福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は宮中で最勝講が始められた日

2024-05-07 | 法話

今日は宮中で最勝講が始められた日

「公事根源・五月」「最勝講 まずかねて日次を定めらる。四箇の大寺(東大・興福・延暦・園城)の僧の中に稽古の聞へあるを選びて定む。道義・講師・聴衆などあり。最勝王経を清涼殿にて講ぜらるるなり。其の儀式など委し記すに及ばず。此の事、一條帝の御宇寛弘の比より始まる、あるひは長保四年より始まるとも申す也(注1)。後朱雀院の御時にや生身の四天王、道場に現ぜさ給ひける(注2)より必ず四天王の座を敷かれ侍るなり。五日の間の儀式日毎に同じ。結願の日、行香の禄あるべし。」

 

(注1)「初例抄・最勝講」「一條院長保四年1002五月七日之を始行さる。最勝講方講人沙汰是者頭奉行すべきなり。御本尊、中尊釈迦、脇士毘沙門吉祥。或は寛弘七年1010之を始む云々」「権記・長保四年五月」「七日壬寅、始めて最勝講を行ふ」

 

(注2)「古事談・僧行」に「最勝講の事。道場内に四天王座を儲けらる事は後朱雀院の御時、長久頃、最勝講に源泉僧都説法殊勝 此の時四天王道場に現る。天皇の外餘人之を見ず。此に依りて源泉に勧賞し當座法印に叙せられ畢んぬ。其の後四天王座に儲らる也云々」

 

 

 

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