福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

佛教人生読本(岡本かの子)より・・その15

2014-02-21 | 法話
第一五課 無駄 「自分がいくら骨を折って行やっても、することなすことみな無駄になる」  苦学をして勉強していた一青年が、こう歎じました。実際彼が骨を折ってなしたことがみな無駄だったように見えました。彼はすっかり懐疑家になり、しばらく呆然ぼんやりとして暮していましたが、反撥心を起して、こう言いました。 「こうなったら、もう自暴やけだ。今度は逆に、無駄なことばかりしてやろう」  青年はそ . . . 本文を読む
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説法明眼論・・・その6

2014-02-21 | 諸経
・表白品第十二 三宝ノ境、同別住持ノ仏ヲ表白シ、先ツ修善ノ体ヲ讃シ、次二施主ノ意ヲ歎ス。聖霊は菩提ヲ成シ聴衆の願成就ス 法界ノ衆二廻向シ、諸天は威光ヲ増ス。 次二願文有り之ヲ読ム可シ。 ・釈法身品第十三 此ノ品二付テ十文段有リ ー者法ノ邪正ヲ辨ス 小乗外道ノ法ヲ倶二名テ邪法ト為。大乗了義ノ法、是ヲ名テ正法ト為。小乗外道ノ法ノ仏法二相似タルコト、讐ハ鑞鉛色ノ能ク銀屑二比シ、銅鐘形ノ少シク黄金二 . . . 本文を読む
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飯館村の人たちの炊き出し

2014-02-20 | 法話
飯館村の仮設暮らしの人たちが大雪で立ち往生した車の人たちに炊き出しをしたというニュースが流れていました。苦労している人は人の痛みがよくわかるのです。四国遍路で托鉢しながら回っているお遍路さんと話したことがありますが立派なうちほど喜捨はしない、むしろ粗末なおうちに住んでいる人の方が喜捨をしてくれるといっていたことを思いまdします。立派なうちに住んでいながら喜捨もできないような人たちは現世で福分を使い . . . 本文を読む
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佛教人生読本、(岡本かの子)より・・その14

2014-02-20 | 法話
・・・白血球というものは、悪い黴菌が潜入するとき血液内に待受けていて喰い殺す役目を勤める肉体の保護者です。私たちはそれが居るとは知らずに、血液を浄化されています。私たちは菩提心ありとは知らずに、心の清純を保たされています。・・・ . . . 本文を読む
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中臣祓抄

2014-02-20 | 法話
吉田兼倶の中臣の祓の講義ノート。「・・・人々一念不生のときは煩いなし、一念迷頭するときに八万四千の毛頭の根がむすほれて災いともなり病ともなる・・・吾国は日神のつかさどります故に日本といふ、・・千界の源・万国の本は吾国なり・・」 . . . 本文を読む
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説法明眼論・・・その5

2014-02-20 | 諸経
説法明眼論・・・神分品第十一(続) 是のゆえに愚痴に十種の不浄あり。 一者身不浄ナリ。上品清浄ノ仏性ノ律儀ヲ慣不。其ノ身生死ノ泥中二在リ。故二身不浄ナリ。 二者ロ不浄ナリ。上品ノ真如蔵性ノ誠言ヲ説カズシテ徒二煩悩戯論之雑言ヲ説ク。故二口不浄也。 三者意不浄なり。自性清浄ノ心体ヲ知ラズ。妄想不浄之諸念ヲ起ス。故二意不浄也。 四者行不浄なり。根本智ノ大地二遊行シ乍ラ六道輪廻之稿土二遊フト謂ヘリ。故 . . . 本文を読む
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四国31番竹林寺では50年に一度の御開帳があります

2014-02-19 | おすすめ情報
四国31番竹林寺では50年に一度の御開帳があります。 . . . 本文を読む
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佛教人生読本、(岡本かの子)より・・その13

2014-02-19 | 講員の活動等ご紹介
第一三課 憂鬱と笑い  憂鬱のときは、兎に角笑ってみましょう。笑えなくとも勇気を出して笑ってみましょう。  形に心はついて来ます。笑って、笑って、笑ううちに、笑いについて憂鬱がとけて来ます。一種の生理的作用でもあります。  私たちの心理と生理作用には、必ずその仕掛けが秘ひそんでいるはずです。  笑ってから、さて、おもむろに手段を考えましょう。(これがなかなかいざというときにできないので . . . 本文を読む
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説法明眼論・・・その4

