福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は高野聖の祖・蓮待上人遷化の日

2024-06-07 | 法話

 

高野春秋・「(承徳二年1098戊寅)六月七日、()待師、服を樹下に整へ西方を向て定印を結び佛號(南無三身即一阿弥陀如来、南無弘法大師遍照金剛菩薩)を唱へ、安祥として寂す。香気芬馥、結縁の人群参焉。」

蓮待は、平安後期の真言僧。高野聖の先駆。仁和寺で修学したのち,金峰山で塩穀を断つ苦行に励み,次いで高野山に入った。久しく諸国を遍歴し,晩年病んで聖地で入滅すべく再び高野山に戻る。極楽・兜率天いずれに往生してもよいと語り,常に法華経を誦していたという。遺骸を原野に棄置して鳥獣に施すことを願ったが許されず,故郷土佐に向かう途中没。石蔵上人。「南無大師遍照金剛」という大師宝号を最初に唱えた。

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