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ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

ひよこ劇場09バリ編7:悪事のわけ

2010-02-13 10:38:31 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



取り調べは、夜まで続いた、、、



ガヤガヤ、、、、がやがや、、、。




バリ介:「じゃあ、君たちは、村の長老がお金を集めろと言うから、
     みんなをだましてお金を稼いでいたっていうの?」

お嬢:「何でそんなにお金が必要なのよー」




偽バリ介:「んだー。なんでも、GWKのでっけえ大仏を作る金が足り
      ねぇんだと」

バリ介:「それって、大仏じゃなくてバリの神様の像でしょう?」

(注)バリでは、150メートルの巨大なウィシュヌ神の像を建設する予定
   でしたが、建設途中でお金がなくなってしまい、作りかけの像は
   GWK公園に野ざらしにされています。⇒GWKのサイト
   ホントの話です。さすがインドネシア。


お嬢:「だいたい、人からだまし取ったお金で神様の像を作ったって、
    ご利益ないわよ」





マカロニ:「あれ? 何だいありゃ」




マカロニ:「、、、」





ず、ずずっ、、、!

マカロニ:「お、動いた??」




一同:「!」



シュポ!

一同:「おー!」





長老:「これおまんら、何をしとるがぜよ」


偽バリ介:「ちょっ、長老!!」




お嬢:「あなたが長老さん!?」

長老:「そうぜよ」

バリ介:「なんで土佐弁なの?」




お嬢:「あんたが親玉ねー! 人からお金をだまし取っちゃダメじゃない!」




長老:「おチビさん何を言うとるがぜよ?」

バリ介:「偽バリ介達が、人をだましてお金を取ってるんです」




長老:「なんじゃおまんら、人をだまして金を集めちょったがや」

偽バリ介:「あわわわ、長老ごめんなさーい!」




長老:「こらもう、大ひよこ様にお出ましいただかんといかんぜよ」

バリ介:「だからー、その雰囲気だけの土佐弁はなんですか?」




長老:「大ひよこ様、出番ぜよ」



一同:「大ひよこって何だ?」

バリ介:「それより変な土佐弁が気になる」




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ひよこ劇場09バリ編6:偽バリ介お縄にかかる

2010-02-11 10:12:15 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。


だれも待っていなかった、シーズン2です。
※ シーズン1はこちらの目次から



(波の音)ざざーん、、、ざぱーん。




子:「きゃあ! 母ちゃん、バリに来たねー。お小遣い貯めてやっと来たねー」

母:「ホントねぇ。あんた一生懸命お小遣い貯めたものねぇ」





子:「きゃっきゃっ! で、母ちゃん、僕たちどこ泊まるのぉ?」

母:「あら、そういえばそうねぇ。どうしようかねぇ」

子:「どうしようかねー」




偽バリ介:「うぉーい。あんたらぁ! ホテル探してるなら、
      ええとこあっど」

母&子:「!?」




偽バリ介:「俺らバリ介&お嬢ってな、バリでは有名なのな。オレらの
      口利きなら何でも半額だ。ところでいぐら持ってんだ?」

子:「母ちゃんが毎月1500万円の小遣いをくれて、12億円貯まったよ」

母:「ユキヲは一生懸命貯めたのよ。褒めてほしいわ」

偽バリ介:「ぼんずは偉えな」







お嬢:「あ! いたいた! また悪いことしてるー!」

バリ介:「よーし。今度こそ捕まえるぞおー」

バリ介&お嬢:「こらぁ! ニセモノー!」





偽バリ介:「うわ! ありゃりゃ! 見つかったぁ!」

母&子:「? なになに?」





マカロニ:「おうおう! 今度は逃がしゃしねぇぞ!」





トメ吉:「君たち、もう観念しなさい」





お嬢:「捕まえたわよー!あんたたちただじゃ済まないわよー!」





偽バリ介:「あわわわわ! もうダメだぁ~」



シーズンが変わった途端、あっさり捕まる偽バリ介&偽お嬢であった。



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ひよこ劇場09バリ編5: なんと中途半端な

2009-08-30 20:43:26 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



バリ介:「よーしみんな! 男爵さんの敵討ちだ!」

一同:「おー! こうなったらやけくそだー」





ワイワイ! ヨイショヨイショ!





マカロニ:「まずはお前ら雑魚からだ!」

(ドカーン!)

偽バリ介&偽お嬢:「きゃー!」






バリ介:「そしてオマエはこうだ!!」

(ワイワイ! ワイワイ!)

巨人:「きえぇぇぇ!」






バリ介:「これでいよーし!」







偽バリ介:「くっそぉー! まーたやられた!」

偽お嬢:「いたーい」







お嬢:「あ! あいつら、もうあんな所にいる!」


偽バリ介:「やーいやーい!」






バリ介:「また逃げられちゃったねー」




 ...
   ...
     ...






