太上感応篇(道教の経典。南宋 の李昌齢 が太上老君 (老子) のお告げをまとめて編んだ)
「・・・夫れ心に善を起こせば、善いまだつくらずと雖もすなわち吉神すでに之に随う。或は心に悪をおこせば悪いまだ作らずといえども而なわち凶神すでにこれに随う。其れかって悪事を行うこと有と雖も、後に自ずから改め悔いて諸悪莫作、衆善奉行(すれば)、久しくして必ず吉慶を獲、所謂禍を転じて福となすなりと。故に吉人善を語り、善を行う。一日ごとに三善あれば三年にして天必ずこれに福をくだす。凶人は悪を語り、悪をおこなう。一日ごとに三悪あれば三年にして天かならず之に禍をくだす。なんぞ勉めてこれを行わざる。」