2014-02-19 | 諸経
説法明眼論・・・神分品第十一 此について五種の別あるべし。 一、勧請神分   必ず須く権実の諸神を勧請し奉るべきが故なり。 二、除障神分   守護神の念力によって天魔の障碍を除くべきが故なり。 三、顕本神分   修善の力によって本地を顕し威光を倍増するが故なり。 四、和合神分   本跡の和合に依って二世の悉地を満足すべきが故なり。 五、供養神分   以前の四種によって諸天竜神等をして喜ばしめて供 . . . 本文を読む
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チベット焼身自殺者の遺灰のみ還した中国

2014-02-18 | れわれはどこから来たのか われわれは何者
チベット焼身自殺者の遺灰のみ還した中国の記事がありました。 . . . 本文を読む
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説法明眼論・・・その3

2014-02-18 | 諸経
説法明眼論・・・その3 ・開眼論 三二ハ絶想開眼ナリ。此レハ頓悟ニ約ス。南天ノ祖師ハ心ヲ以テ心ヲ伝フ。若シ念想ヲ断ズレバ更ニ煩悩ナシ。若シ本心ヲ見レバ純ラ是レ菩提ナリ。本無明無ク本煩悩ナシ。唯是一心ナリ。唯是菩提ナリ。心外ニ法無ク、法外ニ物ナシ。萬法ハ唯心ナリ。萬法ハ菩提ナリ。南天ノ相樹ハ本、仏性ナシ。煩悩ハ菩提ナリ。悉ク是レ相樹ナリ。若シ有智ノ人、此ノ開眼ヲ用レバ眼目ノ朗ラカナルコト日月ノ天ニ . . . 本文を読む
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福聚講今日の言葉

2014-02-18 | 法話
「戦争で足を失った。子供も失った。戦地から帰還した夫は足のない私を見て去った。自殺しようとした。しかし父から『お前が生きているだけで自分が助かる』といわれた。伯母が聖書をもってきた、読んでいるうち『世の友は私を捨てるとも神は愛なり、顧みてくださる。』という言葉があり、『こんな者でも助けてください』と祈ったら、朝の太陽が温かく感じられた。そして伝道するようになり、ついに教会を作った。」(平成12年4 . . . 本文を読む
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佛教人生読本、(岡本かの子)より・・・その12

2014-02-18 | 法話
第一二課 衣食住  仏教を非常に消極的なものに考えて衣、食、住のごときも貧弱一方にするのが功徳のように思っている人があります。これは誤っています。むろん奢り贅沢はいけませんが、身分不相応な切り縮め方をして、子供や使っている人を、営養不良色にして得意になっているのは、これまた贅沢の一つです。吝嗇贅沢といいます。  一口にいえば、適時、適処、適事情の三つの条件に当てはまるのがよろしいのです。 . . . 本文を読む
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佛教人生読本、岡本かの子・・その11

2014-02-17 | 法話
第一一課 世の中  捨ててみて、はじめて拾える世の中。皮肉な世の中。そのときは、もう自分で拾うのではない、寄ってたかって人が拾わせるのです。そのときは、もうたいして自分には興奮もない世の中ですが、その代り、失墜の心配もない。たいして得も取らせなければ、たいして損もさせない世の中です。  だが、そうと判ってみれば、今度はなかなか面白く眼に映る世の中。  誰かの句に、 身を捨ててまた身を . . . 本文を読む
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説法明眼論・・・その2

2014-02-17 | 諸経
説法明眼論・・・その2 ・開眼品第十 若し佛菩薩ノ像乃至人天ノ絵像、木像ヲ讃嘆センニハ必ズスベカラク五種ノ開眼ヲモチフベシ。ソノ五種トハ、 一ニハ入理開眼なり。此ハ三乗ノ権教門二約ス。マサニ知ルベシ、彼ノ教ハ理体ニ約スルニアラズ、仏性ヲ見ルコトヲ得ズ、コノ故二諸ノ経論二在在所所二 真如ヲ明ラカニセント欲セバ如来ノ蔵ノ性は凝然トシテ常住ナリ。理事ハ格別ナリ。事の諸法ヲ破シテ理ノ佛性ニ入レバ無明 . . . 本文を読む
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