トメ吉:「さあさあ、戦も済んで、みんなお腹減ったで
     しょう。バクソをご馳走しますよ!」

お嬢:「わーい! お腹すいたー」






マチコ:「あらー、トメ吉さんのバクソ久しぶりぃ!」

マカロニ:「トメ吉アニキはなぁ、香港で汁麺マスターの称号をもらった
      んだぜ、まったく大したアニキだよ」






お嬢:「それにしても、あのニセモノ達、どういうつもりなのかしら」

バリ介:「うん、何でまた僕達をやっつけに来たんだろう」






カハラ:「みなさん、本当にありがとうございました」

男爵:「ご迷惑をおかけしました」

マチコ:「あらー、面白かったわよー」






「.........」





偽お嬢:「むむむむむぬぬ(怒)!」




「ひよこ劇場09バリ編 シーズン1」
   写真素材不足によりいったん終わり。


お話の決着がついていないので、日を改めてシーズン2再開予定。





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ひよこ劇場09バリ編4: 男爵散る

2009-08-24 21:39:08 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



お嬢:「~というわけで、この人たち、危機一髪だったのよー」

一同:「へー、ふーん」




お嬢:「だけど、“ライステラスは宅地造成が目的”
    なんて、なかなか騙されるもんじゃないわよー」

バリ介:「まあそうだけど、うまくやられちゃったのさ」




お嬢:「そうね、バリは初めてなんだし、仕方ないかもねー」

カハラ:「ウチのダーリンは、育ちがよくって、人を疑う事を知らないんです」

お嬢:「へー、セレブなんだぁ。カハラちゃん玉の輿ねー」

バリ介:「お嬢、率直すぎるよ」




 ...
   ...
     ...


「ウワッハッハッハ!」








偽バリ介:「やーいやーい! ばーか! お前達なんか、やっつけちゃうぞ!」

偽お嬢:「ちゃうぞー」




偽バリ介:「どうだ! 巨人だぞー。ぶっ飛ばしちゃうぞー。
      ゲロ光線だビー!」

偽お嬢:「ちゃうぞー」



バリ介:「あ! あいつら! あんな大きいの連れて、ずるいぞー!」

お嬢:「卑怯ものー!」



男爵:「ユーたち! よくもミーを侮辱してくれたね! 許さないぞ!」



男爵:(たたたたっ!)

カハラ:「ダ、ダーリン!」



男爵:(たたたたっ)
   「こらー! 勝負だー! うぉー!」





  ダーン!

    ドカーン!

       ジャボーン!!

         (どうやら男爵はやられているらしい)










男爵:「あああぁぁぁ!」

偽バリ介:「やーい。バーカ」





カハラ:「ダーリン!」



  ドパーン!

    (カハラが飛び込んだらしい)




カハラ:「大丈夫!?」

男爵;「◎■※△×+!!!」




カハラ:「ダーリン!!」

男爵:「うーんうーん」




カハラ:「みなさんお願い! あいつらをやっつけて! もう許せない!」

バリ介:「あれ、義理もないのに、うむを言わせぬ展開ですねぇ」



その5へ続く


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ひよこ劇場09バリ編3: 悪いやつら

2009-08-22 01:13:32 | ひよこ不条理劇場
Fukunosukeです。



男爵:「んー。これがバリ名物のライステラスですかー。ビュリホー」



カハラ:「すごい!段々になってるー! ハワイのパイナポー畑だって
     こうはいかないわ!」






男爵:「いやあ、バリ介さんのおかげで素晴らしいものを見られました」


偽バリ介:「なーんも。とごろで、おめさあれ、なして段々になってか
      知ってっか? あれはな、将来、宅地にして売る時に便利な
      様に、最初っから段々にしてんのぞ」

男爵:「え? そうなんですか?そりゃ知らなかったなー」



偽バリ介:「んでな、ここはもうすぐ『希望が丘』ちゅー住宅地になって、
      サラリーマンのベッドタウンになるのさ。だがら、今この土地を
      買っとくと、後で大儲けできるのな。少なくとも20倍だ」

男爵:「ほぅ。それは耳寄りの話ですね」



偽バリ介:「だけどもよ、インドネスアでは、外国人は土地買えねのよ。
      んでもな、男爵さ、大儲けの話に興味があるならば、オラに
      金預けてくれれば、バリの友達に頼んで土地買わせっけど、
      どうだ? 一割の礼金を渡せば、後の儲けは全部自分のもんよ」





男爵:「リアリーかい!? それはいいですねぇ。乗りましょう。いくら
    用意すればいいですか?」

偽バリ介:「いぐらあんだ? まあみんな、最低でも1億円からだな」

カハラ:「ちょ、ちょっとぉ」

男爵:「大丈夫だよハニー。僕らもひとつ別荘を建てようじゃないか」

偽バリ介:「さっすが男爵、話が早え。その帽子伊達ではねな」




カハラ:「ねえーだめよー。よく考えてからにしましょうよー」

男爵:「カハラちゃんは臆病だなー。バリ介さんに任せれば大丈夫だよ」





ガヤガヤ、

   ガヤガヤ、、、






お嬢:「あー、『バリ介』とか言ってるぅ。あいつらじゃないのー!」

バリ介:「うん、そうだそうだ!」





お嬢:「こらぁ! ニセモノー! 見つけたわよー!」





男爵&カハラ:「!?」

偽バリ介:「うへっ! ほ、本物かぁ!?」

偽お嬢:「ホンモノダー!」





偽お嬢:「ニゲロー!!!」


偽バリ介:「へーん! お尻ペンペーンだぞなもし」

お嬢:「あー! コラっー!」





バリ介:「うわー。行っちゃったよ。逃げ足速いなー」

お嬢:「何あれー! あたしあんなにブサイクじゃないわよー」

男爵&カハラ:「?????!」




バリ介:「ども。バリ介&お嬢です。さっきのは僕たちのニセモノです」

お嬢:「そう。お嬢はもっとかわいいの」

男爵:「に、ニセモノ?」




カハラ:「どうりでねー、うさんくさいものー。これがダーリンの言う
     有名な“バリ介&お嬢”なの?って思ったわよー」

お嬢:「ちがうのよ。お嬢はもっと都会的なレディなの」

男爵:「だ、騙された? ミーが?」





お嬢:「ほらー、やっぱり退治に来といてよかったじゃない」

バリ介:「そうだねー。でも逃げられちゃった」

お嬢:「また出てくるわよ」





その4へ続く


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