田植えも稲刈りも大変でしょうねー。


いよーし。見た見たー(←今頃『水曜どうでしょう』にはまり中)。


そう言えば、さっき“ブタ公”が「去年も来たろ」って言ってたなあ、、、。

   そうだっけかなー、、、。

     、、、あ、来てる来てる(笑)。なあんだ。

         去年ワカ・ランドクルーズで来たのはここだったのか!!


とは言え、昨年に比べると今年の方が天気がよく、絶景度合いは120%増です。
んー。やっぱりいいねぇ。




絶景ポイントのワルンで一休み。ふー疲れたねー。あちーよねー。




なんだかいい気分ですわ。のんびりします。




これ、ゆで卵。




しょっぱい。塩水につけて茹でるんだそうです。塩要らず。



豆腐屋さんが、豆腐を売りにきました。おじさん、ポリタンクから、
手づかみで豆腐をボールに移しています。うぇ~(汗)。

でもねー。ナシチャンプルについてくる、この豆腐の揚げたのおいしいんだなー。



不思議なトイレですよ皆さん。ひな壇になっていて頂上で用を足します。
そして振り返ると歯磨きセットが置いてあったりします。うっかりすると、
便器にためた水で顔を洗ってしまいそうです。窓にかけたタオルは、目隠
しか、手を拭くためか、、、。




意味もなく「へっへーんだ」 鯔&hiyoko軍団でパチリ。




ジャティルウィ。バリに行ったら、一度は行くべきスポットです。

                        あ、二度行ってもいいですよ。




マニックさんお腹すいたー。






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バリ2009(19):お祭遭遇

2009-06-12 07:37:13 | バリ旅行2009
Fukunosukeです。



ドライブの途中、お祭りをやっている村に出くわしました。

祭好きのオイラ(ウソ)とhiyoko(ホント)としては、これは
見逃せません。車を止めて、ブラブラお祭見物。



ここが集会場かな。サファリを着た男達がたむろしています。日本と同じで、
刺青にピアスにサングラスの地元のやんちゃ坊主みたいなのが、「俺の祭だぁ」
みたいな態度でふんぞり返っていたりしてます。



そう、バリの女性って、こういうことをするからか、姿勢がいいんですよね。



出店も色々あります。バナナやお芋の揚げ物屋さん。



hiyokoはすかさず、ピサン・ゴレンを一つ(10円)。
ハフハフいいながら食べています。



こういうおもちゃ屋さん。日本の縁日と一緒ですねー。 hiyokoは“アニキ”捜索中。



仔猫を発見。いくらだろう。



おお? いたみたいですよ、アニキ!




まだまだ人気があるみたいです。子供達にとって憧れの
職業なのだろうか。

鯔さんにそそのかされて、まみたさん一体購入。
名前はなんてつけたんだろう。



こっちのお店では、サイドカーアニキを発見。





白眉はこれ!(↓)

みんな、楽しげな顔をして首吊ってます(汗)。かなりシュール。




何だかなー。お祭見物って、こういうことをしたかったの?




お、ぶーたれていると、お祭らしく奉納芸能のバロンがやって来ましたよ。



バロンの後を、ガムラン隊が演奏しながら続いていきます。何か高まるぅ!


さあ、お祭はここから佳境に入ります!!!



、、、って、よく考えたらお祭見物はこれで終わりでした。なので、本格的な
お祭イベントは見ていません。先を急いでいたもので。スミマセン。





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バリ2009(18):ジャティルウィを目指す

2009-06-10 20:46:32 | バリ旅行2009
Fukunosukeです。


今日は、鯔さんチームと1日バリドライブ。鯔さんチームの
宿泊先のご主人(マニックさん)がドライバー兼ガイドです。



どうやら、今日は中西部を目指すそうです。



おー、棚田だねー。



収穫間近の水田に、お供え物をする女性。豊かな
実りに感謝します。今でも、生活の中に、こうした行事や
しきたりが習慣として根付いている。とても尊いことだと
思います。






餓死寸前のまみた嬢(ウソ)は、お供え物をおすそ分けしてもらいました(ホント)。




子供の頃。夏休み。田舎のおばあちゃん家。自転車の三角乗り、、、。あ、バリか。




田んぼの神様を奉るところかなあ。



車で走ったり、眺めのよいところは歩いたりしながら、
バリの奥地を目指します。

森の中を歩くと、そちら方面の先生であらしゃいます
鯔さんが、あらゆる植物について解説をしてくれます。
それまでは、「森のシルエット」としか映らなかった
植物が、次第にディテールを明らかにし、最後には、
木一本、草一本まで食べ物に見えてきます(笑)。




ほらね、例えばこれはバナナの木。の、え? 花? おしべ?


んー。鯔さんゴメンなさい。なんだか忘れちゃった。
試験には出さないで下さい。







「あー、ブタさんこんにちは。ここいらは何処だい?」




「何いってんだブー。おめさん去年も来たっぺよー」





えー? そうなの?






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